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【逃亡者カルロス・ゴーン1月31日〜2月17日まとめ】ゴーン関連の情報がめっきり少なくなりました!・・ゴーンが逃亡した「レバノン」のヤバすぎる現状・・ゴーン被告疑惑を本格捜査へ 仏当局、ルノー資金巡り

【逃亡者カルロス・ゴーン1月31日〜2月17日まとめ】ゴーン関連の情報がめっきり少なくなりました!・・ゴーンが逃亡した「レバノン」のヤバすぎる現状・・ゴーン被告疑惑を本格捜査へ 仏当局、ルノー資金巡り

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共同通信・1月31日12:02配信【ゴーン容疑者逃亡の事前相談否定 弘中弁護士「全くあり得ない」】

前日産自動車会長カルロス・ゴーン容疑者の弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士は31日、報道陣の取材に対し、ゴーン容疑者と逃亡を手助けしたとされる米国人の男が、弘中氏の事務所で事前に相談した疑いが持たれている点について「全くあり得ない」と反論した。

東京地検特捜部は30日、犯人隠避などの疑いでグリーンベレー元隊員マイケル・テイラー容疑者と息子ピーター・テイラー容疑者ら3人の逮捕状を取った。

地検はピーター容疑者が昨年7~11月、弘中氏の事務所でゴーン容疑者と複数回面会していたと明らかにし、「逃亡の相談以外に考えられない」との見解を示していた。

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Bloomberg・2月12日10:45配信【ゴーン被告側が逃亡以来初めて日産と対峙-オランダの法廷で裁判開始】

(ブルームバーグ): 日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告の弁護士は10日、昨年末の同被告の日本脱出劇以来初めて、アムステルダムの裁判所で日産側と対峙(たいじ)した。

ゴーン被告は日産と三菱自動車が共同出資するオランダの会社から不当解雇されたとして1500万ユーロ(約18億円)の賠償金支払いを求める訴訟を昨年起こしていた。

10日の審理で同被告の弁護士は、不当解雇につながったとする2019年3月の内部ガバナンス(企業統治)報告に関する文書の公開を求めた。

ゴーン被告の弁護士は、報告作成のために使われた文書は日産と仏ルノー、三菱自での経営トップの座から同被告を更迭する根拠とされたものであり、この訴訟に必要だと訴えた。ゴーン被告は出廷せず、逃亡先のレバノンにとどまっている。

日産側の弁護士はゴーン被告の解雇について、日本での長期勾留などを含む多くの要因により正当化されると主張。被告に不正に支払われたとする780万ユーロについて詳述し、返還を求める考えを示した。

原題:Ghosn Faces Nissan in Dutch Court for 1st Time Since Escape (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

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motorsport.com 日本版・2月12日17:07配信【日産自動車、保釈中に海外逃亡したカルロス・ゴーン被告に対し、100億円の損害賠償を請求】

日産自動車は、同社元会長のカルロス・ゴーンに対して、100億円の損害賠償を請求したことを発表した。

金融商品取引法違反等の罪に問われ、東京地検に逮捕・起訴されているカルロス・ゴーン。同氏が会長を務めていた日産自動車は、2月12日付けでプレスリリースを発表。ゴーン氏の長年にわたる不正行為により発生した損害を取り戻すべく、100億円の損賠賠償を求める訴えを起こしたことを明らかにした。

プレスリリースによれば、今回の賠償金額は、下記をはじめとする損害を算出したものだという。

・CEOリザーブによる不正支出、海外の住居の無償使用、姉に対する支払い、レバノンの教育機関への寄付、レバノンの弁護士への支払い、コーポレートジェットの私的利用等

・同氏による不正行為に関する内部調査に要したリソース

・日本、米国、オランダおよびその他地域で発生した当局調査対応等の費用

ゴーン氏は保釈中でありながら、自身の母国レバノンへと不正に逃亡。現在もレバノンに滞在中であるとみられている。日産としてはこの逃亡を受け、ゴーン氏への損害賠償請求など、責任追及の動きを強化していくとしている。

また、ゴーン氏がレバノンで行なった会見で語られた内容は「根拠のない名誉を毀損する発言」だったとして、別途法的な手続きを取る権利を留保するともしている。

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東洋経済オンライン・2月17日5:25配信【ゴーンが逃亡した「レバノン」のヤバすぎる現状】

カルロス・ゴーン元日産会長が、自らの「母国」に逃亡してから約2カ月。ゴーンは、2022年ごろ引退した後、コンサルタントとして世界中の裕福な顧客を相手に商売する未来を思い描いていたが、そううまくいきそうもない。それどころか、実際には四国の半分程度の大きさしかない国を出られないまま一生を終える可能性もある。

しかも、目下レバノンはまさに崖っぷち状態にある。レバノンに住むエコノミストで弁護士のカリム・ダーハーに言わせると、「デフォルトまで秒読み状態」だ。レバノンは3月9日までに返済期限を迎える債務12億ドルを抱えており、目下の焦点は求められている利息を無事に返済できるかどうか。大手格付機関は債務不履行の可能性も鑑みて、相次いでレバノンの国債格付けを引き下げている。

一部ではロシアによる救済も取り沙汰されているが、レバノンの有力シンクタンクの1つクルナ・イラダは、レバノンの財政はもはや壊滅的で一刻も早く債務不履行を経て、一大リストラを敢行しなければいけない状況にある、と訴えている。

「多くのエコノミストは口をそろえて、レバノンの現在の状況は過去に債務不履行に陥ったアルゼンチンやギリシャ、アイスランドなどと比べてもはるかにひどいと言っている」と、レバノンの有力シンクタンク、クルナ・イラダのポリシーディレクター、シビル・リスク氏は話す。「この国は今すぐにも債務不履行に陥るかもしれないうえ、ベネズエラのように貨幣価値が急落してハイパーインフレに襲われ、失業者があふれ、預金封鎖に至るかもしれない」。

「いずれにせよレバノンは、年内に債務の金利40億ドルを支払わなければならないのに、ドル建ての外貨準備高は100億ドルしかない。この外貨準備はレバノンの生命線だ。レバノンは製造業も輸出も盛んでない一方、輸入額は大きい。ドルが底をつけば、即座に食料や衣料品が不足することになる」(リスク氏)

■かつては「中東のパリ」と呼ばれたが…

「中東のパリ」と呼ばれるレバノンはかつて活気にあふれていた。が、いまでは人々が夜な夜な集まったクラブやレストランには誰もいない。昼間にもかかわらず、通りにも人はまばらだ。国立競技場を当初デザインしたザハ・ハディット氏がデザインした高級ショッピングモールにいたっては恐ろしいほどガラガラである。

長年の失策と縁故主義による癒着もあり、公的債務額はGDPの152%に上るなど、レバノン経済は厳しい状況にある。カーネギー研究所の最近の調査によると、レバノンの人口の40%以上が間もなく貧困ラインを下回り、多くの人が中流階級から転落する可能性があるという。ダーハーによると、「法学生の40%が今年授業料を支払うことができない状態」だ。

レバノン人のディアスポラはかつて、海外で稼いだお金をレバノンに送金した。外国人投資家は、レバノン中央銀行が提示する非常に高い金利や、ベイルートで加熱する不動産市場における不動産価格の上昇を享受することができた。

しかし現在、こうしてレバノン経済を「支援」してきた人たちが次々と、自らのドルを引き出している。国の経済状態、シリアの内戦の影響、イランとアメリカとの間の戦争のリスクを恐れ、海外に住んでいるレバノン人は自らのドルは母国ではもはや安全ではないと考えているのだ。そのため、国の外貨準備は縮小している。

レバノン・リラも急落している。銀行は1500レバノン・リラを1ドルで両替しているが、街の両替商のレートは2300レバノン・リラで1ドルだ。ドルが非常に不足しており、ほとんどの銀行は1週間の引き出し上限を200ドルに制限している。

こうした行為は、財産権の侵害にあたる。「銀行がやっていることは違法だ。第一に、裁判所はレバノンの人々が預けたドルを返還するように銀行に命じることができる。そうなると、銀行は破綻を余儀なくされる。しかし、裁判所はそうしない。これによって銀行ではなく、人々が破産に追い込まれている」と、アラブ経済学者協会の会長サミル・アイタは説明する。

他国政府や金融機関は、NGOトランスペアレンシー・インターナショナルによる腐敗指数で138位のレバノンを財政的に支援することにうんざりしている。

「レバノンの政治家がプライベートジェットでパリに到着後、経済的支援を求めるのを見ると、少しうんざりする」とそっけなくコメントするのは、フランスとレバノンの外交関係者であるフランスの官僚だ。

レバノン政府は昨年9月30日、ドルでの輸入を石油、小麦、医薬品に制限することを決定した。これは、国が現在輸入する品目を必需品に制限しているからであり、必需品以外は輸入できないことを意味する。車を輸入するだけでも困難になっている。

レバノンが経済的地獄へと転落したことは、同国の銀行システムを使用して必需品を輸入してきた隣国のシリアの状況が劇的に変化していることも意味する。「シリアでは間もなく飢餓も起こるかもしれない」と、アイタは警告する。

■国民にとってゴーンは「腐敗の象徴」

経済の急速な悪化は、レバノン人にとって恐ろしいものだ。レバノン人は、歴史上何度も極度の貧困に苦しんできた。20世紀初頭にゴーンの祖父であるビシャラ・ゴーンがブラジルに逃亡せざるをえなくなったのも貧困が原因だ。ベイルートから車で30分のところにある彼の出身地、マウント・レバノンは、これまで人類史上最悪の飢餓の1つを経験している。

1975年に内戦に入ったとき、レバノンは再び困窮した。当時、ゴーンは21歳。「1975年の内戦は基本的に、非常に裕福なキリスト教徒と、パレスチナ人を含む非常に貧しいアラブ人との間の格差が原因で起こった。若く裕福な私の元妻が馬に乗っていると、彼女が馬に与えようとしている砂糖を掴み取ろうと子供たちが彼女に向かって走ってきたそうだ」と、アイタは打ち明ける。

当時も今も、ゴーンの出身地である裕福なマロナイト派キリスト教徒の社会と、貧しいイスラム教徒のアラブ社会の間には、同じ敵意が深く横たわっている。「口座保有者の1%がレバノンの預金の60%を保有している」と、アイタは主張する。

レバノンでは、人口約600万人に対し、受け入れた難民の数は100万人以上に上る。こうした中、ゴーンはエリート層の腐敗の象徴と目されている。彼が住む家から800メートル離れた殉教者広場に集まるデモ隊は、ゴーンについて意見を求められると、「彼は泥棒だ」と答える。ゴーンが“余生”を送ることになったレバノンは、ゴーン同様これから何が起こるかわからない。

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共同通信・2月20日5:54配信【ゴーン被告疑惑を本格捜査へ 仏当局、ルノー資金巡り】

【パリ共同】フランス検察当局は19日、自動車大手ルノーの前会長カルロス・ゴーン被告が会社資金を不正使用した疑惑に関し、会社資産乱用や背任などの疑いが強まったとして、より権限のある予審判事に捜査の指揮を委ねたと発表した。捜査は着手から約1年を経て本格化する。

発表によると、犯罪の疑いがあるのは、ルノーから中東オマーンの販売代理店への不審な支払いや、ルノーと日産自動車の企業連合統括会社が被告の個人的利益のために行った疑いのある「数百万ユーロ」の支出。乱用した会社資産に関してマネーロンダリング(資金洗浄)を行った疑いも指摘した。

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国外逃亡を果たしたゴーン被告ですが、日本の捜査機関もお手上げというところでしょうか。

逃亡後は人質司法が云々と日本の司法の在り方が議論されることが多かったようですが、逮捕?身柄拘束?と縁のない国民からするとその議論は問題のすり替えに聞こえたのでは?

確かに、過去には検察による強引な捜査で多くの「冤罪事件」が発生しました。

検察が思い描いたストーリーどおりに調書を作り上げて行く手法。

しかし、近年は多くの経済事犯や政治事犯については逮捕と同時に優秀な私選弁護士が専任され弁護を担当します。

30年前、20年前、さらには10年前の取り調べとは全く状況が変わって来ているということです。

もっと言うならば、金を持っている者は優秀な弁護士(無罪請負人)を雇えるが、普通の者には優秀な弁護士を雇うことなど出来ません。

地獄の沙汰も金次第ということです。

そのことは検察も十分に分かったうえでの逮捕。

「罪を犯していない者、もしくは一点の曇りもない者を無理やり逮捕することは限り無くゼロに近いのでは?」「ゴーンは何か悪いことをしたのかもしれない」と多くの国民は考えたのではないでしょうか。

ゴーンが無罪を訴えるのであれば、せめて一審判決までは必死に戦うべきでした。

いくら綺麗事を並べても、一審判決も受けぬまま国外にトンズラするなんて問題外。

一審判決後に司法の在り方について議論が沸き起こるのであれば分からんでもないが、保釈まで認められ拘禁生活を免れたくせに逃亡先での会見で嫁に会えなかったなどと訴える様は到底理解し難い。

他国の支援協力が得られなければおそらくゴーンが日本の法廷で裁かれる日は来ないと思う。

本来、ゴーンは日本の法廷で白黒をつけるべきではあるが、ボク出来にはゴーンみたいな奴はたとえ法廷であろうが二度と日本の地を踏んでほしくないと思う。

さらに、ゴーン逃亡に関与した者や関係が疑われる組織については入国拒否は当たり前。

レバノンについてもどのような形であれ、日本国民から得た血税が1円たりとも使われることなどないようにすべき。

レバノンに対し未来永劫支援などする必要などないと思う。

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国外逃亡を果たしたトンズラゴーンのその後!ゴーン前妻を金で口止め!世界を股に証拠隠滅!! キャロル夫人とは何者か・・仏政府、ゴーン被告捜査強化へ-ベルサイユ披露宴やオマーン資金巡り・・ゴーン容疑者に逮捕状 レバノン逃亡、出入国管理法違反 協力の3人も・東京地検

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【ゴーン関連・過去記事一覧】

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ヤフーニュース・森本紀行 HCアセットマネジメント株式会社・代表取締役社長・1月23日配信【ゴーン氏が工夫を凝らした繰延報酬に開示義務はあったのか】

日産自動車は、1月16日に、東京証券取引所に「改善状況報告書」を提出し、その内容を公表しました。ゴーン氏の不正行為とされる事案については、少なくとも現時点での状況を鑑みる限り、この報告書以上の情報が公になることはあり得ませんから、その範囲内で、改めて、ゴーン氏は自らの報酬について有価証券報告書への虚偽記載を指示したのか検討してみましょう。

《ゴーン氏の三つの不正行為》

日産自動車が公表した「改善状況報告書」には、ゴーン氏の犯した三つの不正行為、即ち「(1)長年にわたり、開示される自らの報酬を少なくするために、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたという不正行為、(2)目的を偽って、私的に当社の投資資金を支出するなどした不正行為、(3)その他、私的な目的で当社の経費を支出するなどした不正行為」が挙げられていますが、いうまでもなく、最大の論点は(1)の有価証券報告書への虚偽記載です。

検察および日産自動車の主張は、ゴーン氏の明確な指示により、有価証券報告書に実際の報酬額よりも少ない金額が記載されており、そこには報酬額を偽る悪意があるのであって、「金融商品取引法」に違反するというものです。しかし、ゴーン氏は真っ向から反論していて、記載内容は適法であったとしています。

《事案の要点》

本件は、ゴーン氏の国際的な知名度の高さ、検察が逮捕と長期拘留という極めて強硬な態度に出たこと、日産自動車と大株主ルノーとの微妙な関係、日産自動車の経営内紛の憶測など、著しく派手な外貌を伴って登場し、挙句の果てには小説よりも奇なるゴーン氏の海外逃亡というおまけまでついて、世界的な重大事件のように見えていますが、実のところ、社会的に重要なのは繰延報酬の処理に関する微細な技術論だけであって、その余は日産自動車の純然たる社内問題です。

さて、要点を報告書から引用すれば、「ゴーン氏は、開示される自らの取締役報酬の金額を減らすため、自らに付与した取締役報酬の一部(以下「繰延報酬」という。)について支払時期を退任後に繰り延べるなどしてその開示をせず、その結果、2010年3月期から2018年3月期におけるゴーン氏の報酬総額は過少に開示されてきました」となります。

《繰延報酬とは》

報告書を引用すれば、「日産の取締役会決議により、ゴーン氏に対し、自身の報酬の決定も含む、取締役及びトップラインマネジメント(副社長、専務執行役員、常務執行役員及び理事を含む。)の報酬を決定する権限が一任されていました」とのことですから、報告書自身が認めるように強権をゴーン氏に付与したこと自体に大きな誤りがあるにしても、ゴーン氏が自分自身の報酬額を決定していたことに手続き上の瑕疵はなかったのです。

次いで、繰延報酬の意味ですが、ここも報告書を引用すれば、「2010年3月期以降、繰延報酬について、ケリー氏をはじめとする特定少数の者の間で、開示せずに支払う方法について様々な検討が行われました。退職後の報酬についても、繰延報酬相当額の支払方法の一つとして、又は退職後における別個の報酬として、支払うことが検討されました」とあります。ケリー氏は、「ゴーン氏の信任が最も厚い側近の一人として日産内で知られており、トップラインマネジメント以外のほぼすべての職員の報酬及び人事について決定権を持って」いた人物です。

なお、ここで注意すべきは、報告書は日産自動車の立場から記述されていて、「開示せずに支払う方法について様々な検討」という表現は、支払うべき金額が確定しているにもかかわらず、「開示せずに」しておこうとするゴーン氏の悪意を前提にしたものだということです。

《本当に虚偽記載なのか》

ある種の方法で支払い時期を繰延べれば開示義務のない報酬になる、このことの理論的な可能性を排除することはできません。そこで、究極の論点は、どのような方法で支払い時期を繰り延べれば開示義務を免れるのか、この一点に収斂します。そして、報告書によれば、この最高度に技術的な論点について、ゴーン氏はケリー氏を使って「様々な検討」をさせたということです。

ここで容易に想像されるように、「ゴーン氏の信任が最も厚い側近の一人」であったケリー氏は、当然に極めて有能であり、高度な専門性を有する弁護士や会計士などを自由に使って「様々な検討」をしたに違いなく、開示義務がないように繰延の設計がなされていたことに自信をもっていたはずです。

そもそも、「様々な検討」を経たことに、虚偽記載という認定はあり得ないとも考えられます。つまり、直観的に、虚偽記載というのは、虚偽の自覚なくしては成立しないのではないか、「様々な検討」を経て正当な記載だと信じている人については、虚偽記載は成立せず、単に見解の相違があり得るだけではないか、見解の相違を裁定した結果、不適切記載と認定されれば、訂正すればいいだけのことで、刑事事件としての立件などあり得ないのではないかとの疑念が生じるのです。

しかし、検察は強い確信をもって虚偽の自覚があったと認定したのでしょう。そうでなければ、逮捕と長期拘留はあり得なかったはずです。しかし、検察とゴーン氏のどちらに分があるのかは、繰延報酬の設計の詳細が公表されていない以上、誰も何もいえないわけで、それだけに裁判の経過が注目されていたところ、ゴーン氏の逃亡により裁判が開かれなくなったのは残念です。

《開示義務のない繰延報酬とは》

では、理論的な問題として、開示義務のない繰延報酬があり得るとしたら、どのような要件を満たしたものでしょうか。まずは、取締役報酬を離れて、一般の退職金について考えますと、支払いを退職時にまで繰延べられた報酬は、税法上も退職所得として退職時に一括課税されるように、通常の所得とはみなされません。つまり、勤続が一年経過し、それに対応して退職金が増加したとしても、その増加分は、その一年間に発生した所得ではないのです。

しかし、いうまでもなく、退職所得とみなされるためには、いくつかの条件を充足しなければなりません。即ち、少なくとも、第一に、正式文書として成立している退職金規定のもとで、規定に従って支給額が決定されるのでなければならず、第二に、定年時支給を原則として、早期退職の場合は、一定の率を乗じて減額するものでなければならないでしょう。

次に、ゴーン氏の報酬について考えるに、取締役退任時まで支給を繰延べていたとすれば、退職金的なものとして、退任までは所得ではないと主張できる余地が全くないわけではありませんが、いつ退任しても繰延額の全額が支給されるとか、支給額の算定方法を定めた規定がないということであれば、繰延は単なる支給時点の繰延であって、所得の繰延とはいい難く、やはり確定所得といわざるを得ないでしょう。

《支給条件はあったのか》

では、確定所得でないように、繰延報酬に何らかの支給条件が付されていたのでしょうか。確定した所得の支給時点を繰延べても、確定所得として開示義務を生じる、これが検察の主張でしょうが、ゴーン氏の主張は、条件付きで支給が繰延べられているので、その条件が成就したときに初めて確定所得になる、そのように契約で定められているというものだと考えられ、その条件を工夫するために「様々な検討」をしたということでしょう。

だとすれば、検察は、報酬額を定めた契約書、もしくは契約書に準じる書類を証拠として押さえていて、その内容を精査したうえで、所得の確定性に関して確信を得たということでしょうから、検察が有利なのは間違いないと思われます。

《「様々な検討」という謎》

しかし、ゴーン氏ともあろうものが「様々な検討」をしたにもかかわらず、簡単に見破られる稚拙な偽装しかできていないとは、俄かには信じ難いようです。

この点については、報告書に、「ゴーン氏が決定した個々の報酬の支払いは秘書室が担当しており、秘書室から他部署に個々の取締役及びトップラインマネジメントの報酬額に関する情報が出ることはありませんでした」とあることが参考になるでしょう。つまり、報酬の支払い自体がゴーン氏の強権のもとで秘密裏に処理されていたのですから、稚拙な偽装で十分だった、それが検察の見立てだと思われます。

では、なぜ報告書は「様々な検討」に言及しているのでしょうか、稚拙な偽装に関して「様々な検討」がなされたというのは、おかしくないでしょうか。本件の最大の謎は「様々な検討」の内容にあります。不正を犯していないとするゴーン氏の自信は「様々な検討」の成果に基づくわけであり、ゴーン氏の不正に関する検察の自信は「様々な検討」の欺瞞性に基づくわけですが、その謎の解かれる可能性がなくなったこと、少なくとも当面はなくなったことは非常に惜しまれます。

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NEWS ポストセブン・1月23日16:00配信【ゴーン氏 逃亡決意は12月25日、決断までの思い語る】

レバノンに出国した日産元会長のカルロス・ゴーン氏。日本を出国した12月29日から遡ること9日前の12月20日、本誌・週刊ポストは東京都港区にあるゴーン氏の自宅で直接取材交渉を行なっていた。その後、突然の出国──。レバノンの首都・ベイルートでの会見(日本時間1月8日)に続いて、本誌はゴーン氏に単独インタビューすることになった。日本時間1月10日、逃亡がなければ日本で面会する予定だった日だ。

ゴーン氏は、日本で面会した時と似た、ジャケットにノータイの格好で現われた。

まず尋ねたのは、12月20日に会ったときは「無実になる」と言っていたが、どんな心境の変化があったのか、ということだった。同氏はこう語る。

「無実であることは確信していた。しかし、それは公平な司法制度のもと、検察の支配がない中であれば、の話だ。国連では人質司法制度が問題になっているにもかかわらず、運が悪く、私は人質扱いの勾留を受けてきた。

何より問題は、最初の公判の日程が決まらなかったことだ。(逮捕から)14か月経ってもまだ決まらなかった。一つ目の罪状(有価証券報告書への虚偽記載容疑)に関する公判が決まっていない中、さらに他の罪状(特別背任容疑など)の公判については、一つめの公判が終わってからでないと日程が定まらないと言われた。最初の判決をもらうまでに4~5年はかかるだろうと考えられた」

彼がここで言っているのは、12月25日、クリスマスに行なわれた「公判前整理手続」での話である。ゴーン氏も出席したこの場で、最初の裁判が当初予定の4月からずれ込む可能性が高いこと、さらに別件の裁判は最初の裁判が終わったあとに行なわれる見込みであることが明らかになった。

それらの裁判は同時進行で行なわれていくと思っていたゴーン氏にとって、相当なショックだったようだ。

「検察はたくさんの違法行為を行なってきた。私にはその法的根拠が分からない。しかも検察はメディアに情報をリークしていた。日産側と裏で組んで動いてもいた。彼らは検察から違法に情報をもらっていたはずだ。さらに日本では、起訴されれば99,4%は有罪になることが分かっている」

そしてこの日、ゴーン氏は決断に至る。

「(保釈されて)2~3か月経てば、携帯電話や妻との面会など、それなりの条件を与えられると聞いていたが、実現しなかった。いろんな要素が絡んで、私は日本を出たいと思うに至った。私が正義から逃れていると言われているが、それは違う。私は正義を望んでいる。なぜなら私は無実であることを分かっているのだからだ」

ゴーン氏がもう一つ強調したのが、東京・小菅での拘置所生活の“過酷さ”だった。

「小菅はとても厳しい拘置所だ。小菅で働いている人たちは、とても良い人たちだった。ただ、この拘置所での条件があまりにも特別で厳しかった。携帯電話が使えず、シャワーも週に2回、自分が求める薬ももらえない。テロリストであるかのように扱われたのが、私にとっては、一番理解が難しい部分だった。

拘置所では、毎日何時間も事情聴取を、弁護士が同席しない中で受けた。聴取の間はずっとテープが回っていた。検察はずっと『ゴーンさん、もし(テープを)止めたかったら話しなさい』と言っていた。私はそのことを、白状しないと妻や子供を攻撃するという意味だと受け取った」

前に乗り出し、身振り手振りを交えて訴える。

「もっとも苦しかったのは、完全に孤独だったことだ。夜になると、紙とペンを取り上げられ、毛布は2枚だけで冬はとても寒かった。枕も選択肢がなかった。拘置所の中の状況は、非常にタフだった」

足をぶらぶらさせながら話す独特の癖は、日本で見たのと同じだった。

●取材協力/宮下洋一(在欧州ジャーナリスト)

※週刊ポスト2020年1月31日号

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Yahoo!ニュース・1月23日19:48配信【ゴーン被告使った関空からのPJ、機長判断で保安検査せず】

会社法違反(特別背任)などで起訴された日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中にレバノンに逃亡した事件で、関西空港を運営する「関西エアポート」の西尾裕・専務執行役員は23日の定例記者会見で、ゴーン被告が逃亡に利用したとみられる関空発のプライベートジェット(PJ)について、機長の判断で保安検査を実施しなかったことを認めた。

ゴーン被告は、昨年12月29日深夜に関空を離陸したPJで出国したとみられるが、記録は残っていない。PJには黒色の大きな箱が積み込まれており、ゴーン被告はこの箱に隠れて出国した可能性が高い。

当時、PJの利用者の荷物は、X線などの保安検査が義務付けられておらず、保安検査は機長らの判断に委ねられていた。事件を受け、国土交通省は6日の通達で、関空など4空港のPJ専用施設で大型荷物の保安検査を義務付けた。

西尾氏は「(機長から)保安検査のリクエストはなかった。国交省から指示があったので、保安強化を図りたい」と述べた。

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デイリー新潮・1月24日5:59配信【ゴーン前妻を金で口止め!世界を股に証拠隠滅!! キャロル夫人とは何者か】

カルロス・ゴーン(65)に続き、逮捕状が出されたキャロル夫人(53)。夫の逮捕以来、彼の前妻に大金を積んだり、世界各国に散らばる関係者に口止めするなど、「証拠隠滅」を図っていたのだから、一蓮托生である。

「ゴーンの悪事が加速した背景に、夫人の影響があった可能性は否定できません」

と言うのは、ジャーナリストの井上久男氏である。

「もともとゴーンはファッションや食に無頓着な男。パッとしない服にダサい眼鏡をかけていた。日本に来た頃も、お昼は日産の社員食堂でラーメンや鮭定食を食べていましたからね」

が、10年程前、キャロル夫人とニューヨークのパーティーで出会った頃から、様子はガラリと変わってきたという。

「その頃ゴーンはまだ前妻と離婚が成立していませんでしたが、キャロルは積極的に近づいてきた。すると次第に、彼は眼鏡を外し、髪の毛も増えてビシッと整えるようになってきた。挙句、公然と関係を見せつけるようになったのです」(同)

夫人はレバノン生まれのNY育ち。後にファッションブランドを設立して経営者となり、その縁でゴーンと出会う。ちなみにバツイチで、前夫との間には3人の子がいる。

「ゴーンと前妻との離婚が成立した後、二人は2016年に結婚。式は夫人の希望もあり、ヴェルサイユ宮殿で行いました」(経済部記者)

80億円とも報じられるその費用の一部にルノーの資金を流用した疑いで現在、フランス当局が捜査中だ。

「ゴーンの会社私物化には、12歳も年下の派手な奥さんに、自分の力を見せつけたいという思いがあったのかもしれません。もしくは夫人の方から“これくらい出来るでしょ”と、煽られた可能性も……」(前出・井上氏)

事件の陰に女あり、とはよく言ったものである。

「週刊新潮」2020年1月23日号 掲載

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Yahoo!ニュース・1月24日5:58配信【ゴーン逃亡に日産・西川前社長「従業員やお客様に一言謝罪が欲しかった」】

「今回の会見には呆れたというかビックリしました。あれだけ中身がないとは思わなかったですね。何か(特別な主張が)あるのかなとも思っていたけど、アレだったら日本で言っても一緒でしょう。日本にいると有罪になるのが怖いということで逃げたのかなと」

本誌(「週刊新潮」)の直撃にそう話すのは、日産の西川(さいかわ)廣人前社長。

2018年秋、金融商品取引法違反容疑でゴーンが逮捕・起訴された時のことを振り返って、

「想像ができないような不正行為があったという風に感じました。私自身、信頼をしていたボスでしたから裏切られたという思いが強かった。多分従業員のみなさんも同じ気持ちだったと思います。そうはいっても、これから司法という枠組みの中でいろんなことがハッキリするんだろうということで、私も裁判に関することには触れないできました。そしたらいきなり居なくなっちゃった。(私腹を肥やしての逮捕・起訴に続き)二つ目の裏切りだと感じています」

会見の印象については、

「日産の従業員や一生懸命やっている関係者は(逮捕・起訴後の混乱で)みんな大変な目に遭ってきたわけです。彼らやお客さまに対しても、一言謝罪があるべきじゃなかったのか。それが全くなかったですよね。自分のことのみじゃないですか。(カルロス・ゴーンは)人を裏切るばかりだなと……」

レバノンでも、日産を再生したのは自分と胸を張ったゴーンだが、それは経営手腕ではなく従業員の大量リストラ断行ゆえだったことも忘れてはなるまい。

「週刊新潮」2020年1月23日号 掲載

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Bloomberg・1月24日7:04配信【仏政府、ゴーン被告捜査強化へ-ベルサイユ披露宴やオマーン資金巡り】

(ブルームバーグ): フランスの検察当局は、ルノー前会長のカルロス・ゴーン被告による支出に関する捜査を引き継ぐよう予備判事に要請する。

パリ近郊ナンテールの検察当局は昨年、予備捜査を開始しており、より広い権限を持つ予備判事に捜査の継続を託す計画だ。検察当局が電子メールで明らかにした。

2018年11月に都内で逮捕されたゴーン被告は保釈中だった先月、レバノンに逃亡。被告は日本での起訴内容を全て否認し、ルノーとのさらなる統合を阻止する日産自動車による陰謀の一部だったと主張している。

ナンテール地検の捜査は、ゴーン被告が16年のベルサイユ宮殿での結婚披露宴開催に当たりルノーのスポンサー契約を不適切に利用したかどうかが焦点。当局はまた、日産の販売代理店オーナーだったオマーンの資産家が、ゴーン被告が支配するレバノンの会社への資金移動に関与した疑いを巡り、被告とこの資産家との関係にも関心を持っている。

検察当局は、特に複雑な捜査に限って予備判事に引き継ぐ。通常、こうした事件の決着には何年もかかる。

ゴーン被告のスポークスマンは以前、オマーンの販売業者に関する疑惑を否定しており、被告が披露宴関連費用を返済すると述べていた。

原題:France to Step Up Ghosn Probe Into Versailles Party, Oman Money(抜粋)

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デイリー新潮・1月25日配信【ゴーン夫妻に一番の打撃は「外国資産差し押さえ」金の亡者への対抗策】

夫婦でともに“容疑者”となったカルロス・ゴーン(65)とキャロル夫人(53)。再婚同士で挙げたヴェルサイユ宮殿での式は80億円とも報じられ、その一部はルノーの資金を流用した疑いがもたれている。我利我利亡者だった夫妻だが、ここにきて、夫の斜陽も伝えられている。外信部の記者によると、

「たとえば米ブルームバーグ通信は、ゴーンの資産がこの1年で4割も減ったと報じています。ブルームバーグ独自の“億万長者指数”によると、推定約1億2千万ドル(約132億円)から約7千万ドル(約77億円)に激減したというのです」

その主な理由については、

「多くの海外メディアが、保釈金15億円が没収され、逃亡計画に最大2千万ドル(約22億円)を費やしたといった試算をしている。ブルームバーグは、“ゴーン一族の巨万の富を圧迫するほどの額”とまで指摘しているんです」

いずれにせよこうした莫大な蓄財は、大量のリストラで従業員を死屍累々の墓場に送ったうえ、卑怯で狡猾な手段によって会社の金庫を自分のサイフとした結果である。

対する日産は、次のような力強い声明を出している。

〈ゴーン氏の不正行為について、同氏に対して責任を追及するという当社の基本的な方針は、今回の逃亡によって何ら影響を受けるものではありません。(中略)不正行為により被った損害の回復に向けた財産の保全や損害賠償請求など、適切な法的手続を継続して行っていく方針です〉

そんななか、目下の話題は日産がレバノンで起こした立ち退き訴訟である。先の記者が解説する。

「レバノンにあるゴーンの“自宅”をめぐって日産が所有権を主張しています。この物件は敷地内に考古学的な価値のある墓もあるため、資産価値にすると18億円とされますが、もとは日産が10億円弱で購入した物件。改装費も出していて、ゴーンサイドの旗色は極めて悪い」

しかも、これまでゴーンを世界的な成功者として英雄視してきたレバノンのメディアに、変化が見られるという。

「彼に批判的な記事も目立ちはじめているのです。それらによって、ゴーンがレバノンのワイナリーに出資したり、不動産開発事業に関与し金融機関に投資したりしていることも明るみに出た。今回の立ち退き訴訟のように、日産が可能な限り外国資産を差し押さえてしまうことがゴーン夫妻には一番の打撃となります。これまで送ってきた贅沢三昧の暮らしを奪われることが、なによりも避けたいことでしょうから」

カネの亡者、ゴーン夫妻が重ねてきた数々の大罪。日本政府と日産は、打てる手を全て打って卑劣な犯罪者に対抗しなければならない。

「週刊新潮」2020年1月23日号 掲載

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毎日新聞・1月30日5:10配信【ゴーン被告と逃亡手助けの米国人、弘中弁護士事務所で面会か 特捜部が面会簿押収】

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に逃亡した事件で、前会長が、逃亡を手助けしたとみられる米国籍の男と、弁護人だった弘中惇一郎弁護士の事務所で面会していた疑いがあることが、関係者への取材で判明した。東京地検特捜部は29日、入管法違反事件の関係先として、弘中弁護士の事務所を家宅捜索し、面会簿を押収した。

前会長は2019年春に保釈が認められた際、いつ、どこで、誰と面会したかを裁判所に報告する条件を付けられた。関係者によると、面会簿には、前会長がレバノンへ逃亡する前、弘中弁護士の事務所内で、逃亡に協力したと疑われている男と会っていた記録が残っていたという。

弁護団はすでに面会簿の写しを地検に提出していたが、地検は捜索で原本を押収した。捜索後に取材に応じた弘中弁護士によると、地検は29日、裁判所の令状を持参して事務所を訪問。事務所側が入室を拒否すると、前会長が使っていた部屋の鍵を破壊して入室し、キャビネットの鍵も連れてきた業者に開けさせていたとしている。

前会長は保釈中、弘中弁護士の事務所内にあるパソコンに限って使用を認められており、地検は8日にも令状を持参してパソコンを差し押さえようとしたが、弁護団は刑事訴訟法上認められている「押収拒絶権」に基づいて拒否した。29日もこれまでと同様、パソコンの引き渡しには応じなかったとしている。

地検は、弁護団の中心メンバーだった弘中弁護士と、高野隆弁護士に任意の事情聴取を打診しているが、実現していない。弘中弁護士は捜索を受けたことについて「不愉快だ。どう落とし前をつけようか考え中」と話した。弘中、高野両弁護士は16日に前会長の弁護人を辞任していた。【遠山和宏、金寿英、志村一也】

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NNNニュース・1月30日15:35配信【入管法違反 東京地検ゴーン前会長の逮捕状】

レバノンに不法出国した日産のカルロス・ゴーン前会長について、東京地検は30日、出入国管理法違反の疑いで逮捕状をとった。

出入国管理法違反の疑いで東京地検が逮捕状をとったのは、日産前会長のカルロス・ゴーン容疑者。ゴーン容疑者は、先月29日の午後11時頃、関西国際空港からトルコを経由して、レバノンに行く目的で、プライベートジェットで不法に出国した疑いがもたれている。

また、ゴーン容疑者を荷物の中に隠して機内に持ちこませるなどして不法出国させたとして、マイケル・エル・テイラー容疑者などアメリカ国籍の3人についても、犯人隠避などの疑いで逮捕状をとった。

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時事通信・1月30日14:18配信【ゴーン容疑者に逮捕状 レバノン逃亡、出入国管理法違反 協力の3人も・東京地検】

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が保釈中に無断出国し、中東レバノンに逃亡した事件で、東京地検は30日、出入国管理法違反容疑でゴーン容疑者の逮捕状を取った。

逃亡を手助けした3人についても、同ほう助などの容疑で逮捕状を取った。

ゴーン容疑者の逮捕状によると、同容疑者は2019年12月29日午後11時ごろ、入国審査官の出国確認を受けないまま、関西空港からプライベートジェット(PJ)で不法に出国した疑い。

同ほう助などの容疑で逮捕状が出たのは、職業不詳、マイケル・テイラー容疑者(59)ら3人。3人はゴーン容疑者が保釈中で海外渡航を禁止されていることを知りながら、処罰を免れさせるため、同容疑者を荷物に隠し、不法出国することを助けるなどした疑い。 

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逃亡の手助けをしたとして犯人隠避などの容疑で米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員、マイケル・テイラー容疑者(59)、ジョージ・ザイエク(60)、ピーター・テイラー(26)3人の逮捕状を取ったとのこと。

ピーター・テイラー容疑者は逃亡前、ゴーン容疑者の弁護人を務めていた弘中惇一郎弁護士の東京都千代田区の事務所で計4回、ゴーン容疑者と面会していました。

また、逃亡の前日などにも別の場所で会っていたそうです。

弘中惇一郎弁護士の事務所で逃亡に関する謀議が行われた可能性がありそうですね。

勿論、弁護士が謀議に加担することなどないでしょうが、ゴーン被告が国外逃亡した事実を考えると弁護士事務所の中で謀議が行われたと推測されても仕方ないでしょう。

ゴーン被告をはじめ逮捕状が出た容疑者については絶対に逮捕すべき。

逮捕後、無実であれば不起訴もしくは無罪になるだろうし、日本で起きた事件である以上、日本国民と同じように法廷で白黒をつけなくてはなりません。

逃げ得だけは絶対に許せませんね。

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トンズラゴーンの逃亡劇はまだまだ続く!ゴーン逃亡映画に疑問 クライマックスがショボすぎ「駄作になる」映画関係者がダメ出し・・ゴーンは私を3度訪ねてきた――ビットコイン事件で無罪、カルプレスが初証言

トンズラゴーンの逃亡劇はまだまだ続く!ゴーン逃亡映画に疑問 クライマックスがショボすぎ「駄作になる」映画関係者がダメ出し・・ゴーンは私を3度訪ねてきた――ビットコイン事件で無罪、カルプレスが初証言

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鹿児島暴露クラブ・2020/1/19・トンズラゴーンの逃亡劇はまだまだ続く!弘中弁護士に懲戒請求 ゴーン被告逃亡「故意か重過失」・・ゴーン被告逃亡に日本人協力者? 本人が仏誌取材に示唆・・ゴーン被告、待っていたのは獄中死~逃亡の理由を佐藤優が解説

東スポWeb・1月19日11:00配信【ゴーン逃亡映画に疑問 クライマックスがショボすぎ「駄作になる」映画関係者がダメ出し】

映画化は難しい!? 金融商品取引法違反などの罪で起訴され、保釈中にレバノンへ逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)はフランス誌の取材に逃亡劇には日本人の協力者がいたことをほのめかすなど、徐々に詳細を語り始めようとしている。情報を小出しにすることで、自身に関心を集めるゴーン流の宣伝術ともいえ、その先にあるのは映画化だ。ただ、映画関係者からは「相当な“駄作”になる」と厳しい声が上がっている。

ゴーン被告は先日、米CBSテレビのインタビューに対し、噂されていた自身の逃亡劇の映画化について言及した。「ハリウッド関係者からのアプローチはあったのか」と問われ、ゴーン被告は「イエス」と答え、さらに「映画化は実現しそうなのか」と聞かれ「当然あるでしょう」と明言した。

本紙でも既報したように、ゴーン被告は逃亡前の昨年12月、ハリウッドの大物映画プロデューサー、ジョン・レッシャー氏を招き、自身の逮捕、逃亡劇を描く映画の構想を話し合ったという。今回、改めて映画化について明言した格好だ。

だが、映画関係者は「ホントに映画にできるのか?」と疑いの目を向ける。その理由は「映画にした場合、クライマックスは当然、日本からの脱出劇になりますよね。でもそれが、あまりにもショボすぎる。危うく『捕まるかも?』というハラハラドキドキする展開はゼロ。盛り上がるところが全くないから、映画にしても面白くない」というものだ。

ゴーン被告のレバノンへの逃亡劇は、昨年12月29日から30日にかけてのこと。午後2時半ごろに東京・港区にある保釈中の住居を出て、ホテルで男性2人と合流。同4時半ごろに品川駅から東海道新幹線に乗ったとみられる。

新幹線で同7時すぎに新大阪駅に着くと、そこからタクシーで関西国際空港に向かい、近くのホテルで降車。同10時ごろに音響機器用の箱に入ったゴーン被告を男性2人が運んで関空へ行き、そのままプライベートジェットに乗って出国。翌30日午前5時ごろにトルコ・イスタンブールに到着し、その後レバノン入りした。

「帰省ラッシュのピークである年末の29日に新幹線に乗っている描写はおもしろいと言えばおもしろいけど、別に怪しまれることもなかった。他の乗客は、たとえゴーン被告に気付いたとしても『そうか、保釈中なんだ』と思うくらいで特に怪しまないからね。そのうえ新大阪からはタクシーで関空に行くって、年末年始を海外で過ごす金持ちにはよくある光景でしかない。映画にならないでしょ?」(同)

クライマックスは、やはり音響機器用の箱に入っての出国ということになるが…。

「何事もなく荷物として普通に積まれてしまった。日本の空港の、プライベートジェットに対するセキュリティーの甘さが指摘されるだけで、映画としては何にも面白くない。こんなのをハリウッドで映画化するプロデューサーがいるとはとても思えないですよ」(同)

ゴーン被告は、日本の司法制度の不公平さを訴えるため、自身の逃亡劇を映画にしたいようだが、「保釈をなかなか認めないとか、家族と会えない描写だけでは、ドキュメンタリー映画としても厳しい。フィクションとして、逃亡劇をスリルのあるようなシナリオに書き換える手もあるが、それではリアリティーがなくなる。ただのコメディーにするのは本意ではないでしょう」(同)

仏誌の取材に対して、ゴーン被告は数か月前から準備していたのではなく、短期間で計画、実行に移したほか、日本人の協力者もいたことも示唆した。それでも逃亡劇がここまでつまらなければ、盛り上がりには欠ける。

「同じ逃亡劇ならむしろ、2018年8月に大阪府警富田林署の留置場から逃走し、自転車で日本縦断する旅人になりすまして49日間も逃走した事件があったが、そっちの映画の方がまだマシでは?」(同)

ゴーン被告の逃亡劇は、ホントに映画化されるのか?

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時事通信・1月19日9:43配信【ゴーン被告に「共感」 逃亡同行の元特殊部隊員 米紙】

【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは18日、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本から逃亡した際に同行したとされる元米軍特殊部隊員のマイケル・テイラー氏がインタビューで、「ゴーン被告の苦境を知り、われわれは不公正な司法制度の人質だったという意味で、とても共感を覚えた」と語ったと伝えた。

自身の米司法制度下での経験に照らしてのことだという。

ただ、ゴーン被告逃亡への関与の程度や報酬が支払われたかについては言及を避けた。

同紙によると、テイラー氏は、高校卒業後に陸軍特殊部隊に入った。1994年にボストンで警備会社を設立し、政府と協力して海外で拉致被害者を救出した実績も持つ。

米国防総省の契約入札をめぐり不正を働いたとして2012年に起訴され、当初は無罪を主張。裁判所は海外逃亡の恐れがあるとして保釈を認めず、裁判を待つ間1年2カ月以上拘束された。「残酷な」状況を長引かせたくない一心で司法取引に応じ、一部の罪を認めたという。 

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夕刊フジ・1月20日16:56配信【再婚でゴーン被告を変えた“キャロル容疑者の正体” 異様な存在感を放ち…国連にも保釈“懇願”】

ベルサイユ宮殿の披露宴、リオのカーニバルやカンヌ映画祭…。日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が会社のカネを巨額流用していたという調査結果が公表されたが、特にキャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=との再婚以降、豪遊ぶりが加速していた。堅物イメージだったゴーン被告だが、レバノンの記者会見では人目をはばからずキャロル容疑者と抱き合い、キスする一幕も。カリスマ経営者を変えてしまったのか。

「私は何も知らなかった」「裁判がいつまでも延期され、人間性を奪う意図の下で彼(ゴーン被告)は権利を剥奪、拘束されていた」

ゴーン被告の逃亡後、8日の仏メディア、パリジャンのインタビューにこう語ったキャロル容疑者。

日本の捜査当局はキャロル容疑者について国際刑事警察機構(ICPO)に国際手配を要請。キャロル容疑者はレバノンやオマーンなどの事件関係者にスマートフォンのアプリで隠語を交えてメッセージを送り、口裏合わせなどの証拠隠滅を図っていた疑いがある。

また、ゴーン被告の拘留中にはメディアや弁護士などを通して、エマニュエル・マクロン仏大統領やドナルド・トランプ大統領、さらには国連にも保釈を懇願するなどの行動力を見せた。

8日のゴーン被告の会見にも姿を見せ、被告の腰に手を回したり、がっちり抱擁したりと異様な存在感を放っていた。

海外メディアによると、キャロル容疑者は、1966年にレバノンの首都ベイルートで生まれたが、米ニューヨークでの生活が長く、実業家として高級カフタン(民族衣装)ブランド「CLAM」を設立した経歴も持つ。

前夫との間に3人の子供がいるが離婚し、チャリティーイベントで知り合ったゴーン被告と2016年に再婚。同年に豪華絢爛な結婚披露宴をベルサイユ宮殿で行った。リオのカーニバルやカンヌ映画祭へのゲスト招待、「カルティエ」での贈答品購入などに少なくとも390万ユーロ(現在のレートで約4億7800万円)が日産とルノーの企業連合の統括会社から支出されていた。

「ゴーン被告の前妻は地味で堅実な人だったが、正反対のキャロル容疑者と知り合って以降、ゴーン被告の派手な行動が目立つようになってきた。なぜか髪の毛まで増えていると話題になっていた」(日産関係者)

夫妻が住むベイルートの邸宅をめぐっては、日産側が所有権を主張して訴訟も起こしているが、立ち退く気配はない。

また、キャロル夫人が代表を務める会社が購入したクルーザー(約16億円)も日産の子会社の資金が充てられていた疑いがもたれている。

昨年6月の英BBCの単独インタビューでは「私は3人の子供を育てた主婦。なのに、何かたくらんでいる女のように言われている」と話したキャロル容疑者。

ゴーン被告の弁護団は17日、「日産の調査は偏っており、誠実さや独立性に欠ける」と反論する声明を発表した。

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ニューズウィーク日本版・1月20日12:12配信【ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される】

カルロス・ゴーン日産元会長の逃亡先レバノンが、政治・経済危機に揺れている。1月15日、首都ベイルートでデモ隊が治安部隊と衝突し、多数の負傷者が出た。

その前日にはドルの預金引き出し制限に激怒した抗議者たちが銀行を襲撃したばかりだった(編集部注:1月18日、19日にもデモ隊と治安部隊の衝突があり、報道によれば、2日間で負傷者が490人超となっている)。

反政府デモは10月半ばから続いているが、国民の怒りは銀行にも向けられている。金融危機を回避するため、多くの銀行が引き出しを月約1000ドルまでに制限しているからだ。預金者は自国通貨レバノンポンドでの取引を余儀なくされているが、同通貨は対ドルで急落している。

状況を複雑にしているのは、反政府デモの圧力により10月末にハリリ首相が辞任して以来、レバノンが無政府状態にあることだ。12月にディアブ元教育相が新首相に指名されたが、組閣には至っていない。

一方で混乱の元凶であるハリリはデモを「受け入れ難い」と非難し、ベッリ国会議長はデモ隊の狙いは「国を破壊すること」と発言している。

<2020年1月28日号掲載>・・・ハッシェム・オセイラン

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デイリー新潮・1月22日5:58配信【ゴーン使用パソコンの提出拒否!なぜ弘中弁護士に強制捜査をかけないのか】

ゴーンの利益をまだ守るのか

“無罪請負人”の弘中惇一郎弁護士(74)は、“逃亡請負人”となった。保釈を勝ち取り、日産自動車がつけた見張りも排除して、ゴーン逃亡のお膳立てをしたのである。そればかりか、ゴーンが使っていたパソコンの提出を拒む始末。事ここに至っては、強制捜査をかけてもいいのでは――。こうした見方について、司法記者が次のように語る。

「ゴーンは平日の朝から夕方まで、弘中弁護士の事務所のパソコンを使っていました。“いまさら感”はあるものの、逃亡後に地検がパソコンの任意提出を求めると弁護団は拒否。それで差し押さえ令状を取った地検が弘中弁護士のもとを訪れると、“押収は違法”と返り討ちにあったのです」

弘中弁護士が行使したのは、刑事訴訟法105条に規定された「押収拒絶権」。

「平たく言えば、“弁護士は他人の秘密に関する物について押収を拒否できる”となります。でも、これだけ日本を貶(おとし)めているゴーンを守ることが正しいのでしょうか。検察上層部には、強制捜査、つまり“家宅捜索令状で押収すればよかったのに”とか、“村上ファンドの事件では、監査役の弁護士事務所に乗り込み、ガサをかけたじゃないか”との声もあがっています」

仮に強制捜査に乗り出してパソコンを押収すると、

「弁護側から押収取り消しの準抗告を申し立てられるか、国家賠償法1条を根拠に損害賠償請求をされる可能性が高い。準抗告では取り消しの判例がありますし、国家賠償法で負けると、国が、弁護団やゴーンに対して賠償責任を負うことになる。これらのリスクがあるので、強制捜査には踏み切れないのです」

しかし、と元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は言う。

「弁護団が拒否する法律的な根拠はたしかにあります。弘中弁護士は、依頼人の秘密を捜査当局に渡すことによって依頼人が減るのを恐れているのかもしれません。しかし、日本の国益とゴーンの利益が天秤にかけられているのです。どう考えても国益を優先すべきです」

これが世間の皮膚感覚だろう。地検にはリスクなんて気にしないでもらいたい。

「週刊新潮」2020年1月23日号 掲載

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デイリー新潮・1月22日5:59配信【ゴーンは私を3度訪ねてきた――ビットコイン事件で無罪、カルプレスが初証言】

マルク・カルプレス(34)は一時世界最大のビットコイン取引所を運営していたフランス人だ。その人生は2014年2月、ビットコイン消失事件に見舞われたところから暗転する。

額は約480億円。やがてカルプレス自身の不正操作が疑われ、警視庁捜査2課が私電磁的記録不正作出・同供用容疑で彼を逮捕した。更に預かり資金を使用したとして業務上横領や特別背任でも逮捕・起訴。18年12月の公判で懲役10年を求刑されたが、19年3月に執行猶予付き判決が下る。ビットコインはハッカーに盗まれた可能性が高いと判断された実質勝訴だった。

「きちんと判決を受けるために私は真っ向から戦い、横領、特別背任について無罪判決を獲得したのです。検察は控訴しませんでした。起訴されたら有罪から逃げられないというのは誤った見方。私のケースを見て頂ければ、お分かりでしょう」

と、カルプレスご本人。彼の初証言を続けると、

「(ゴーンとの)出会いは19年5月で計3回会った。自分の事件のことを話したが細かいところまでは入らなかった。(日本の司法制度についての不満は)会見でお話しされていたことと同様でした」

要するに、〈日本の有罪率は99・4%で、外国人の場合はさらに高くなる〉といった主張だ。保釈後すぐに実質無罪を勝ち得た人物に会うとは、相当関心が高かったのだろう。

「保釈を受けていたのに逃亡したことに私は賛成できません。保釈されている以上、裁判で戦う上での大きな制約は取り除かれています。ゴーン氏は逃亡しないと誓約し、裁判所はそれを信頼して保釈を認めたのですから、これを裏切るべきではない。ゴーン氏の行為は、今後、外国人の被告の保釈が認められなくなるきっかけとなりかねない。制度に不満を抱いたとしても、その国の尊厳を損なうやり方で戦うべきではありません。日本には不備はたくさんあります。しかし、健全な法治国家でもあります。正しく戦えば正しい結果を得ることができる」

無罪率が0・6%以下であろうと戦ったから言えるセリフである。自身がやったことは自分が一番熟知している。ゴーンにはその自信はなかった。

「週刊新潮」2020年1月23日

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時間の経過とともにゴーン被告関連のニュースが少なくなってきました。

舞台が日本とレバノンとで離れているから仕方ないですね。

まさに手も足も出ないとはこのこと。

それにしてもゴーン被告の逃亡劇を映画化にする意味が分かりません。
最後まで司法と戦ったというストーリーならまだしも、楽器の収納ボックスに隠れて国外逃亡ですからね。

スリル感満載ではなくコソコソ感満載となるような気がするのですが・・・・・

日本の司法を批判し、映画化をブチ上げ、嫁さんと抱き合いながら笑顔?
日本人には受け入れ難い光景です。

1%も法に触れることはやっていない!何一つ悪いことはしていない!というアノ傲慢態度が、逆に自らの犯罪を認めているように見えるのはボクだけでしょうか?

一連の態度は欧米ウケするかもしれませんが、日本人にはしんみりとした雰囲気で涙ながらに訴えたほうが効果的だったと思います。

何れにせよゴーン被告は犯罪人であることは間違いありません。

推定無罪ではなく100%正真正銘の犯罪人です。

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トンズラゴーンの逃亡劇はまだまだ続く!弘中弁護士に懲戒請求 ゴーン被告逃亡「故意か重過失」・・ゴーン被告逃亡に日本人協力者? 本人が仏誌取材に示唆・・ゴーン被告、待っていたのは獄中死~逃亡の理由を佐藤優が解説

トンズラゴーンの逃亡劇はまだまだ続く!弘中弁護士に懲戒請求 ゴーン被告逃亡「故意か重過失」・・ゴーン被告逃亡に日本人協力者? 本人が仏誌取材に示唆・・ゴーン被告、待っていたのは獄中死~逃亡の理由を佐藤優が解説

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【日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(右)の妻、キャロル・ナハス容疑者(左)】

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ロイター・1月15日9:29配信【ゴーン被告の妻キャロル容疑者、日本の司法制度を批判】

[ベイルート 14日 ロイター] - 日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告(65)の妻、キャロル・ナハス容疑者(54)は14日、レバノンでのロイターとの取材で、日本の司法制度を批判し、「(ゴーン被告は)レバノンへ逃亡して良かったと思う」とコメントした。

ゴーン被告は約2週間前、保釈中にレバノンに逃亡した。東京地検特捜部はその後、キャロル・ナハス容疑者が証人尋問で虚偽の証言をしたとして、偽証容疑で逮捕状を取った。

ゴーン被告と共にベイルートで取材に応じたキャロル容疑者は「日本とはもう終わっている」とコメント。偽証容疑については「冗談のようだ」と述べた。

「数時間証人尋問を行い、その後自由になったが、9カ月経ち、またこの件が持ち上がっている。これは報復的な行為であり、法律とはまったく関係がない」と批判した。

また、ゴーン被告は「18年間日本で過ごしたが、こうした残忍で、公平性に欠き、無慈悲な仕打ちがあるとは思いもしなかった」と語った。

レバノンへの逃亡の話は少人数のグループの間ですぐに持ち上がり、内密に「適正な価格」で行ったと説明。「こうしたことを行う時には、家族に知らせないことがまず第1のルールだ。(知らせたら)家族はとても心配するだろう」と述べた。

また、キャロル容疑者は、当初は無実を証明するために戦うべきだと考えていたが、その後、日本の検察当局のやり方を目の当たりにし、決して公平な裁判は受けられないと考えるようになったと説明した。

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共同通信・1月16日12:14配信【弘中弁護士がゴーン被告の弁護人辞任】

弘中惇一郎弁護士が16日、金融商品取引法違反などの罪に問われた前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の弁護人の辞任届を東京地裁に提出した。

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朝日新聞デジタル・1月16日13:12配信【弘中氏ら、ゴーン被告の弁護人を辞任 主任弁護士は継続】

会社法違反(特別背任)などの罪に問われた日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡したことを受け、弁護団の弘中惇一郎弁護士と高野隆弁護士らが16日、前会長の弁護人を辞任した。主任の河津博史弁護士は当面、弁護人を続ける。

弘中氏と高野氏は昨年2月に前会長の弁護人に就任。それ以前は前会長の保釈請求が2回退けられていたが、両氏の就任後の同3月、住居の出入り口に監視カメラを付けるなどの条件で初めて保釈が認められた。

この日は、前会長の逃亡後初めてとなる公判前整理手続きが東京地裁であった。関係者によると、地裁は、前会長とともに金融商品取引法違反の罪で起訴された前代表取締役グレッグ・ケリー被告(63)と法人としての日産の公判を、前会長の公判と分離することを提示。前会長の今後の公判前整理手続き期日の取り消しも決めたという。

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産経新聞・1月16日18:35配信【弘中弁護士に懲戒請求 ゴーン被告逃亡「故意か重過失」】

レバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)の弁護人、弘中惇一郎弁護士に対し「故意か重過失により出国させた」として東京弁護士会に懲戒請求が出されていたことが16日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、懲戒請求書では弘中氏について「保釈中のゴーン被告を故意か重過失により出国させてしまったことは、保釈条件違反であり、その管理監督義務を懈怠(けたい)する行為」と指摘。保釈は弘中氏らが逃亡させないことなどを条件に裁判所が許可したものであるとし、「結果的に逃亡を許してしまい、国民の司法に対する信用失墜および刑事司法の根幹を揺るがしかねない事態を招いたことは重大な非行に該当する」としている。

逃亡発覚後の弘中氏の対応について「話すことはないという態度も無責任極まりなく当事者意識の欠如と言える」と非難。弘中氏らが逃亡に関与した疑いもあるとして同弁護士会に調査を求めた。弘中氏は逃亡が発覚した当初、「保釈条件に違反する許されない行為だが、気持ちが理解できないかと言えばそれは別問題だ」などと話していた。

懲戒請求について弘中氏の事務所は産経新聞の取材に対し「コメントすることはない」としている。

弁護士に違法行為や品位に反する行為があった場合、誰でも所属する弁護士会に懲戒を請求できる。綱紀委員会で調査した上で懲戒委員会が処分を決定。重い順に、除名▽退会命令▽業務停止▽戒告-がある。

弘中氏は過去に東京地検特捜部などが手がけた著名事件などで弁護人を務め、「無罪請負人」の異名を持つことで知られる。

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朝日新聞デジタル・1月16日22:02配信【ゴーン被告逃亡に日本人協力者? 本人が仏誌取材に示唆】

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は、16日に発売された仏誌「パリマッチ」に掲載されたインタビューで、日本から逃亡した際に日本人の協力者がいたかを問われ、「日本でまったく加担してくれる人なしにこの国(日本)から出られると考えるのなら、それは幻想だ」と述べ、日本人の協力者がいたことを強く示唆した。

ゴーン前会長はこれまで、逃亡の詳しい経緯については「協力者を危険にさらしかねない」として、語ってこなかった。

また、日本からの逃亡を計画した時期については、「私は行動に移すまでぐずぐずするタイプではない」と語った。(パリ=疋田多揚)

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朝日新聞デジタル・1月16日21:13配信【日産、ゴーン氏の「無罪」主張に反論 東証に報告書提出】

日産自動車は16日、カルロス・ゴーン前会長による不正を許してきたガバナンス(企業統治)の改善などに関する報告書を東京証券取引所に提出した。CEO(最高経営責任者)の裁量で使える予算「CEOリザーブ(予備費)」を利用した支出や、仏自動車大手ルノーとの統括会社を舞台にした会社資金の私的流用など、前会長の不正に関する社内調査結果を新たに盛り込んだ。逃亡先のレバノンで開いた会見で「無実」を主張した前会長と真っ向から対立する内容だ。

報告書では、前会長がCEOリザーブを使って、海外の知人が経営する企業や、販売代理店に計4670万ドル(約51億円)の不正な支出をしたと認定。前会長をめぐる特別背任事件で、東京地検特捜部が起訴した内容に重なる。

ルノーとの統括会社「ルノー・日産BV(RNBV)」を通じて、パリ郊外のベルサイユ宮殿でのパーティー費用、ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルやカンヌ映画祭への知人の招待費用などの私的な支出を含め、少なくとも計1137万ユーロ(約14億円)の不正支出があったとも認定した。これらの調査結果は、昨年6月に東証に提出した「改善報告書」の内容に付け加える形で盛り込んだ。日産幹部は「会見への反論にもなっている」と話す。

レバノンに逃亡したゴーン前会長は、ベイルートで8日に開いた記者会見で、CEOリザーブについて「多くの役員がチェックするものだ。私のサインだけで支払われたCEOリザーブは1ドルもない」と主張。RNBVを通じた支出についても不正を否定した。日産は報告書でこうした支出の背景について、前会長が「事実を隠したため、取締役会に参加した取締役は不自然さを探知できず、監査役も是正できなかった」と指摘。CEOリザーブの不正支出などを他の役員が承認したのは、前会長が必要な情報を開示しなかったためだと主張した。(友田雄大)

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ディリー新潮・1月16日6:00配信【ゴーン逃亡「弘中・高野弁護士」「保釈許可の裁判官」はどう責任取るのか】

“無罪請負人”の弘中惇一郎弁護士(74)と、“刑事弁護界のレジェンド”高野隆弁護士(63)。彼らのクライアントであるカルロス・ゴーン(65)の海外逃亡は日本の刑事司法を揺るがす大失態であり、さらには両名が責を負うべき事情もあるのだ。

***

ゴーンの豊富な資金ゆえ、最強の弁護団は形成された。そして、まるでマジックショーの瞬間移動のような日本脱出によって、両者の関係はいとも簡単に終焉を迎えた。司法記者が言う。

「その一因は、昨年12月25日に弘中さんが報道陣の囲み取材で洩らした内容にあると考えています。我々に取材を止めてほしいという話かと思ったら、そうではない。ゴーンを尾行する者がいるとのことで、付きまとう人物を調べた結果、『日本シークレット・サービス』なる警備会社だと判明したというのです」

なぜそんなことを話すのか、と訝(いぶか)る報道陣を相手に、

「弘中さんは、その業者は日産が雇っていると明かしたうえで、年内に刑事告訴すると明言した。すでにそのための委任状をゴーンからもらったとのことでした。日産が、日産を離れた人間について何百万、何千万の費用をかけて24時間付きまとっているのは、社会的に問題があるという点も訴えたかったのだと思います」

刑事告訴の概要は――。罪名は、軽犯罪法違反と探偵業法違反。囲み取材の2日後の27日に告訴する。ゴーンに付きまとう車やバイクの名義が日本シークレット・サービスだった……。
この話は、報道陣を媒介に、探偵業者や日産、警察、検察へと瞬く間に広まった。

《経緯を明らかに》

実際、27日、麻布警察署に軽犯罪法違反で告訴状が提出された。この影響で日本シークレット・サービスの仕事は29日には解除。その直後、ゴーンは消えたのである。

この一連の流れについて法務省関係者が渋面で話す。

「告訴の報に接して慌てた日産の指示か業者の判断かは分かりません。しかし結果的に、弘中弁護士の話が監視排除につながった」

高野弁護士についても、

「あえて私見と断り、“密出国を全否定することはできない”とブログにゴーン擁護の書き込みをしています。開き直りもいいところ。高野弁護士は英語が堪能ですから、弁護団ではゴーンと話すことが多かった。まさか、会話のなかで解除時期を伝えたりはしていないでしょうが……。仮に逃亡計画を知りながらゴーンの監視排除の手助けをしていたのなら、その弁護士は、出入国管理法違反の幇助に当たるおそれがあります」

元東京地検特捜部検事の高井康行弁護士もこう語る。

「起きてしまったことには、誠実に対処する義務があります。保釈条件がきちんと履行されていたかどうか、検察と裁判所に示す必要もある。国民に対しても、説明できる範囲で、記者会見などで経緯を明らかにしていかなければいけません」

結果だけ見れば、彼らがやったことは高額な報酬をもらってゴーンの海外逃亡をお膳立てしたということに尽きる。辞任の意向というが、それでこの問題から逃げられるのであれば、検察も警察も、そして弁護士も要るまい。

保釈を認めた裁判官の奇怪な判決

「最強弁護団」が保釈を勝ち取った結果が、遥か中東の地への逃亡につながった。一方で、東京地裁の島田一裁判官が保釈を認めさえしなければ、日本の司法に歴史的な汚点はつかなかったのではあるまいか――。

保釈中の被告が逃亡や事件を起こす例が相次ぐ昨今、保釈制度の是非が問われている。社会部デスクの話。

「実際この10年で、保釈率は1割から3割近くまで激増しています。島田裁判官の保釈決定も、その流れが影響したかもしれません」

ただし、世界的に知られるゴーンをめぐっては、

「海外のメディアから長期勾留への批判が強く、外圧に屈した末の保釈と見ることもできます。ちなみに島田裁判官は、誰もが首を傾げるような判決でも名前が知られているんですよ」

その判決は、ゴーン保釈と直接関係はないとはいえ、

「2016年、東大や東大大学院の男子学生5人が、女子学生に集団でわいせつ行為をして逮捕された事件がありました。その裁判の担当が、島田裁判官です」

5人は女子学生をマンションに連れこみ、酒を飲ませて全裸にし……。

「主犯格3人が起訴され、強制わいせつなどの罪に問われました。島田裁判官は彼らに対する判決で、“犯行態様は執拗で卑劣だ”と非難しつつ……」

首を傾げるのはここからだ。被害女性は示談には一切応じず、厳罰を望んでいたのに、

「3人全員に懲役2年執行猶予4年などの執行猶予判決を出したのです。“謝罪や弁償に向けて努力する意向を示している”などと奇怪な理由を示していました。“今後は一切酒を飲まないと誓っている”と妙な同情もしている。救いようのない犯罪なのに、被害女性が心を痛めるようなことを言ったわけです」

そんな裁判官が、ゴーンを世に放ったわけである。

「週刊新潮」2020年1月16日号 掲載

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フライデー・1月17日配信【カルロス・ゴーン被告 逃亡直前の彼を見つめていたバイクの男】

29日に監視を解かれて国外へ。「人質司法」や日産の「企業体質」は高飛びを正当化するに足るのか

〈ゴーン被告、監視中止当日に逃亡〉

正月早々、こんな見出しのニュースが世界を駆け巡った。日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)の国外逃亡劇は世界的な注目を集めている。記事によれば、ゴーン被告は逃亡前日まで日産が雇った警備会社に監視されており、この監視態勢が解かれた途端、逃亡計画が実行されたという。

バイクの傍らに立つ男が、東京・飯倉片町の交差点近くにあるゴーン被告の当時の住居の方角をじっと見つめている。麻布通りを挟んだ場所からイヤホンをつけて監視しており、ゴーン被告が乗ったトヨタのアルファードが通りに出てくると、急発進して追いかけるのだった。

’19年の大晦日に、突如として「国外逃亡」が報じられたゴーン被告。金融商品取引法違反をはじめ、複数の容疑で逮捕・起訴され、この4月にも一部の裁判が始まる予定だった。

ゴーン被告は保釈中でも高級ホテルで食事を楽しんだり、京都や軽井沢に旅行に出掛けたりと、妻以外の人間とは自由に面談していた。その間に国内外の協力者と逃亡計画を作成していたのだろう。

「12月25日に弁護団の弘中惇一郎弁護士が、都内の警備会社がゴーン被告を監視しているとして、刑事告訴すると表明しました。この会社は、要人や芸能人の警備をすることで有名な会社です。その後、27日に実際に刑事告訴を行った結果、日産側が29日に監視を解除したそうです。ゴーン被告にしてみたら『してやったり』という心境でしょう。その直後、彼は国外へ逃亡したのですから」(全国紙社会部記者)

12月30日にレバノンに到着したゴーン被告は今後、著作や映画などで、「自分は被害者だ」と主張し、こうした監視態勢や日本の司法制度を批判していくと見られている(1月8日現在・以下すべて)。

「保釈後のゴーン氏の生活は親族や娘が順番に来日して支えていました。その中で、海外のメディア関係者やレバノンの大使館関係者など、多くの人と会っています。何度も訴えていたのが、罪を認めない限り長期間勾留される『人質司法』と、妻と会うことができない保釈条件が人権侵害だということ。自分は無実だと確信しているが、日本の制度が『野蛮』なので、有罪にされかねないから脱出したなどと、これから自分を正当化するのでしょう」(ゴーン被告の知人)

保釈金15億円は没収されたうえ、英フィナンシャル・タイムズによると、今回の逃亡費用は2000万ドル(約22億円)がかかったとされる。その原資は、世界中にいる日産とルノーの労働者が働いて稼いだカネだ。日本の「人質司法」や日産の企業体質にも問題があるだろうが、ゴーン被告が自身の逃亡を世間に納得させるのは難しいだろう。

『FRIDAY』2020年1月24日号より

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ニッポン放送・1月17日18:10配信【ゴーン被告、待っていたのは獄中死~逃亡の理由を佐藤優が解説】

《ニッポン放送「ザ・フォーカス」(1月16日放送)に元外務省主任分析官・作家の佐藤優が出演。ゴーン被告逃亡の理由と手段について解説した》

『弘中弁護士ら、ゴーン被告の弁護人を辞任』

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告が海外逃亡した事件に絡んで、ゴーン被告の弁護団のうち弘中淳一郎弁護士と高野隆弁護士が弁護人を辞任したことが16日わかった。弘中弁護士は「東京地裁に対し、カルロス・ゴーン氏のすべての事件について、弁護士法人法律事務所ヒロナカに所属する弁護士全員の辞任届を提出した。本件に関し、記者会見は行わない」とするコメントを出している。

森田耕次解説委員)ゴーン被告の公判前整理手続きが16日に東京地裁で開かれ、東京地裁はゴーン被告と金融商品取引法違反の罪で同じく起訴された元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告や法人との日産との裁判を分離する決定をしました。ゴーン被告が日本に戻る見通しがないということで、裁判は切り離すということです。一方で、ゴーン被告の弁護団のうち、弘中淳一郎弁護士や高野隆弁護士らが地裁に弁護人の辞任届を出しました。主任の河津博史弁護士ら3人は引き続き弁護士を務めるということです。地裁はグレゴリー・ケリー被告らの初公判については4月に開く方向で調整しているということです。ケリー被告は無罪を主張して、日産関係者らが証人として多数出廷する裁判になると見られています。ケリー被告はウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューに応じておりまして、ゴーン被告の逃亡を受けて「主要な証人がいなくなり、公正な裁判を受けられるかわからない」と心境を語ったということで、ゴーン被告逃亡で自分の裁判に悪い影響が出るのではないかと心配しているようです。

『ゴーン被告が逃亡した理由~有罪になれば獄中死』

佐藤)ゴーンさんからすれば、逃げるのは当然です。逃げるのがいいと言っているのではありません。今回、もし金融商品取引法違反だけだったら、彼は罰金刑かどんなに重くても執行猶予なのです。そしたらまた普通に生活できるわけですよね。ところが、背任が2つも付いています。会社法の背任は特別背任だから、最高刑は10年です。10年のものが2つ付くとどうなるかというと、最高刑が15年になるのです。そして、4つで起訴するということは、絶対に実刑にするという強い意志があるのです。これは、私の相場観だと12年を求刑すると思うのです。あまり裁判官は言いたがらないのですが、裁判所には不文律があって、「出世するためには検察官コースを受けないこと」というものがあるのですよ。だいたい求刑の7割以下になると、検察官は控訴してくるのですね。そうしたら、懲役がだいたい見えてくるのです。8年です。ゴーンさんの裁判は5年かかると言っていまして、私も特捜事件を経験しているからよくわかるのですが、この裁判は10年かかると思います。

森田)裁判に10年。

佐藤)その後8年ですから、ゴーンさんはいま65歳でしょう。刑務所から出てくるときには83歳なのです。刑務所の医療環境はものすごくいいとは言えないですから、たぶん獄中死するのですよ。それと、日本から密出国した場合、刑期は1年しか増えないのです。これは、商売人の感覚からしたら、大変お買い得と言っていいでしょう。獄中死か、もしバレたとしても1年。しかも、15億円の保釈金を没収になります。逃げるために新聞報道だと22億円というので、37億円。しかし、ゴーンさんが手記を書いたら印税がいくらくるでしょうか。それから、映画化したら。

森田)映画化の話も言われていますよね。

佐藤)昔あった『パピヨン』並みですよ。そうすると、恐らく数100億円は儲かります。ビジネスにもなるし、自由の身も確保できるし。やるに決まっています。でも、弘中さんはそんなことはしないものだと思って引き受けたのでしょう。彼としては言いたいことがたくさんあると思います。しかし、弁護人としては引き受けた以上、依頼人の利益のために動きます。今回の辞任は「この人の利益のためにはもはや動けません」ということですよね。弁護士をも手玉に取ったという。ゴーンは桁違いの人間であるという話ですね。

森田)裁判所は検察に控訴させないようにということで、だいたい8年くらいの実刑になるといった計算もゴーン被告はしていて。

佐藤)頭がいいのですよ。

『ゴーン被告の監視はなぜ外れたか~逃亡に協力したプロ集団』

森田)逃亡の危険性については、佐藤さんは以前からおっしゃっていましたね。

佐藤)私は逃げると思っていました。今回、なぜゴーンを検察が監視していなかったのか。報道ベースだと、12月に監視を解いたと書いてあります。なぜだと思いますか? これはIRの事件と関係しているのだと思います。警察が捕まえたなら、江ノ島で猫にデータを預けていた男が「無罪だ」と争っていて、1回保釈が認められました。だけど、警察はずっと追いかけて穴のなかに発信機を埋めているのを抑えています。

森田)防犯カメラで。

佐藤)ところが、検察が捕まえたから警察は全然見ていないのですよ。検察はマンパワーが少ないのです。IRで秋元議員を捕まえたら応援などで人が足りません。それで監視をやめてしまったと思うのです。日産自動車はさもありなんと思っているから自分たちで監視もつけていました。ところが、これは警察を辞めたプロの尾行の専門家だから、10人くらいで尾行されても絶対にわかりません。それに気が付くということは、ゴーンさんはそれに気が付くだけのチームを持っているということですよ。そして弘中さんたちに「人権侵害だろう」と訴えます。弘中さんたちも納得して尾行が解除されたその日に逃げてしまうわけです。ということは、国家を超えるような横のネットワークがあるということです。いま、新聞報道では元グリーンベレーという話が出ているでしょう。あんなものは見せかけです。あのグリーンベレーの人には前歴があります。前歴があって顔写真を撮られている人は、このオペレーションでは使えません。これは、見せるための役です。それから、トルコのチャーター便の人が捕まりました。

森田)あれも誰から指示が来たのかわからないまま捕まっていたのですね。

『日本は情報戦で戦うべきではない』

佐藤)「とある物を運ぶだけでお金になる」といった程度の話です。これは地面師の世界です。何かあったときにアドホックでプロジェクトチームができる、こういうネットワークをもともとゴーンさんは持っているということですよ。これは相当恐ろしい話です。地面師から話を考えるとわかりやすいです。いま、日本政府は情報戦で追い込まれているでしょう。これはあまり情報戦に乗らずに、静かにしておいた方がいいです。なぜかというと、捕まったときにはアンケートや検査があって、入れ墨、指詰め、玉入れ。シリコンの玉がいくつ入っているかなどの検査をしているのは本当のことでしょう。そういう話をすればするほど、日本はやばい国だということになりますから、都合の悪い話は黙っているというのも情報戦なのです。

森田)司法制度批判については黙っていた方がいいと。

佐藤)日本は厳正な手続きをしていると言うくらいで、記者会見で聞かれたくない最低な話をすると、風呂へ行くときには希望すればシャツが着られるとか。希望しなければパンツ1枚で数10メートル歩かされると言うと、ヨーロッパ人はびっくりするのです。

森田)佐藤さんは実際にそれを経験していますからね。

佐藤)黙っていた方がいいのですよ。

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共同通信・1月17日23:34配信【「逃亡は年末の休暇時期狙った」 ゴーン被告、スペイン紙に語る】

【パリ共同】前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告は、レバノンへの逃亡時期を昨年末にした理由について、日本の休暇時期を狙ったと明らかにした。17日付のスペイン紙パイスがインタビューを報じた。

ゴーン被告は年末を選んだ理由を問われ「(日本の)人々はリラックスし、休暇を取り、スキーに出かけたりする時期だからだ。良いタイミングだった。逮捕されたときは驚かされたが、出国では彼らを驚かせた」と答えた。

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ニッポン放送・1月17日18:10配信【ゴーン被告、待っていたのは獄中死~逃亡の理由を佐藤優が解説】の記事中で、元外務省主任分析官・作家の佐藤優はゴーン被告について「私は逃げると思っていました」と述べています。

その根拠についても語っていましたが、ある意味結果論ではないかという気がしました。

確かに、裁判終了までの月日、刑務所での月日を計算するとかなり高齢での社会復帰になるであろうことは想像出来ますが、そもそも無罪を争っていた訳であり、逃げるはずなどないと考えるのが普通の感覚。

ということは、佐藤氏は「ゴーンは有罪になる」との考えが大前提にあったということになりますね。

あれだけの有名人で尚且つ世界的なビジネスマンであるゴーンがまさか国外にトンズラするなんて、その可能性は限りなくゼロに近かったはずです。

結局のところ、人質司法がどうのこうのとか言ってますが、多くの国民はその弁明を聞き「えっ?今さらでしょ!」と感じたのでは?

ほとんどの国民はそうならないよう法を守り日本という国で生きています。

ゴーンの逃亡劇に理解を示すこと自体、真面目に生きている国民を否定しているようなものではないでしょうか?

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【ゴーン被告とMr.ビーン(アトキンソン)】

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文春オンライン・1月12日6:00配信【ゴーン逃亡を擁護】”変装保釈”の担当弁護士に跳ね返る「日本司法の深刻なダメージ」

昨年末に電撃的な極秘出国を果たしたカルロス・ゴーン元日産自動車会長の脱出劇の内幕が徐々に明らかになってきた。ゴーン元会長は1月8日、記者会見を開き、日本の司法制度を大々的に批判して日本の法曹界を揺るがしたが、深刻なのは非合法グループが国内に潜入し、ゴーン元会長の「出獄」を手助けしたことだ。

【「保釈のプロ」高野弁護士はブログでゴーン元会長を擁護】

今夏、東京五輪パラリンピックを控えた我が国にとって、事実上の犯罪集団が密入国し、テロさえ起こりうると再認識させたインパクトは計り知れない。今回のゴーン元会長の極秘出国を教訓に、日本は危機感を募らせなければならない。

ゴーン元会長の弁護団の高野隆弁護士は、2019年3月の作業員姿の“変装保釈”でも注目され、業界では「保釈のプロ」との呼び声も高いが、元会長の出国を受けて1月4日、久々にブログを更新し、「彼が見たもの」と題した文章を寄せた。

「彼」とは、もちろんゴーン元会長のことだ。高野弁護士はこの文章の中で、ゴーン元会長から何度も「(日本で)公正な裁判は期待できるのだろうか?」と尋ねられたと告白し、「期待できないが、無罪という結果を出してみせる」と答えたとつづった。

また、ゴーン元会長が特に妻キャロルさんとの接触禁止という保釈条件に「絶望を感じ」ていたと指摘。このような保釈条件を許容する現在の日本の刑事制度について「本当に恥ずかしい。一刻も早くこの状況を改善するために私は全力を尽くす」と伝えたという。

さらに、ゴーン元会長の極秘出国に関しては「まず激しい怒りがこみ上げた」としつつ、「彼がこの1年あまりの間に見てきた日本の司法とそれを取り巻く環境を考えると、密出国を全否定できない」と擁護。「(高野弁護士自身を)裏切ったのはカルロス・ゴーンではない」とし、日本の刑事司法制度そのものが今回の事態を招いたとする考えを示唆した。

《「密出国を擁護するなんて法を信じる人がする行為じゃない」》

この文章に対し、反発するコメントが多数投稿された。

「今回の密出国を擁護するなんて法を信じて仕事をしてる人がする行為じゃない。犯罪を擁護してまで日本の司法に従えないと言うなら、直ちに弁護士資格を放棄して他の仕事をするか海外に移住して下さい」

「ゴーンはお金持ちだから逃げられてよかったじゃんってだけじゃん。(中略)ゴーンの事件があってようやく日本の司法のダメさ加減に気づいて裏切られた気がしたっていままでなにをやってきたんだと、本当にプロかと問いたいわ」

「(高野弁護士が批判する)司法制度に何十年も携わってきたのがあなたなのでは? あたかも他人事かのような内容に私はほとんど殺意に近いものを感じます」

【保釈率が拡大する傾向に疑問を投げかけたゴーン逃亡】

この反発ぶりにも明らかなように、今回のゴーン元会長の逃亡劇は、日本の司法制度を改革しようとするラディカルな法曹人に大きなダメージを与えた。多くの国民が「保釈許可や保釈条件が甘い」とすら感じたに違いなく、今回の件は、裁判員制度の導入に伴って保釈率が拡大する傾向に疑問を投げかけた。少なくとも、刑事裁判を専門とする弁護士にとって逆風となる出来事であり、今後、裁判所はより慎重な保釈判断を迫られざるを得なくなった。

これに対し、捜査機関側(とりわけ検察側)は揺り戻しを強めている。すなわち、森雅子法務大臣は1月6日、「被告人にGPS装置を装着させるなどの行動監視を『議題の一つ』として、保釈制度の見直しを検討している」と発言したが、当然、この法相のアイデアには法務官僚(検事)の意向が作用していると考えていい。

【検察幹部は「これで裁判所や弁護人に強い姿勢を示すことができる」】

今回の逃亡劇で一番笑ったのは、ゴーン元会長に違いない。そして、ある検察幹部はこううそぶいていた。

「もちろん、ゴーン元会長が本当に極秘出国するとまでは思っていなかったが、結果的に我々が心配したようになった。おそらくゴーン元会長の公判はもう開けないだろう。検察は、今回の逃亡劇を盾に、裁判所や弁護人に保釈の運用について強い姿勢を示すこともできるようになったし、何よりゴーン元会長の無罪判決という最悪のシナリオも消えた」

保釈を認めたことを批判される裁判所、保釈条件を守ると誓約しておきながらゴーン元会長を逃したことを批判される弁護人。唯一、批判を受けないのが検察という構図。検察側は一時、楽観的な受け止めさえしていた。今回の出国劇で、検察は得をしたのではないか。そんな観測も流れた。

しかし、8日に会見を開いたゴーン元会長は特捜検察の捜査を強烈に批判し、「人権を無視した取り調べ」を強調した。これに対し、森法相や東京地検の斎藤隆博次席検事が相次いで記者会見し、ゴーン元会長の言い分に猛反発した。今や、法務検察は怒り心頭だ。「国際社会で恥をかかされた」と地団駄を踏んでいる。

【ゴーン逃亡は「非合法集団が潜入できる日本の現実」を浮き彫りに】

ただ、今回の脱出は法曹界という一定の業界へのインパクトに限られたと思うべきではない。いわゆる民間軍事組織とも言える「警備会社」が暗躍し、米特殊部隊(グリーンベレー)での活動歴がある人物らがゴーン元会長の出国を手助けしたことが明らかになってきた。そして、その非合法集団は既に日本を離れている。

これは、裏を返せば、日本の法律に反することをたやすくやってのける外国人グループが潜入しうることを意味している。つまり、目的が違えば、テロ行為が起こりうることを示唆している。東京五輪が始まる前に、この教訓を生かし、徹底した水際作戦とセキュリティー対策を講じなければ、「世界一」をうたう日本の安全神話は崩壊するだろう。

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Forbes JAPAN・1月12日14:30配信【仰天報道 カルロス・ゴーンの父親は神父を銃殺し、死刑判決を受けていた】

仰天報道 カルロス・ゴーンの父親は神父を銃殺し、死刑判決を受けていた。

1月8日記者会見したカルロス・ゴーン(Getty Images)
レバノンに逃亡したカルロス・ゴーンの記者会見は、レバノンをはじめアラブ諸国でも大々的に報じられているが、衝撃的な報道が登場した。それは、ゴーンの実父、ジョージ・ゴーン(2006年に死亡)が、かつて密輸にからむ殺人事件を起こした後、いくつもの事件で死刑判決を受けていた、というものである。

ドバイのアル・アラビーヤ国際ニュース衛星放送が報じたところによると、フランスのオプセルヴァトゥール(L’Obs)の東京特派員レジー・アルノー記者が、カルロス・ゴーンの人生にせまる『逃亡者』という本を2月5日に発売する。その本に、ゴーンが6歳のとき、父親のジョージが犯した殺人事件について触れていることが明らかになった。

ただの脅しのつもりが……

アルノー記者の本を事前に入手したクウェートのアル・カバス紙によると、事件が起きたのは1960年4月17日。レバノンの村の路上で銃殺された死体が発見された。

被害者は、ボリス・ムスアド神父。3日後に5人組の犯人グループが逮捕された。その一人が、当時37歳だったジョージ・ゴーン。ダイヤモンド、金、外貨、麻薬の密輸業者であり、ジョージは検察官の取り調べに対し、「ただの脅しのつもりが最悪の結果になってしまった」と供述している。

ジョージは事件の20年前にナイジェリアの首都ラゴスでボリス神父と出会っていた。ボリスはレバノンの山岳地帯で羊飼いから神父になった人物。その神父にジョージは密輸を依頼するようになる。儲けたカネを分け合う関係だったが、「神父の欲深さに腹を立て、仲間をけしかけて脅していたら、神父を殺害してしまった」と、ジョージは供述している。

事件当時、息子のカルロスは6歳。父親は殺人で逮捕されるのだが、その後、さらなる驚きの犯罪が発覚する。

賄賂、偽札、脱出、成功

バアバダー刑務所に送還されたジョージは、「貧しそうだったので憐れんでやった」と看守たちに賄賂を配り、刑務所のドンとなった。昼間は刑務所外で過ごし、夜は刑務所に戻る形で、近くに開いた賭博所で看守や囚人たちをもてなしていたという。

同年の8月4日、仲間11名が逃亡を計画。ジョージは逃亡に加わらなかったが、脱獄に失敗して逮捕された仲間が衝撃的な供述を行う。それは、ジョージがバアバダーの地方検事、予審判事、刑事裁判所長の殺害計画をもちかけていたというのだ。これによって、ジョージ・ゴスンは1961年1月9日に死刑判決を言い渡された。

しかし、ジョージは模範囚となり、その後15年の禁固刑に減刑された。出所したのが、1970年。ところが、話はこれで終わらない。刑務所から出所した4か月後にまた逮捕された。3万4000ドルもの偽札を所持していたのだ。取り調べの結果、100万ドルの偽札をすでに販売していたため、再度15年間の禁固刑に処される。

3年後、刑務所内で自殺未遂事件を起こしたが、チャンスが到来する。1975年初頭、レバノン内戦の混乱に乗じてベイルート脱出に成功したのだ。ジョージはブラジルのリオデジャネイロに逃げて、ブラジルでビジネスに成功。2006年に死亡した。

《なぜ今回明らかになるのか?》

これまで敏腕経営者としてのカルロス・ゴーンにまつわる本は数多く出版され、本人も多くのインタビューでも生い立ちについて語っている。ゴーンは祖父母や母親については多くを語っているが、父親についてはあまり話してこなかった。密輸、殺人、判事らの殺害計画、偽札など、その犯罪歴を考えれば、当然といえば当然だろう。

実はこのジョージ・ゴーンの悪行は今回初めて暴露されたわけではない。レバノン歌謡界の大御所で、アラブの歌姫としてアラブ諸国では知らぬ人はいない、サバハ(2014年に死去)が自叙伝に書いているのだ。サバハは日本でいう美空ひばりのような存在。彼女が自ら筆をとった自叙伝でこのことに触れているのは、かつての恋人がジョージに殺された神父だったからだ。

レバノンを見捨てた男?

今回、『逃亡者』を書いたアルノー記者は、1960年代にベイルートで発刊されていたフランス語紙L’orientに掲載されていた殺人事件の記事に着目し、そこから丹念に調査を行ったという。

ゴーンにとって触れられたくない過去が今回明らかになる背景には、アラブ諸国でのゴーンへの厳しい見方もある。アラブ社会ではオーナー社長がワンマン経営で公私混同の好き放題をやるケースはある。ただ、ゴーンはオーナー社長ではなく、「雇われ社長のくせに何を勘違いしているんだ」という、成り上がりへのやっかみがある。

もちろん辣腕経営者として尊敬されている面もあるが、低所得者層からは「イスラエルに尻尾をふる億万長者」とか「レバノンを見捨てた男」と見られており、そうした庶民感情に応える形での暴露とも言えるだろう。

隠し続けた過去、成功、カネへの執着、元妻へのDV訴訟、そして今回の逮捕と逃亡。まるで戦後を代表する小説家、松本清張が描いてきた人間の現世欲や秘めた怨念の世界のグローバル版と言えるのではないだろうか。

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スポニチアネックス・1月12日16:37配信【西川史子 ゴーン被告とレバノン政府について再度言及 共演者も「消されちゃったらどうする?」】

医師でタレントの西川史子(48)が12日、TBS「サンデージャポン」(日曜前9,54)で、金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)と、逃亡先のレバノン政府について再度言及した。

西川の友人が、ゴーン被告側から保釈後に「家を貸して欲しい」と言われ、「妻と娘が内見に行きたい」と求めてきたという。書類の借主の欄に誰の名前が記載されていたのかを友人に確認しようと、西川は「フランス政府なの?カルロス・ゴーンって書いてあったの?と聞いたところ、レバノン政府だって。英語で」と明かした。

この話を西川は、今月8日に同局「グッとラック!」(月~金前8,00)でも紹介。しかし、気に留めてくれたのは司会の立川志らく(56)くらいで、他の共演者の反応は薄かった。

西川は「保釈後、レバノン政府が協力しているんだって驚いて。ここ(TBS)で言ったんですよ1回。そしたら、みんながスルーしたんですよ」と苦笑い。友人がその後、どう対応したかについては「マスコミの人たちがいっぱい来るから、やめておいた方がいいんじゃないってことで、お断りしたんですよ」と家は貸さなかったという。

「グッとラック!」放送後、ネット上には「西川先生すごい情報もってるな」「西川先生、そういうことべらべらしゃべっちゃダメだよ…」などの意見があがり、波紋を呼んだ。レバノン政府の関与を巡っては7日、大久保武・駐レバノン日本大使がベイルート郊外の大統領府で会談したアウン大統領が「本件にレバノン政府は全く関与していない」と説明していたことを伝えた。

この日の共演者は興味津々。モデルの藤田ニコル(21)が身の危険を案じて「ネットで消されるって書いてあって、消されちゃったらどうするんですか?」と質問すると、西川は「大丈夫でしょ」と笑いながら答えた。

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日刊スポーツ・1月12日10:32配信【松本人志がゴーン被告を批判、会見は「宮迫と同じ」】

ダウンタウン松本人志(56)が12日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午前10時)で、レバノンへ逃亡した前日産自動車会長のカルロス・ゴーン被告(65)を批判した。

日本から極秘で違法に出国してレバノンで会見、日本の司法制度などを一方的に糾弾したことを「勝手に会見を開いたのは、宮迫(裕之)と同じ」と、闇営業騒動で昨年7月20日に会見を開いて、所属の吉本興業を批判した雨上がり決死隊の宮迫博之(49)に例えた。

そして「そもそも、日本へのリスペクトがないんだと思う」と話した。

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スポニチアネックス・1月12日18:42配信【ヤマハ異例の注意喚起が大反響「大型の楽器ケースに人が入らないように」ゴーン被告逃亡を念頭】

ヤマハ製管楽器の情報を中心に届ける「ヤマハ・ウインドストリーム」の公式ツイッターは11日夜、「理由については触れませんが、大型の楽器ケースに人が入ることに関することをネタにしたツイートが多く散見されるようになってきました。不幸な事故が起きてからでは遅いですので、皆さんの周りでは実際にそのようなことをしない、させないように皆さんで注意し合ってください」と“異例”の注意喚起し、約20時間で3,5万件リツイートされるなど、大反響を呼んだ。

金融商品取引法違反などの罪で起訴され、レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が楽器箱に隠れて出国したという証言や報道を念頭に置いたとみられる。

一夜明けた12日午前9時には「【御礼】ごく当たり前のことを呟いただけのツイートですが、たくさんのいいねやリツイートでご拡散をいただき、ありがとうございます。大変驚いております。楽器・音響機器用のケースは楽器や音響機器を収納するために設計されています。正しくご利用ください」とした。

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ニッポン放送・1月13日9:10配信【ゴーン被告の妻・キャロル容疑者の逮捕状よりもやるべきことがある! 森永卓郎が解説】

経済アナリスト・森永卓郎が、レバノンに逃亡したカルロス・ゴーン被告について持論を述べた。

日産の前会長カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡。一方で、東京地検特捜部は、偽証の疑いでゴーン被告の妻キャロル・ナハス容疑者の逮捕状を取っている。これについて1月8日(水)のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に生出演した森永が解説した。

『妻のキャロル容疑者の逮捕状をとって日本での行動を制限するという点では意味があるかもしれませんが、ふたりともレバノンにいるので、(逮捕状は)効果がないんですよね。また、ゴーン被告は15億円の保釈金を没収されましたが、1000億円の資産があるといわれています。
1000億円は重さに換算すると10トン。4トン車2台でも乗りません。そんなお金をゴーン被告はどうやって貯めたのか、という話なんですよ』

報道でもあったが、ゴーン被告はギャンブルで負けた分のお金を日産が立て替えようとしていた。最終的にゴーン被告はギャンブルに勝ったので、日産は負担していないが、博打をするうえで、負けた分の立て替えをしてくれる人がいたら、絶対に勝てるということになる。

『だいたいゴーン被告は裁判中にもかかわらず、海外に逃亡したなんて、わたしは聞いたことがありません。そもそも、キャロル夫人の逮捕状をとるなら、ゴーン被告の逃亡を手助けしたとされる人を見つけるべきです。

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サンパウロ共同・1月13日10:12配信【ゴーン被告、日本人は迅速でない ブラジル紙に逃亡を語る】

【サンパウロ共同】12日付のブラジル主要紙エスタド・ジ・サンパウロは、日本から中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告とのインタビューを掲載した。被告は逃亡について「決定、計画、実行とも迅速に行った。なぜなら日本人は迅速ではないからだ」と語った。

被告は「日本人は綿密な準備と計画と理解がなければ、迅速に行動しない。逃亡を成功させるには、素早く出し抜く必要がある」と述べた。

ベルサイユ宮殿をパーティーなどに利用したことなどについて、公私混同は「率直に言ってなかった」と強調した。

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Bloomberg・1月13日15:28配信【逃亡したゴーン被告の主張に「納得できない」が9割との世論調査】

(ブルームバーグ): 保釈中に逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の主張について、「納得できない」が9割を超えたことが、FNNの実施した世論調査で分かった。

不法に出国しレバノンに逃げたゴーン被告が日本の司法制度を批判したことなどについて、ゴーン被告の主張に「納得できる」は4%、「納得できない」は91%だった。FNNが11日、12日に全国18歳以上の有権者1040人に電話で調査を実施した。

ゴーン被告は8日にレバノンで会見、戦略広報の声

2018年に金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)などの容疑で東京地検特捜部に逮捕、起訴されたゴーン被告は8日、レバノンで逃亡後初となる記者会見を開催した。同被告は会見で「私は最も基本的な人道の原則に反する司法制度を暴くために、ここにいる」と発言。自身に対する「嫌疑は真実ではなく私は決して逮捕されるべきではなかった」などと語った。

8日に行われた同会見について、ブルームバーグが13日までに危機管理の専門家に聞いたところ、共同ピーアールの池田健三郎総合研究所長は「日本で会見を開くべきだった。検察や司法批判を展開し、日本の世論をまず見方につけることが裁判を有利に展開するには必要で、そうなれば名誉を回復する手助けになっただろう」と述べた。

また、山見インテグレーターの山見博康社長は、「起訴内容に無実の証拠がありそれを主張するのであれば、当該国で行うべき。無実の自信があるのであれば何ら問題はないはずだ」とした上で、「しかし、それを違法な方法で逃れたということは、疑惑は本当だとの印象を自ら一層強めた」と指摘した。

(c)2020 Bloomberg L.P.

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スポーツ報知・1月14日6:13配信【ゴーン被告、“大脱走”逃亡劇の映画に「当然」…「Mr.ビーン」アトキンソンの主演待望論】

金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が自らの逃亡劇の映画化について「当然」と明言した。日本時間13日までに放送された米CBSテレビのインタビューで言及した。

CBSは「カルロス・ゴーン氏の『大脱走』」と題した特集で単独インタビューを敢行。「あなたのストーリーについてハリウッドからアプローチはあった?」と問われたゴーン被告は「YES」と即答。「本当に実現するんですか?」と続けられると「WHY NOT?(当然だ)」と不敵な笑みを浮かべた。

ゴーン被告をめぐる騒動の映画化については、これまでも各国メディアに取り沙汰されてきたが、本人の口から前向きな発言が出たのは初めてだ。

今月3日、仏紙ル・モンドが「米動画配信最大手ネットフリックスと独占契約」と報道したが、ゴーン被告は8日の会見で否定した。

3日付の米紙ニューヨーク・タイムズは「逃亡前に東京でハリウッドのプロデューサー、ジョン・レッシャー氏と面会」とも伝えた。レッシャー氏は、2014年のアカデミー賞作品賞受賞作「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のプロデューサーとしてオスカーを得た大物。日本の司法を「悪役」にして「驚くべき展開をする」との構想を議論したという。

ゴーン被告を演じる主演俳優には、顔がソックリ?の「Mr.ビーン」で知られる英俳優ローワン・アトキンソン(65)に、世界的な待望論があがっている。

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ウォール・ストリート・ジャーナル日本版・1月14日8:07配信【ゴーン逃亡で置き去りのケリー被告、WSJに語る】

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告は日本から逃亡した。一方、金融商品取引法違反で共に起訴されていた元代表取締役のグレッグ・ケリー被告(63)は日本に置き去りになり、単身で刑事裁判に直面することになった。かつてのボスが姿を消し、自らの裁判は厳しいものになるとケリーは語る。

ゴーンの多額の報酬を覆い隠そうとした罪に問われているケリーは、ゴーンが自分を弁護すると期待していた。そのゴーンがいなくなり、ケリーは自身の公判に悪影響が及ぶとみている。ゴーンはケリーの主張を裏付けるカギを握る人物だったからだ。

ゴーンが12月末に逃亡して以降、ケリーがインタビューに応じるのは初めて。ケリーは「どのように公正な裁判ができるのか分からない。主要証人がいなくなったというのに」と語った。

ケリーは2018年11月、ゴーンと共に逮捕されたが、後に保釈金を支払い保釈された。ここ数カ月は自身の弁護士と公判の準備に時間を費やしてきた。公判の日程はまだ決まっていない。

検察はゴーンとケリーが、ゴーンの退任後に8000万ドル(約88億円)超を支払う計画を隠そうとし、役員報酬の開示を義務付ける法律に違反したとして2人を起訴した。両被告はいかなる罪も犯していないと否定している。有罪となればケリーは最長で禁錮10年の刑に直面する。

ゴーンは、自分を引き留めるために報酬を増やす方法を、ケリーを含めた日産幹部が模索していたと述べている。両被告によると、規制当局への報告で開示することなくゴーンに追加報酬を支払う方法を議論したが、仮定の話であって同社を拘束するものでもないため、金額を公表する必要はなかったと主張している。

ゴーンは日本で追起訴されているが、その起訴内容も否定している。だが報酬を巡る公判には、両被告が共に出廷するはずだった。

ケリーは日本からの出国を禁じられているが、ゴーンほどの制約に縛られているわけではない。ゴーンは妻との接触を制限され、監視なしでインターネットを使うことも禁じられていた。

ケリーは早朝に自宅近くの皇居の周囲を走るのが公判前の日課だと話した。その後は弁護士の事務所で1日8時間を費やす。事務所では、検察に提供された公判用の膨大な電子書類に一つ一つ目を通す。たいてい昼には休憩を取り、近所のコンビニで買ったサンドイッチかおにぎりを食べる。休憩後は再び、書類の精査に戻る。

米国でケリーの弁護士を務めるジェイミー・ウエアハムは「無駄骨を折るという例えがどうあれ、それを超えた次元だ」とし、「全てを手作業でやらなければならない。このデータを精査するには何百人もの弁護士がいても一生かかる」と述べた。

ケリーは何を探しているのかさえ正確にはわからないという。「こうした議論の多くは5年、6年、7年前に起こったものだ」と指摘。検察と司法取引する機会も与えられたが、受け入れなかった。「結局のところ、真実を話さなければならなかった。われわれは法的助言を受けながら、カルロス・ゴーンを引き留める適切な措置を試みたというのが私の見解だ。いかなる刑法にも違反しなかった」

ゴーンの日本脱出についてコメントすることは控え、「カルロス・ゴーンと私の違いは、目下のところ、私はなお制度の中にいるということだ」と述べた。

横にいた妻のディー・ケリーは、ゴーンが「彼自身と家族のために正しいことをしなければならなかった。本当は私が言うことではないが、おそらく彼にとって非常に困難な選択だっただろうが、彼はその選択をした」と話した。

ケリーは弁護士事務所での作業を午後6時頃に終え、家族の写真が飾られているワンベッドルームの住まいへと帰る。大きなテレビが1台ある。妻と一緒に米プロフットボールリーグ(NFL)のプレーオフでひいきのチーム、テネシー・タイタンズが予想外の快進撃を遂げるのを観戦したり、米国の家族とビデオチャットをしたりする。

ゴーンが今月8日、レバノンでの記者会見で逃亡を決断したことを釈明する様子もケリーは見ていた。ゴーンはケリーが司法取引を拒んだことを褒めたたえ、尊敬に値する男だと呼んだ。さらに、ケリーのことを忘れるべきではないと世界に訴えた。

ケリーは「誰かがあのように認めてくれれば、かなり気持ちよく感じるものだ」と語った。

会計士を引退した妻のディーは日本語のクラスに登録することで学生ビザを取得し、日本で夫と住めるようになった。孫がいる同夫人は、周りは20代の学生ばかりだと笑いながら語りながらも、夫のそばにいるためにはこれしか方法がなかったと考えている。ビザの保有は成績を維持できるかどうかにかかっている。

ケリーは逮捕当時、脊髄が圧迫される脊柱管狭窄(きょうさく)症の治療のため、脊椎固定術の施術を待つ段階だった。症状が進むと手足の感覚がまひし、しびれや鋭い痛みが走る。ケリーは2018年11月、米国で手術を控えていたため、日本で行われる日産の取締役会を欠席する予定だったが、日産幹部は12月7日の手術日までに家に帰れると約束した。だがそれどころか、ケリーは逮捕され、拘留されることになった。

後になって日本で手術を受けたケリーは 、日本の医師に満足しているという。手足のしびれは残り、そのために朝のランニングで幾度かつまずき、転んだこともある。年を取る中で避けては通れない副作用だとケリーは語る。「私は起き上がって走り続ける。不満を漏らしているように思われたくはない。折り合いを付けているのだ」

(敬称略)

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CBSから「あなたのストーリーについてハリウッドからアプローチはあった?」と問われたゴーン被告は「YES」と即答。

「本当に実現するんですか?」と続けられると「WHY NOT?(当然だ)」と不敵な笑みを浮かべたそうです。

何てのかなぁ〜トンズラゴーンって奴はドラえもんのスネ夫タイプと言うか・・・金持ちのボンボンが好き放題言ってるって感じかな。

それはそうとヤマハの注意喚起がウケました。

「大型の楽器ケースに人が入らないように」(笑)

まさか楽器ケースに身を潜め国外逃亡をはかるとはコメディじゃあるまいし、日本から逃げたくて必死だったんでしょうねぇ〜

逃げたならレバノンでおとなしくしとけばよかったのに、数時間にも及ぶ派手な記者会見は悲劇のヒーローを演出したかったのでしょうか?

国外向けにはウケたと思いますが、日本人にはウケるどころかドン引きされたのでは?

個人的にはわざとらしすぎてウンザリでした。

年末からIR疑獄とトンズラゴーンのニュースばかりで若干飽き気味ですが、両事件とも近年稀に見る事件なだけにしばらくはニュースをまとめて掲載していきたいと思います。

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トンズラゴーンの女々しい愚痴はまだまだ続く!「私には発言力と金がある」と豪語!・堀江貴文氏がゴーン被告の会見について「ぶっちゃけゴーンの圧勝だよね。広報戦略は」と称賛!「圧勝?」その感覚おかしいんじゃね?

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【海外発の注目記事】クーリエ・ジャポン・1月11日19:17配信【海外の反応】カルロス・ゴーン逃亡、レバノンのメディアはどう伝えた?

12月29日に日本を無断出国し、レバノンへと逃亡したカルロス・ゴーン被告。1月8日の記者会見ではおよそ2時間半にわたり、自身の主張を展開した。

一連の出来事について、レバノンのメディアの報道をまとめた。

腐敗した国へようこそ

レバノンの情報サイト「ダラジ」は12月31日、ゴーン被告と彼を快く受け入れたレバノン政府を批判する記事を掲載した。

記事は冒頭で「腐敗した人々、レバノンの宗教制度から利益を得ている人々、”レジスタンス”の名の下に国を人質にとっている人々(注:ヒズボラのことをほのめかしている)、国の有力者たち、こうした人々は皆、カルロス・ゴーンをもろ手をあげて歓迎した」と述べた。

そして、ゴーン氏を「世界でもっともショッキングな不正行為の犯人として起訴されている男」と形容し、その男が「国民の貯金を恥知らずにも強奪する国」(注:レバノンの銀行によるドル建てでの送金や引き出し凍結の問題を示唆)にやって来たと続けた。

逃亡先にフランスを選ばず、レバノンを選んだゴーン氏については、皮肉を込めて次のように書いている。

「いずれにせよ、ゴーンはフランスよりもレバノンに逃げることを選んだのだ。フランスは彼が育ち、国籍も持ち、大企業のひとつを経営してきた国であるのにもかかわらず。なぜなら、フランスの司法は彼のような”成功したビジネスマン”に対してもっと厳しかっただろうから」

「われわれレバノン人にとって、なんと名誉なことだろう! めざましい成功をおさめていたここ数年、彼はわれわれにまったく無関心だったのに、とつぜん、母国レバノンに勝る国はないと思い出したのだ」

また、同紙は、経済危機の中、エリート層として批判を集めるレバノンの金融界とゴーン氏の近さを示す、あるうわさを紹介する。

「レバノン国民の預金を独占する銀行家たちはみな、飛行機から降りるゴーンを出迎えるために空港にいたかもしれない。なぜならその時ちょうど、レバノン中央銀行総裁リアド・サラメが新年をパリで迎えるために飛び立つところだったのだから。うわさによれば、ゴーンとサラメは空港のVIPルームで一緒になり、握手をかわしたという」

一方、同紙によれば、同じころ、レバノン経済界に批判的な映画監督ラビ・エル=アミンが逮捕されている。彼は、レバノンの金融システムを批判するコメントを添えて、サファリで殺した野生動物の横でポーズを決める銀行家の写真を投稿したため、銀行業務の秘密に関する習慣的規則を破った罪で起訴された。

このように同紙は、経済エリートに対する批判者を許さない一方で、会社の資金の流用疑惑があるゴーン氏を快く受け入れる政府を批判している。

記者会見の受け止めは?

レバノンとアラブ世界のニュースを伝えるリベラル左派のニュースサイト「アル・モドン」は1月9日の記事で、会見の様子を詳細に伝えた。

同紙は、持っているパスポートの数同様、ゴーン氏がいくつもの外国語を駆使して記者の質問に1人で対応したことに触れた上で、日本メディアの招待が少なかったことを批判した。

「17年も住んでいたのに、ゴーンは日本語を話さない。そもそも、記者会見場に入ることを許された日本人の記者はたった5人で、彼らは質問を1つしかできなかった。事件を追ってレバノンに来た日本人記者は数多くいたのにもかからず」

さらに、記事は記者会見を「都合の悪い質問を交わす技術を教えるすばらしい授業だった」と描写。ゴーン氏は「どのようにして国境を超えたのか? トルコからの旅費は誰が支払ったのか? なぜレバノンを選んだのか? ベイルート滞在は保証されているのか? レバノンの政治家と面会したのか?」といったあらゆる重要な質問をかわした、と批判した。そして、ゴーン氏がレバノンを選んだ理由は、「もちろん、それは支援を期待できるからだ」と断定している。

イスラエル入国の影響は?

フランス語で発行されているレバノンの日刊紙「ロリヤン・ル・ジュール」は、ゴーン氏の記者会見後の1月9日に「イスラエルに入国したゴーン:レバノンの法律とルノー日産元CEOが抱えるリスク」という記事を掲載した。

それによれば、レバノンはイスラエルを承認せず、国民のイスラエル入国を禁じている。また、刑法285条は、政府からの事前の許可なしに敵の領土へ入ることや、レバノン人またはレバノン在住の外国人が敵国の国民または住民と商取引をおこなうことを禁じている。さらに、レバノン人またはレバノン在住のアラブ人が、政府による事前の許可なしに敵国へ入国することも禁止だ。

これらのことをおこなえば、1年の懲役と罰金が課せられる。時効はイスラエル入国に関しては3年、商取引については特に設定されていない。また、二重国籍者もこうした刑罰を逃れることはできない。

では、ゴーン氏のケースではどうなるのか。同紙は弁護士アクラム・アズーリ氏の言葉を引用する。

「たしかに、非難されている事実は刑法285条を適用すれば、軽犯罪とされる可能性があります。しかし、検察は公訴の前に、事件が時効を迎えているかどうかを確認しなくてはなりません」

「カルロス・ゴーンのイスラエル訪問は2008年ですから、2011年に時効を迎えていることになります」

「いずれにせよ、時効期間は最長で10年なので、ゴーン氏のイスラエル訪問に関して軽犯罪とされる可能性があるものはすべて、2018年に時効を迎えているでしょう」

ゴーン氏はしばらくはレバノンに安心して滞在できそうだ。

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毎日新聞・1月9日21:28配信【ゴーン被告、妻のキャロル容疑者が「口止め料や捜査協力拒否を要請」 地検が会見で異例の反論】

日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に逃亡した事件で、東京地検の斎藤隆博次席検事は9日の記者会見で、前会長の妻キャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=が、事件関係者に口止め料を支払ったほか、捜査への協力拒否を要請した疑いがあると明らかにした。前会長の意向を受け、証拠隠滅を図った可能性がある。

検察が公判前に事件の証拠に言及するのは異例。8日の記者会見で捜査や日本の司法制度を批判した前会長に強く反論した形だ。

前会長は、日産の資金をサウジアラビアの知人に送金したり、オマーンの販売代理店経由で自身に還流させたりしたとして会社法違反(特別背任)で起訴された。

東京地検特捜部は2019年4月、保釈中の前会長の住居を家宅捜索。キャロル容疑者の携帯電話を押収し、記録を解析した。斎藤次席によると、キャロル容疑者が、不正送金に関わったとされる販売代理店幹部やレバノンの弁護士事務所職員に、捜査に協力しないよう要請していたことが分かったという。

さらに、特別背任事件に関与していたとみられる前会長の元妻にも多額の現金を支払って口止めをしていた疑いがあるとした。勾留中だった前会長の意向を何らかの形で受けていたとみられ、斎藤次席は「非常に悪質だ」と指摘した。

前会長は会見で、計130日間の勾留中、弁護士の立ち会いなしに「8時間の尋問を受けた。自白を強要された」と訴えた。これに対し斎藤次席は、取り調べをしたのはうち約70日で、時間も1日平均4時間弱にとどまるとし、前会長が弁護士と計120回以上、1回平均約2時間接見していたと明かした。斎藤次席は「前会長の主張は不合理で全く事実に反する。処罰を受けることを嫌い、国外逃亡した」と批判した。

また、前会長が保釈中に使ったパソコンの提出を弁護団が拒んでいる点には「(パソコンの使用は)弁護人が保釈条件として自ら提示した。裁判所に自発的に逃走の経過を説明すべきだ」と訴えた。

弁護団の弘中惇一郎弁護士は7日に「弁護人でなくなる可能性が高いため、発言をすることは意味がなくなってきた」とのコメントを出した。後日会見するとしている。

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スポニチニュース・1月10日5:30配信【迫る敵にお金投げつけ買収!脱出ゲーム「ゴーン・イズ・ゴーン」】

ゴーン被告の密出国をモデルにしたと思われるPC用ステルスアクションゲーム「Ghone is gone(ゴーン・イズ・ゴーン)」が22日にリリースされる。

PCゲームのダウンロード販売などを行う「Steam」上のゲーム説明によると、仮釈放されたものの検察や警察に24時間監視され続ける「元ニッソンCEOロスカル・ゴン」を「ノンレバ国」へ脱出させることが目的。迫り来る敵にお金を投げつけ買収したり、楽器箱に身を潜めたりしながら「西関空港」を目指す。日本語、英語、フランス語など29言語に対応しているという。

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時事通信・1月10日7:10配信【東京地検、協力者の逮捕状請求視野 同行の米国籍男2人 ゴーン被告逃亡】

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が中東レバノンに逃亡した事件で、東京地検が逃亡協力者の逮捕状請求を視野に捜査していることが9日、関係者への取材で分かった。

出国の手助けは出入国管理法違反などに該当すると判断し、国際刑事警察機構(ICPO)を通じた国際手配も想定しているとみられる。

これまでの捜査で、被告が無断出国した昨年12月29日、米国籍とみられる男2人が被告と行動を共にしていたことが判明。地検はこの2人を対象に、逮捕状請求に向けた捜査を急いでいるもようだ。

防犯カメラの映像解析などによると、ゴーン被告は29日午後2時半ごろ、東京都港区内にある保釈中の住居を1人で出て、近くのホテルで男2人と合流。JR品川駅から東海道新幹線で新大阪駅に移動し、同8時ごろ、3人で関西空港近くのホテルに入った。

同10時前に大きな二つの箱を運んでホテルを出る男2人の様子が映像に残されていたが、ゴーン被告の姿は確認されていない。

出国記録から2人の男は米国籍とみられ、地検はゴーン被告を箱に隠してプライベートジェットに載せ、関空からトルコ・イスタンブール経由でレバノン入りさせたとみて捜査。他にも事前準備に協力した人物がいるとみて調べを進めている。 

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スポニチアネックス・1月10日12:35配信【堀江貴文氏 ゴーン被告の会見に「ぶっちゃけゴーンの圧勝だよね。広報戦略は」】

実業家の堀江貴文氏(47)が9日、自身のツイッターを更新。金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が首都ベイルートで記者会見したことに言及した。

ゴーン被告が密出国後、公の場に姿を見せるのは初めて。ほとんどの日本メディアを締め出して、自ら選別して招いた記者らを前に一方的に日本の司法制度への批判を繰り返した。

堀江氏は、森雅子法相が「国内外に向けて、我が国の法制度や運用について誤った事実を殊更に喧伝(けんでん)し、到底看過できない」と発言したという報道を引用し、「まあ、ぶっちゃけゴーンの圧勝だよね。広報戦略は」と指摘した。

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ブルームバーグ・1月10日14:53配信【ゴーン被告に逃亡生活のツケ、資産1年で40%減-脱出に16億円超】

(ブルームバーグ): 元日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告の逃亡生活は高くつきそうだ。

日本からレバノンに逃れたために保釈金15億円は没収され、年末の脱出作戦には1500万ドル(約16億円)かそれ以上がかかったとみられる。

プライベートジェット機のチャーター代金35万ドルのほか、半年がかりで作戦計画を立てた最大25人の多国籍チームへの支払いもあるだろう。民間の安全保障の専門家が匿名を条件に述べた。この専門家は作戦に加わっていない。

こうした費用によって、ゴーン被告の資産は約1年前に逮捕されて以降、約40%目減りした。ブルームバーグ・ミリオネア指数の概算によれば、資産額は現在約7000万ドルと、約1年前の1億2000万ドル前後から減少している。

逮捕・起訴が続いたゴーン被告は既に、巨額の収入を失っている。日産自は昨年、同被告への退職金や株式関連報酬を取りやめ、フランスのルノーも2015年の競業禁止契約に基づく支払いはしないとしている。同被告に対する罪状の多くは退職金に関連しており、計1億4000万ドル余りが受け取れなくなりそうだ。

さらに、仏当局はゴーン被告が豪華なパーティーやコンサルティングにルノーの資金を回した可能性で調査を開始。被告はまた、支払われる予定だった報酬の開示を怠ったとされる問題を巡り、米証券取引委員会(SEC)に100万ドルを支払って決着させることで合意済みだ。

ゴーン被告の米国での代理人である法律事務所ポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソンはブルームバーグの資産見積もりとSECとの和解についてコメントを控えた。レバノン人の弁護士もコメントを控えた。

日産の計画について知る関係者によると、ゴーン被告に不当な資金利用があったとみる同社はそれを回収するためレバノンでの法的措置を検討している。同社はまた、ベイルートの豪邸からの被告退去を試みている。事情に詳しい関係者によると、この物件は日産が875万ドルを支払って購入、同被告のために改装した。

日産は7日の発表文で、「当社の社内調査において判明したゴーン氏の不正行為について、同氏に対して責任を追及するという当社の基本的な方針は、今回の逃亡によって何ら影響を受けるものではありません」とした。ルノーはコメントを控えた。

当局はゴーン被告の資産の一部を押収しようとしているかもしれない。同被告はスイスの銀行ジュリアス・ベア・グループに口座を持つと報じられているが、スイス当局は1年前に東京地検から法的支援の要請を受けたと、同当局の報道官が述べた。内容を検討後、昨年3月にチューリヒの検察当局に依頼を送付したという。チューリヒの検察はコメントを控えた。

東京地検の斎藤隆博次席検事は「捜査の内容についてはかねてよりお答えを差し控えさせていただいている」として、コメントを控えた。

ゴーン被告の資産のいずれかが押収されたかどうかは不明。国士舘大学法学部の吉開多一教授によれば、日本の刑事事件では判決が出るまでは被告の資産を没収することはできず、資産の凍結も組織犯罪処罰法の没収保全命令の対象にならない限り、判決前に行うことはできない。

没収されていないにしても、世界で最も有名な逃亡者としての生活には恐ろしく金がかかる。ゴーン被告と一族のような大金持ちですら、無視できる額ではないだろう。

原題:Lifestyle of the Rich and Hunted: Ghosn’s Wealth Under Siege (1)(抜粋)
(c)2020 Bloomberg L.P.

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ロイター・1月10日13:09配信【ゴーン被告、逃亡先のレバノンでは週数百ドルの生活】

1月9日、日本からレバノンに逃亡した日産自動車前会長のカルロル・ゴーン被告は、高額の保釈金をいとも簡単に放棄し、多くのメディアを集めて会見を開いたことで、自身の富裕ぶりと影響力の大きさを見せつけたかもしれない。

日本からレバノンに逃亡した日産自動車前会長のカルロル・ゴーン被告は、高額の保釈金をいとも簡単に放棄し、多くのメディアを集めて会見を開いたことで、自身の富裕ぶりと影響力の大きさを見せつけたかもしれない。

アングル:ゴーン氏も仲間入り、身柄引き渡しに抗う世界の経営者

ただ、レバノンは深刻な金融危機に陥っているため、同氏は1週間当たり数百ドル前後しか現金を手に入れられない可能性がある。

レバノンの金融経済状況は過去数十年で最悪で、外貨不足に伴って自国通貨レバノンポンドは急落し、銀行は預金引き出しを厳しく制限している。

ゴーン被告も地元テレビのインタビューで、レバノンの銀行に海外から送金するつもりかと聞かれると「たとえレバノンに送金しても、知っての通り使うことはできない。私は全レバノン国民と同じくこの国の銀行に預金があり、週250ドルないし300ドルしか引き出せない。私が置かれた状況は全国民と同様だ」と認めた。

同国では金融危機のために企業が解雇や減給、労働時間短縮に動いており、世界銀行は経済情勢が悪化すれば、貧困率が50%に達してもおかしくないと警告している。こうした危機の一因は、根深い汚職や政府の放漫財政だ。レバノンの公的債務は世界最悪クラスの水準にある。

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朝日新聞デジタル・1月10日23:18配信【ゴーン被告「私には発言力と金がある」 代表取材で語る】

昨年末に日本から逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が10日、レバノンの首都ベイルートで日本メディアの代表取材に応じ、逃亡の経緯について「弁護人は知らなかった。家族も誰一人知らなかった。慎重に自分一人で計画した」と述べた。8日の会見と同様に逃亡の詳細は語らなかったが、日本の弁護団に相談せずに逃亡したと説明した。

また、ゴーン前会長は9日にレバノンの捜査当局の事情聴取に応じたとも説明。「彼らはルールにのっとってやっているので、私は尋問に従った」と語り、「私はレバノンの司法を信頼し協力している。私が何か特別な配慮を受けているとは思っていない」と述べた。

国際刑事警察機構(ICPO)を通してゴーン前会長に国際手配書が発行されていることについては、「私と(妻の)キャロルはレバノンを離れられない。国際手配書と戦うことになる」との考えを示した。

一方で、ゴーン前会長は改めて日本の司法制度を強く批判。「(日本の)人質司法を耐えているたくさんの人には、私が持っている特権がない。私には発言力と金がある。他の人にはできないことができる」と語った。

10日のやりとりは、ゴーン前会長側のPR会社が日本メディア各社から質問を募り、一部の社が代表して取材する形で実施。約30分のインタビュー映像と音声が各社に公開された。

ゴーン前会長は8日にもレバノンで2時間20分にわたって会見。自らの無実を主張し、日本の刑事司法制度を「人質司法」などと批判していた。事件は自らを追い落とす「クーデター」だったとも強調し、日産の幹部らの実名を挙げて非難。一方で、日本からの逃亡方法については明かさなかった。

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文春オンライン・1月11日6:00配信【フランスメディアはゴーンをどう見たか 「傷ついた虎の弁論」「社会面の事件」「マンデラ気取り」】

フランスでは、地上波デジタルのニュース専門チャンネルが4局ある。1月8日、そのどれもが、カルロス・ゴーン被告の記者会見を午後2時から5時までぶっ通しで中継した。中にはゲストを呼んで、会見の休憩や質問タイムに討論や解説を挟む局もあった。

民放独占インタビューでは「日本にはもう誰も行くな」

フランスメディアはゴーンをどう見たか 「傷ついた虎の弁論」「社会面の事件」「マンデラ気取り」

午後8時からの2大チャンネルのニュースでは、民放のTF1が、会見後にゴーン被告の事務所での独占インタビューに成功しており、その模様がトップ扱いだった。会見では司法や日産は別にして、日本と日本人は素晴らしいと盛んにゴマをすっていたゴーン被告だが、ここでは「私のように罠にかかるな。日本にはもう誰も行くな」と冷たく言い放った。また「私の『暗殺』計画をしたのは」と名前こそ出さなかったものの、日産と検察に加えて「安倍の行政官」と述べた。

一方、国営放送FR2の取り上げは2番目で、トップは、ドゴール空港でコートジボワールからの飛行機の車輪格納部から、密航しようとして凍死か窒息死したとみられる10歳くらいの男の子の死体が発見されたというニュースであった。まるで、同じ国外脱出でもずいぶん違うものだ、というように。

会見翌日の朝刊一面は、割れた

フランスの新聞の一面はその日の主要ニュースを紹介し、記事は別のページにある。会見翌日の9日朝の紙面は、「ルフィガロ」と「レゼコー」がトップ扱いであったのに対して、「パリジャン」は右上に経済面の記事として紹介、「リベラシオン」に至っては取り上げられていなかった。「ルフィガロ」は中産階級から上の層の読者が多く、「レゼコー」は経済紙である。

ちなみに「パリジャン」のトップは大衆紙らしく「年金改革/外国人から見たストライキ」という少々ほっこりした社会面的なアプローチ。「リベラシオン」は「死の警察検問/不当暴力」でスクーター運転中にスマホをみていた42歳の配達員を警察が力ずくで捕まえて窒息死させてしまったという同紙らしい体制批判のニュースであった。

もっとも、この両紙は8日の朝にゴーン被告の会見を大きく取り上げている。

「リベラシオン」は編集長論説で皮肉たっぷりにゴーン被告を批判している。

ゴーン被告は、「億万長者のドレフュスあるいはマンデラ気取り」で日本での不当な扱いと戦っている。しかし、逃亡は、結果として当局がとった厳しい警戒を正当化してしまった。日本の検察は証拠をもっていないという彼の主張を弱くしてしまった。 なぜなら普通の市民なら逃げたのは有罪だからだと思うものだから。そして、もしこの事件から教訓を得るとしたら、なぜ立派な経営者が贅沢な生活をするのに十分で驚異的な給料をもらっているのにそれに満足しないのか、ということだ、とも。

「夫は真実を暴く」キャロル夫人のインタビュー

 一方「パリジャン」の社説では、ゴーン被告が「自由に発言できるようになった今日、強い説得力を持たなければならない。フランスの支配を排除するためには何でもやる日本のマフィアという論だけでは、彼にかけられた非常に重い容疑を晴らすことは出来ない」とする。なおこの日のトップは、「夫は真実を暴く」というキャロル夫人のインタビュー記事である。

9日一面で大きく告知しなかったのは、結局、ゴーン会見にこれらのことを上回るだけの内容がなかった、ということだろう。

「社会面の事件」と切り捨て

一面トップにもってきた「レゼコー」も同じだ。見出しは「傷ついた虎の弁論」で、大きく扱ってはいるもののとくに社説もなく、会見の内容を淡々と報道しただけだった。同紙も8日の朝には社説を出して「すべての陰謀論の愛好者は真実を暴露するために爆弾を投げることを期待しているだろう」と書いた。爆弾は投げられなかったということだ。

この会見前日の社説では、ゴーン被告にとってはこれから始まるメディア法廷が重要だとしても、もはやルノー・日産・三菱にとって「重要なことは別のところにある」という。いかに有能な経営者であっても、一人の手に権力を集中してはならない。大企業の経営者はつねに透明性をもってきちんと報告し、反対者に対しても説明しなければならない。さらに、ゴーン被告が犠牲者であろうと犯罪者であろうとそれは「社会面の事件」でしかない、とはっきり切り捨てた。

同紙は、事件の当初から精力的に取材しており、経済紙という性格から財界や経済界の事情に詳しい。もはやゴーン被告は、フランスでは用済みだと言わんばかりだ。

何百万ドルも払って司法から逃れた男を信頼できるか?

インテリ向けの夕刊紙「ルモンド」の一面には小さく「司法 カルロス・ゴーンの自己弁護」とあるだけだった。そして「ベイルートでの1月8日の記者会見でルノー・日産の元社長はその逃亡について何の要素も与えなかった。そして『彼に対する執拗なキャンペーン』を告発しただけだった」

事実関係の報道などのほか、社説もあるが、「何も新しいものは出てこなかった。他人を非難するだけだった」という。怪しい者たちに何百万ドルも払って司法から逃れた男をどうしたら信頼できるのか、とゴーン会見の説得力のなさを指摘。また「日本の司法の不公正さ」と、「監視の厳しさ」が大きなポイントであったが、確かに客観的に言って日本の司法の不公正は問題であるとしても、逃亡を正当化するものではないし、「監視の厳しさ」も、容易に警察の警戒を欺いて9000キロメートル離れたところに逃げられたのだから大いに割り引いて考えなければならない、と。

「ゴーン反撃」と理解を見せた新聞も

このように、各紙、ゴーン被告に対しては冷めた見方をしているのだが、わずかに理解を見せたのは「ルフィガロ」だった。9日一面の見出しは「ゴーン反撃」である。その下の社説では、ゴーン被告は「特に厳しい扱いをされた」と日本の司法を糾弾し、「今まで聞かせることを拒否されていた彼の真実を表明することができた。公正な裁判のみが最終的に彼の名誉を取り戻すのだ」と締めくくった。ただし、会見の模様を伝える記事では、「暴露も驚きもなかった」としている。

ゴーン被告がフランスで一定の支持を得る理由

ゴーン会見を見ながら、私は、日本の司法のあり方が違っていれば、と残念でならなかった。ゴーン被告の演説の半分は司法への恨み節であった。そのためにずいぶん論理のすり替えが行われてもいた。ゴーン被告がフランスで一定の支持を得ているのは、ひとえに、日本の司法に対する不信ゆえである。

ゴーン被告の容疑に対する反論も、フランスならばこの程度のことはすでにマスコミに流れていたことだろう。弁護士が同席し、捜査資料がすべて公開されるとなれば、検察側はこれ以上の努力をしなければならず、真に問題の中核に迫れることだろう。マスコミももっと深いところを掘り下げるだろう。

そもそも、現代の経済犯罪に対しては、身体拘束して自白を求める司法は合わないと私は考える。何しろ、世界中の英知、腕利きビジネス弁護士などが、法律の穴をさがし、いろいろな国や地域の制度を使い「合法的」にみえるようにしているのだ。犯人も悪事を働いている意識はない。創造的なテクニックを使っただけだと思っている。その穴を突かなければならない。とりあえず一つの罪だけで捕まえてその後で本丸を攻めようとすると何年も拘置しなければならない。かといって証拠固めまでしてから逮捕では、時機を逸してしまう。だからこそ、GPSをつけるなどの方法がとられているのである。

なにも人権だ何だというような大げさなことではない。要するに、自分もいつ冤罪で捕まるかもしれない、そのときにきっちりと間違いをただし、社会的にも名誉を保ち続けられるようにするにはどうしたらいいか、ということだ。これは世界共通のテーマだと思う。

それから今回、ゴーン被告が日本の司法の欠陥告発の旗手のようになってしまったために、日本での議論が歪められ、改善がまた遠のいたのではないかと心配である。

広岡 裕児

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毎日新聞・1月11日5:21配信【「時代遅れな司法制度、廃止するのはあなた」ゴーン被告弁護士が声明 森法相発言に】

保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反(特別背任)などで起訴=の代理人弁護士は10日、森雅子法相が「ゴーン被告は司法の場で無罪を証明すべきだ」と発言したことについて声明を発表し、「有罪を証明するのは検察であり、無罪を証明するのは被告ではない。ただ、あなたの国の司法制度はこうした原則を無視しているのだから、あなたが間違えたのは理解できる」などと皮肉を込めて批判した。

この代理人弁護士は、フランスの元人権担当大使のフランソワ・ジムレ氏。声明で、ジムレ氏は「世界人権宣言が採択されて以降、推定無罪や(被告の)尊厳の尊重、自己弁護の権利は公正な裁判における重要な要素だ」と指摘。「国連や主要なNGOは、日本の司法制度を『人質司法』と見なしている」とした上で「日本は、称賛されるべき近代的で先進的な国だ。罪のない人を人質にするような、時代遅れな制度は似合わない。それを廃止するのはあなたの責任だ」と森氏に呼びかけた。

ゴーン前会長は日本時間8日夜からレバノンで記者会見し、日本の司法制度を批判するなどした。森氏はこれを受けて9日未明に記者会見。「潔白というなら司法の場で無罪を証明すべきだ」とした発言には日本国内でも批判が相次ぎ、同日夕に自身のツイッターで訂正。「無罪の『主張』と言うところを『証明』と間違えた。無罪推定の原則は重要で、日本の司法もこの原則を順守している」と釈明した。【ニューヨーク隅俊之】

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FNNニュース・1月11日12:49配信【ゴーン被告「逃亡計画は1人で」 日本メディアに持論展開】

レバノンに逃走した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が、日本メディアの代表取材に応じ、「わたしは合法的に日本を出国したとは一度も言っていない」と述べた。

ゴーン被告は10日、逃亡先の首都ベイルートで、日本メディアの代表取材に、「わたしは日本を合法的に出国したとは一度も言っていない。(逃亡計画は)家族も弁護士も知らなかった。こうした計画は、1人でやらなければならない」と述べたうえで、逃亡の手法や、誰が手引きしたのかについては「一切、答えない」とした。

また、「日産が業者を雇い自分を9カ月間尾行した」、「西川前社長は裏切りのエキスパートだ」と日産側を非難した。

一方、日本については「18年住んだので恋しく思う」と述べた。

8日の記者会見で、日本メディアがほとんど排除されたことについては、「会場に150人しか入れず、日本メディアは、どこも同じように報じる傾向にあるから、2~3社でよいと思った」と釈明した。

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ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版・1月11日14:57配信【ゴーン氏名誉回復を目指す、日本と日産に反撃】

【ベイルート】昨年末に日本から逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏は、自身にかけられた嫌疑を晴らすことを目指すとし、日本の司法当局と日産を辛らつに批判した。

ゴーン氏は滞在先のベイルートで10日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)との単独インタビューに応じた。この中で同氏は、2018年末に日本の当局に拘束されてから失った名誉などを取り戻したい考えを強調した。ただ、名誉を回復し、日産に償いを求めるには時間がかかることは認めた。

「仕事がまだ終わっていないことは承知している」とゴーン氏は話した。インタビューは地中海を見渡すオフィスで行われ、近くには、日本で接触が禁じられていた妻のキャロル氏が座っていた。

ゴーン氏は日本の司法制度を不公正だと厳しく批判し、何年も前に日産を去るべきだったとも述べた。

「ゼネラル・モーターズ(GM)の仕事を引き受けなかったことを後悔している。本当に後悔している」。ゴーン氏は10年以上前にGMの経営に関心がないかと聞かれたときのことに触れ、こう話した。この経緯はオバマ政権下でGMの救済を指揮したスティーブン・ラトナー氏の著作に詳しく記されている。

ゴーン氏は日本の検察が最初に起訴したときの罪状の根拠も非難した。ゴーン氏は日産の有価証券報告書に数年間にわたって報酬を過少に記載したとしたとして起訴されたが、本人は起訴内容を否定している。

ゴーン氏によると、開示せずに繰り延べ報酬として数千万ドルをゴーン氏に支払うアイデアを最初に思い付いたのは本人ではなく、日産の幹部だった。

開示されている以上の金額をゴーン氏に支払おうと部下が話し合いを始めたのは2010年頃だった、とゴーン氏は説明した。ゴーン氏が競合他社に移るのではないかと懸念していたからだという。この年、日本では上場企業幹部の報酬の開示が義務付けられ、ゴーン氏の報酬は減額されていた。

ゴーン氏は「多くの提案を聞いたが、どれも実行されなかった」と話した。適法性が課題で、提案の中には適法ではないものもあったという。「われわれは(提案を)検討しないことに決めた」とゴーン氏は話した。

有価証券報告書に記載されなかったゴーン氏の繰り延べ報酬は92億円とされる。米国では昨年、証券取引委員会(SEC)が、ゴーン氏が退職時に自身にコンサルティング料を支払うなどの計画を検討していたことを明らかにした。

結局、追加の報酬は支払われていないとゴーン氏は主張。「何が問題なのか、私には分からない」と語った。

SECは昨年9月、ゴーン氏の報酬の不正記載をめぐり、日産が課徴金1500万ドル(約16億円)を支払うことで和解したと発表した。SECによると、日産とゴーン氏は、ゴーン氏の退職時に支払われることになっていた1億4000万ドル超が記載されていない不正な財務報告書を提出した。ゴーン氏も100万ドルの課徴金を支払うことで和解した。両者とも嫌疑を肯定も否定もしなかった。

10日のインタビューでゴーン氏は、日産の一部の幹部からゴーン氏を引き止めるために「必要なことはなんでも」する用意があると言われたと語った。ゴーン氏によると、その中には側近だったグレッグ・ケリー氏や、ゴーン氏が逮捕されたときの日産の最高経営責任者(CEO)だった西川廣人氏が含まれていた。

日産に近い人物によると、日産の幹部の間では、ゴーン氏の報酬が少ないとは考えられていなかったという。この人物は、ゴーン氏が「いつももっと金を欲しがっていて、そのための計画を立てていた。われわれは彼がしたことを知っている。彼が何をしたかはわれわれが行った調査が示している」と話した。

ケリー氏も日本で逮捕され、ゴーン氏に対する繰り延べ報酬の支払い計画に関わったとして起訴された。ケリー氏は保釈され、日本にとどまっており、今後、裁判に臨むことになる。ケリー氏の米国の弁護士であるジェイミー・ウェアハム氏は「ゴーン氏に報酬を支払う計画は実現しなかった」と述べた。西川氏にコメントを要請したが回答はなかった。

2010年に報酬減額を受け入れることにしたのは、高い報酬を開示すれば社内の士気を削ぎかねないとの懸念があったからだ、とゴーン氏は話した。

ゴーン氏はこの判断について「間違いだったかもしれないないし、間違いではなかったかもしれない」と話した。ただ減額分を取り戻すよう命令はしていないと述べ、命令したという見方は「全く真実ではない」と指摘した。

ゴーン氏はコンサート用の音響設備の運搬に使われる箱に隠れてプライベートジェットに乗り込み、日本から脱出した。保釈条件に違反したため、保釈金15億円は没収された。

脱出劇については、協力者に迷惑をかける恐れがあるとして、詳細は話せないと述べた。

ゴーン氏の逃亡後、日本の裁判所は偽証の容疑で妻のキャロル氏に対する逮捕状を発行した。ゴーン氏一家の広報担当者は逮捕状発行について「哀れ」と述べた。

ゴーン氏は日本では、当局によって妻との接触が禁止されていた。東京の住居の玄関はカメラで監視され、弁護人の事務所を除いてはインターネットに接続したコンピューターを使うことも許されなかった。電話をかけた全ての人の記録を取ることも義務付けられていた。

「彼らはキャロルが私にとって重要であることを知っていて、私を参らせたがっていた」とゴーン氏は話した。

ゴーン氏は日本の裁判制度と異常に高い有罪率も改めて批判した。「99.4%もの人が有罪になる制度が民主主義で成り立つとは思わない。北朝鮮でなら成り立つかもしれない」

ゴーン氏はオランダに拠点を置く日産と三菱自動車の共同会社のトップから追い出されたとして日産に1500万ユーロ(約18億円)の賠償金の支払いを求める裁判を起こしている。裁判について日産にコメントを求めたが回答はなかった。

ゴーン氏は今週、ルノーが報酬の一部を支払わなかったのは不公正だとして非難した。ゴーン氏はルノーの全ての役職から退任したわけではないと主張している。

ゴーン氏は自身に対する日産の借りが「(日産が)考えているよりはるかに大きなものになるだろう」と話した。ルノーはこれまでに、ゴーン氏が昨年1月に会長兼CEOとして辞任したことを明らかにしている。ルノーの広報担当者はそれ以上のコメントを差し控えた。

By Nick Kostov

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朝日新聞デジタル・1月11日19:27配信【ゴーン被告、違法覚悟の逃亡「葛藤あった」 単独取材に】

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が10日、逃亡先のレバノンで朝日新聞の単独取材に応じた。逃亡を「違法な出国だった」と認め、自身への信頼性を損なうことを覚悟した上での行動だったと語った。「葛藤はあった。だが、(最高裁で決着するまで)10年ほども耐えろというのか」と主張した。

ゴーン前会長は「私は65歳。裁判が終わるのを待つことはできない。迅速な裁判を望んだが、誰も気にかけてくれなかった」とも話した。また、「出国前の世論調査で、日本人の80%が私を有罪だと考えていた」と説明。「自身を弁護したかった」との思いを長い間抱いていたと訴えた。

ゴーン前会長は8日に世界のメディア約60社を集めて会見し、日本の司法制度を非難。東京地検はその主張に反論し、「一方的な主張は、到底受け入れられない」などと批判した。

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ホリエモンが何やら言ってましたが、面白くもない無意味な発言。

日本の司法のあり方について海外から厳しい目を向けられていますが、今さらどうのこうの言われても仕方ないですよね。

って言うか、トンズラゴーンも今になってグズグズ言うのであれば、我が身に降りかかる以前に「正しい司法のあり方」について問題提起すべきでした。

今さらだろ(笑)

これまで司法について一言も触れずにいたにもかかわらず、我が身に降りかかった途端、あたかも以前からそう思っていた!と言わんばかりの勢いでまくしたてられても都合が良すぎるのではないか?と言いたくもなる。

単なる口の達者なオッサン。

被害妄想的なことばかり言っているが、そもそもトンズラゴーンだからこそあのレベルで済まされたわけであって、他の者であればもっとエグイ取り調べがあり、さらには保釈も認められなかっただろう。

大金持ちが大金を支払いやり手の無罪請負人弁護士を雇っていたからこそ、最終的にトンズラできたということ。

やり手の無罪請負人弁護士に感謝しなきゃダメだよ〜

ボクに言わせりゃオカマがヒステリックにメーメー叫んでいるようにしか見えない。

たかだか数ヶ月拘置所に入れられ、保釈後に嫁との接見を認められなかったから日本の司法は人権無視ですか?

勇ましい雰囲気で企業をリードするビジネスマンを気取っていた割には泣きをいれるのが早過ぎですね。

ボク的には逮捕容疑が有罪無罪なんてのは別次元の問題になっちまいました。

ただ言えることは、このオッサンは保釈の身でありながら日本から逃亡したへなちょこゴーンだということですね。

逃げた後に偉そうなことばかり言っても説得力ゼロ。

二度と日本に来なくていいから、レバノンあたりで楽しく暮らして下さいと言ってやりたい気分。

傲慢で羞恥心のひとかけらもないそういうイメージかな。

トンズラゴーンのレバノン珍道中はまだまだ続きます。

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トンズラゴーン記者会見関連!日産関係者、会見に冷ややか ゴーン被告は「残念な人」・・・「自らを不当に正当化」東京地検、異例のゴーン被告批判・・・ゴーン被告独演会「真珠湾攻撃」政府も絡む陰謀主張・・・「抽象的」「期待外れ」識者から厳しい声も

トンズラゴーン記者会見関連!日産関係者は会見に冷ややか ゴーン被告は「残念な人」・・・「自らを不当に正当化」東京地検、異例のゴーン被告批判・・・ゴーン被告独演会「真珠湾攻撃」政府も絡む陰謀主張・・・「抽象的」「期待外れ」識者から厳しい声も

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Click→→鹿児島暴露クラブ・2020/1/5・トンズラ男!日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が逃げちゃいました!無罪請負人 弘中惇一郎弁護士も真っ青?・トルコの航空会社がトンズラ軍団を「航空機の違法使用」の疑いで刑事告訴!ESCAPE IMPOSSIBLE

Click→→
鹿児島暴露クラブ・2020/1/9・トンズラゴーンのレバノン珍道中!東京地検がゴーン被告妻キャロル・ナハス容疑者の逮捕状!地裁の証人尋問で偽証疑い・・・ゴーン弁護団がPC差し押さえ拒否!拒絶権行使!・・・ゴーン被告ベイルートで逮捕後初の会見!日本の司法制度を非難

共同通信・1月8日23:33配信【日産関係者、会見に冷ややか ゴーン被告は「残念な人」】

記者会見で潔白を強調した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告の主張に対し、日産関係者は「多額の不正があった事実は動かない。説得力のある説明はできず、恥の上塗りだ」と冷ややかに受け止めている。「事件が日産内部で仕組まれた」とのゴーン被告の主張は事実ではないとして「不正はあくまでも彼自身の話だ」と突き放した。

別の日産関係者は「今回の逃亡は完全に法を逸脱している。残念な人だとしか言えない。レバノンからは出られないだろうし、もう経営者の道は閉じた」と指摘した。ただ、経営に悪影響が出かねないとの懸念を示した。

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共同通信・1月9日0:53配信【森法相が記者会見でゴーン被告批判】

森雅子法相は9日未明に記者会見に臨み、カルロス・ゴーン被告の不法出国について「どの国の制度の下であっても許されない行為だ」と指摘し「それを正当化するために、国内外に向けて、わが国の法制度や運用について誤った事実を殊更に喧伝し、到底看過できない」と述べた。

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AbemaTIMES・1月9日0:44配信【ゴーン被告の会見受け東京地検がコメント「到底受け入れられない」「我が国で裁判を受けさせるべくできる限りの手段を講じる」】

ゴーン被告の会見受け東京地検がコメント

カルロス・ゴーン被告が日本時間8日の午後10時からレバノン・ベイルートで行った記者会見を受けて、東京地検がコメントを発表した。

「被告人カルロス・ゴーン・ビシャラの記者会見について(コメント)」と題したリリースの中で東京地検は、「被告人ゴーンは、犯罪に当たり得る行為をしてまで国外逃亡したものであり、今回の会見内容も自らの行為を不当に正当化するものにすぎない」とコメント。

ゴーン被告が会見で批判した約130日間に渡る逮捕・勾留、妻との接触が制限されたことについては、「現にその後違法な手段で出国して逃亡したことからも明らかなとおり、被告人ゴーンに高度の逃亡のおそれが認められたことや、妻自身が被告人ゴーンがその任務に違背して日産から取得した資金の還流先の関係者であるとともに、その妻を通じて被告人ゴーンが他の事件関係者に口裏合わせを行うなどの罪証隠滅行為を現に行ってきたことを原因とするもので、被告人ゴーン自身の責任に帰着するものである」と批判した。

その上で、「このような自身の犯した事象を度外視して、一方的に我が国の刑事司法制度を非難する被告人ゴーンの主張は、我が国の刑事司法制度を不当におとしめるものであって、到底受け入れられない」「日産と検察により仕組まれた訴追であるとの被告人ゴーンの主張は不合理であり、全く事実に反している」とし、「被告人ゴーンは、我が国の法を無視し、処罰を受けることを嫌い、国外逃亡したものであり、当庁は、被告人ゴーンに我が国で裁判を受けさせるべく、関係機関と連携して、できる限りの手段を講じる所存である」とした。
(AbemaTV/『AbemaNews』より)

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毎日新聞・1月9日0:31配信【ゴーン被告会見、日本の司法に恨み節 メディア選別「日産と検察の言い分垂れ流してきた」】

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が8日にベイルート中心部のプレスセンターで開いた記者会見の会場には、日本の報道陣に加え地元レバノンやフランスなど各国の記者が詰めかけ、国際的な関心の高さを示した。ゴーン前会長は会見で「(日本で起訴されれば)99・4%が有罪になる。外国人にとってはさらに厳しい」などと司法批判も展開した。

「今日は私が待ち望んだとても重要な日だ」。ゴーン前会長は会見に臨む喜びをこう表した。「この場では日本脱出の手段については語らない。なぜ脱出したのかを語るために来た」と切り出し、日本の司法制度に対する恨み節を吐き出した。「なぜ彼らは私を再逮捕したのか? なぜ彼らは14カ月もの間、私を打ち砕こうとし、妻との連絡を阻止したのか?」。こう畳みかけ、「私の起訴に根拠はない。汚名をそそぎたい」と主張。「日本の検察はメディアに情報を流すことによって法律を犯している」とも訴えた。一方で「日本政府の最上層部が(自身を追い落とした)陰謀に関与しているとは思わない」と述べた。

ロイター通信によると、レバノン検察は日本の要請で国際刑事警察機構(ICPO)が出した手配書に基づき、ゴーン前会長を9日に尋問のため召喚する。これに関して、前会長は「私の弁護士は『我々は戦うことができる』と言っている」と述べた。

今回の会見前、ゴーン前会長側の弁護士は、参加メディアは前会長が選別すると話し、レバノン国外のメディアが参加する場合、招待状が必要とされた。毎日新聞を含む多くの日本メディアには、この招待状が届かず、参加できなかった。ゴーン前会長は「日本のメディアが少ないのはなぜか」との質問に答えて「日本のメディアの多くは日産と検察当局の言い分を垂れ流してきた」と批判した。

欧州のテレビ局の撮影担当だという地元ジャーナリスト、ホセインさん(30)は「レバノンでも関心は高く、ほとんどのレバノン人は同胞意識からゴーン氏の帰国を支持している」と言う。

別の地元ジャーナリスト、リカルドさん(40)は「日本の刑事司法はとても厳密だと聞いている。日本で逮捕されたのなら、彼は悪いことをしたのだろうと思う」と話した。【ベイルート横山三加子、久野華代】

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日刊スポーツ・1月9日0:20配信【ゴーン被告独演会「真珠湾攻撃」政府も絡む陰謀主張】

カルロス・ゴーン被告は日本時間8日午後10時から、ベイルート市内で予告通り会見し、「身の潔白を確信している」と訴えた。

   ◇   ◇   ◇

ゴーン被告は定刻の日本時間8日午後10時前に会場入り。カメラマンにもみくちゃにされながら、席に向かった。スーツに赤地のネクタイ姿。顔色もよく、自分で雇ったPR会社の司会者から「レバノン人が誇りに思っている人物、ゴーン氏です」と経歴を紹介されると、自分で拍手しながら、英語で話し始めた。徐々に顔を紅潮させ、大きな身振り手振りを交えて独演会のようにまくしたてた。

最も強調したのは、日本の司法制度への批判だった。「私は無実を強く主張し続けてきた。1日8時間以上も取り調べを受け、検事は英語もフランス語も話さず、弁護士も同席できなかった。人権と尊厳を奪われた。罪を告白すれば終わる。告白しなければ、家族や私を追及し続けると言われた。絶望感がある中で、拘束から130日間、無実のために戦ってきた。公正な裁判を受けることはできないと思った。人質司法に抗議する」などと取り調べの様子を細部まで説明した。日本の司法制度では「推定有罪」の原則がはびこっていると批判し「身の潔白を確信している」と完全無罪を主張した。

逃亡方法については、協力者に迷惑をかけないために詳細を話さないとした。しかし、「正義から逃れたのではない。自分を守るためだった」とした。米メディアから「ずっと逃亡犯のままでいるのか」という質問が出ると「私はミスター・インポッシブルだ。数週間に以内に行動を起こす」と今後何らかのアクションを起こす計画をほのめかした。

起訴内容については、「真珠湾攻撃」という言葉を使い、ルノーとの統合を考えていた自分を排除するしかないと考えた日産幹部と検察が共謀して計画した陰謀と主張した。西川広人前社長兼最高経営責任者(CEO)らがたくらんだとし、豊田正和社外取締役が政府当局と結びついているとの自説を展開した。しかし、事前に実名を出すとしていた日本の政治家の名前については「レバノン政府に迷惑をかけたくない」と明らかにしなかった。

ゴーン被告が公の場に姿を見せるのは日本から逃亡後初めて。国際世論を味方につけて潔白をアピールする考えだったようだが、会見に参加させる報道機関は選別した。長年の友人によると、日本のメディアのほとんどは「フェイクニュースだ」として排除されたという。現場では「ゴーン氏のPRの場にすぎない」「厳しい追及を避けたのでは」との批判が上がっていた。

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NEWSポストセブン・1月9日0:50配信【ゴーン氏の会見場でキャロル夫人直撃「日本の司法は残酷よ」】

キャロル夫人が「逮捕状」について答えた

レバノンに出国した日産の元会長カルロス・ゴーン氏の会見は、質疑応答も含め約2時間以上にわたり、日本時間1月9日0時25分頃に終了した。会見場にはキャロル夫人の姿があり、最前列でじっと夫の姿を見つめていた。

本誌・週刊ポストとNEWSポストセブン合同の取材班は、会見終了直後、キャロル夫人に直撃した。「日本で出た逮捕状について、いまの心境を聞かせてください」──そう問うと、キャロル夫人は一瞬顔が固まり、眉間にしわをよせてこう一言だけ答えた。

「日本の司法は残酷よ」

東京地検特捜部は、昨年4月にゴーン氏が特別背任罪に問われた事件の裁判で嘘の証言をしたとして、偽証の疑いで逮捕状を取っている。

キャロル夫人は会見の休憩中は笑顔を見せる場面もあり、横にいた夫人の父と談笑する姿も見られた。

◆取材協力/宮下洋一(ジャーナリスト)

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朝日新聞デジタル・1月9日0:58配信【「自らを不当に正当化」東京地検、異例のゴーン被告批判】

東京地検の斎藤隆博・次席検事は、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の会見が終わる前の9日午前零時すぎに日英2言語でコメントを発表し、「自身の犯した事象を度外視して、一方的に我が国の刑事司法制度を非難する主張は到底受け入れられない」と批判した。

斎藤次席は会見について「自らの行為を不当に正当化するものに過ぎない」と批判。逃亡については「我が国の法を無視し、処罰を受けることを嫌った」と非難した。

ゴーン前会長が逃亡理由の一つに挙げた妻キャロル氏との接見禁止については、「ゴーン被告に逃亡の恐れが認められ、妻を通じてゴーン被告が口裏合わせなどの罪証隠滅を現に行ってきたことが原因だ」と指摘。事件が日産と検察による「陰謀」との前会長の主張についても、「有罪判決が得られる高度の蓋然性(がいぜんせい)が認められる証拠を収集しており、不合理で全く事実に反している」とした。

コメントは地検のホームページに掲載された。地検がこうしたコメントを出すのは極めて異例。

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の会見を受け、東京地検の斎藤隆博次席検事が9日未明に発表したコメントの全文は次の通り。

     ◇

被告人ゴーンは、犯罪に当たり得る行為をしてまで国外逃亡したものであり、今回の会見内容も自らの行為を不当に正当化するものにすぎない。被告人ゴーンが約130日間にわたって逮捕・勾留され、また、保釈指定条件において妻らとの接触が制限されたのは、現にその後違法な手段で出国して逃亡したことからも明らかなとおり、被告人ゴーンに高度の逃亡のおそれが認められたことや、妻自身が被告人ゴーンがその任務に違背して日産から取得した資金の還流先の関係者であるとともに、その妻を通じて被告人ゴーンが他の事件関係者に口裏合わせを行うなどの罪証隠滅行為を現に行ってきたことを原因とするもので、被告人ゴーン自身の責任に帰着するものである。このような自身の犯した事象を度外視して、一方的に我が国の刑事司法制度を非難する被告人ゴーンの主張は、我が国の刑事司法制度を不当におとしめるものであって、到底受け入れられない。

また、当庁は、被告人ゴーンによる本件各犯行につき、適正に端緒を得て我が国の法に従って適法に捜査を進め、訴追に至ったものである。本件の捜査により、検察は被告人ゴーンの犯した犯行について、有罪判決が得られる高度の蓋然(がいぜん)性が認められるだけの証拠を収集し、公訴を提起したものであって、そもそも犯罪が存在しなければ、このような起訴に耐えうる証拠を収集できるはずがなく、日産と検察により仕組まれた訴追であるとの被告人ゴーンの主張は不合理であり、全く事実に反している。

当庁としては、適正な裁判に向けて主張やそれに沿う証拠の開示を行ってきたところ、被告人ゴーンは、我が国の法を無視し、処罰を受けることを嫌い、国外逃亡したものであり、当庁は、被告人ゴーンに我が国で裁判を受けさせるべく、関係機関と連携して、できる限りの手段を講じる所存である。

     ◇

森雅子法相は9日未明、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の記者会見を受けて臨時の会見を開いた。深夜の会見は極めて異例。前会長の海外出国について改めて「犯罪行為に該当し得る」とした上で、「刑事裁判から逃避した。どの国の制度下であっても許されない行為だ。それを正当化するために、我が国の法制度や運用について誤った事実を喧伝(けんでん)するのは看過できない」と述べた。

前会長が批判した日本の刑事司法については「個人の人権を保障しつつ、事案の真相を明らかにするために適正に運用されている。すべての刑事事件は、被告に公平な公開裁判を受ける権利が保障されている」と反論した。

さらに前会長に呼びかける形で、「主張すべきことがあれば我が国の刑事司法の中で正々堂々と主張することを望む」と語った。

森雅子法相のコメントの全文は次の通り。

先ほど国外逃亡したカルロス・ゴーン被告人が記者会見を行ったが、今回の出国は犯罪行為に該当し得るものであり、彼はICPO(国際刑事警察機構)から国際手配されている。

ゴーン被告人は、我が国における経済活動で、自身の役員報酬を過少に記載した有価証券報告書虚偽記載の事実のほか、自己が実質的に保有する法人名義の預金口座に自己の利益を図る目的で日産の子会社から多額の金銭を送金させた特別背任の事実などで起訴されている。

ところが、ゴーン被告人は裁判所から逃げ隠れしてはならない、海外渡航をしてはならないとの条件の下で、これを約束し保釈されていたにもかかわらず、国外に逃亡し、刑事裁判そのものから逃避したのであって、どの国の制度の下であっても許されざる行為である。しかも、それを正当化するために、国内外に向けて我が国の法制度やその運用について誤った事実を殊更に喧伝(けんでん)するものであって、到底看過できるものではない。

我が国の刑事司法制度は、個人の基本的人権を保障しつつ事案の真相を明らかにするために適正な手続を定めて適正に運用されている。

そもそも各国の刑事司法制度には、様々な違いがある。例えば、被疑者の身柄拘束に関しては、ある国では広く無令状逮捕が認められているが、我が国では現行犯などのごく一部の例外を除き無令状の逮捕はできず、捜査機関から独立した裁判官による審査を経て令状を得なければ捜査機関が逮捕することはできない。このように身柄拘束の間口を非常に狭く、厳格なものとしている。

刑事司法制度は各国の歴史や文化に基づき長期間にわたって形成されてきたものであり、各国の司法制度に一義的な優劣があるものではなく、刑事司法制度の是非は制度全体を見て評価すべきであり、その一部のみを切り取った批判は適切ではない。

身柄拘束に関する不服申立制度もあり、罪証隠滅のおそれがなければ妻との面会なども認められる。全ての刑事事件において、被告人に公平な裁判所による公開裁判を受ける権利が保障されている。

そして、我が国はこれまでの警察や検察、司法関係者と国民の皆様の努力の積み重ねにより、犯罪の発生率は国際的にみても非常に低く、世界一安全な国といってよいものと考えている。

もちろん様々なご指摘があることは承知しており、これまでも時代に即して制度の見直しを続けてきたものであり、今後もより良い司法制度に向けて不断に見直しをしていく努力は惜しまない。

我が国の刑事司法制度が世界中の方々に正しく理解していただけるよう、今後も情報提供を行い疑問に答えてまいる所存である。

ゴーン被告人においては、主張すべきことがあるのであれば、我が国の公正な刑事司法手続きの中で主張を尽くし、公正な裁判所の判断を仰ぐことを強く望む。

政府として、関係国、国際機関などとも連携しつつ、我が国の刑事手続きが適正に行われるようできる限りの措置を講じてまいりたい。

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ロイター・1月9日6:14配信【ゴーン被告、トルコの空港で駐機場移動し乗り換えか=関係筋】

保釈中にレバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告がトルコのイスタンブールの空港で駐機場を25メートル移動して他の飛行機に乗り換えたことが、トルコ警察の関係者の証言で明らかになった。

トルコの国営アナドル通信が放映した監視カメラの映像には、飛行機に向かって駐機場を横切る人物の姿が映っている。

こうした中、ゴーン被告が逃亡に利用したプライベートジェット機を運営するトルコの「MNGジェット」は8日、日本の大使と面会し、当局への協力を申し出たことを明らかにした。

広報担当者は「当局への協力を申し出るため、当社はアンカラに駐在する日本の大使と面会した」と述べた。

同社はこれまで、ゴーン被告の逃亡に関して従業員の一人が記録を改ざんしたとして刑事告発に踏み切っている。ゴーン被告が自社のジェット機で逃亡したとは知らなかったとしている。

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ANN・1月9日6:27配信【ゴーン被告めぐりICPMに協力要請 国家公安委員長】

武田国家公安委員長はフランスにあるICPM(国際刑事警察機構)の本部を訪れ、カルロス・ゴーン被告への対応を巡ってさらなる協力を求めました。

武田委員長は会談でストック事務総長に日本政府が要請したゴーン被告の国際逮捕手配書の発行に即座に対応したことに感謝の意を伝えたうえで、今後のさらなる協力を求めました。それに対し、ストック事務総長は「しっかりとした対応を取っていきたい」と応じたということです。レバノンの検察当局は9日、この国際逮捕手配書に基づいてゴーン被告を事情聴取する方針です。

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スポーツ報知・1月9日9:16配信【カルロス・ゴーン被告の会見をフジ「とくダネ!」は取材できず…会見場の周辺で海外メディアがリポーターを逆取材】

9日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)で、金融商品取引法違反の罪などで起訴され、保釈中に中東レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)が8日、首都ベイルートで記者会見したことを報じた。

会見で同氏は、「身の潔白を確信している」と主張するとともに、「自身と家族を守るためだった」と日本からの逃亡を正当化し、身ぶり手ぶりを交えながら日本の司法制度を批判した。

会見前ににおわせていた日産社内のクーデターに関与したとする日本政府関係者の名前は「レバノン政府への配慮」で明かさず。日本からの逃亡方法については「関係者に迷惑をかけられない」と明かさない考えを強調した。ただ、逃亡時の心境を尋ねられると「出国したと分かった時、生き返ったような気分だった」と振り返った。

一方で、日産幹部の名前は次々と挙げた。自身の起訴内容について一つ一つ否定し、事件は西川広人前社長兼最高経営責任者(CEO)らがたくらんだとした。専務のハリ・ナダ氏、元副社長の川口均氏、今津英敏氏、社外取締役の豊田正和氏らを名指しし、豊田氏が政府当局と結びついているとの自説を展開した。

番組では岸本哲也リポーターがベイルートで現地取材した模様を放送した。岸本リポーターは、会見が行われるビルへ向かったが、入り口で会見に入ることを許されたメディアのリストに入っておらず建物に入れなかった姿を報じた。

岸本リポーターは、現地から生出演し、会見が行われたビルで海外メディアから自身が取材を受けたことを明かした。「海外メディアが我々日本のメディアに対する関心が非常に高くて、私があそこに2時間ぐらいいるだけで、6社から7社ぐらいインタビューの要請がありました。そのすべてに応じました」とした。

質問の内容を「レバノンまで来て何をゴーン被告に聞きたかったのか」「会見に入れない理由は何だと思うか?」「日本の司法制度はフェアではないと言われているけど、あなたはどう思うか?」など聞かれたという。

これに対し岸本リポーターは「ゴーン被告は無罪と潔白と主張するんであれば、なぜ海外に逃げたのか。なぜ日本で堂々と裁判を受けて無罪を勝ち取らないのか」と答えたことを明かしていた。

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SmartFLASH・1月9日8:08配信【ゴーン被告、会見に参加させた日本メディアはたった3社の理不尽]

1月8日、日産自動車の元会長だったカルロス・ゴーン被告が、逃亡先のレバノンで記者会見をおこなった。首都ベイルートで開かれた会見には、12カ国から約60社の報道機関が参加。しかし、日本メディアで参加を許されたのは、テレビ東京・朝日新聞・小学館の3社という、異様な事態となった。

ゴーン被告が自身の不当な扱いについて1時間ほど演説し、「日産から支出された資金は正当」などと主張。日本の司法制度についても、厳しい批判を展開した。その後、質疑応答の時間が設けられ、「まずはレバノンの方から」と、地元メディアを次々と指名。質疑応答開始から15分後、ゴーン被告から「それでは、日本の方を。テレビ東京はどこですか?」と促されたことで、ようやく日本のメディアがマイクを手にすることができた。

テレ東の記者が「英語で話しますか」と尋ねると、ゴーン被告が「英語でお願いします。英語で話してくれないと、答えられませんよ」と返し、会場に笑いが広がる。

「あなたは日本で尊敬されている存在だったが、日本の法律を破ったからここにいるのではないか」と質問すると、「検察は、情報漏洩はできないという法律があります。でも皆、漏洩している。私だけが法律を尊重しなければならなくて、他の人たちは法律を尊重しなくていいということであれば、これは不正な、仕組まれたシステムだ。私がいったい何をしたというのでしょうか」と主張する。

続けて、週刊ポストの記者が指名された。ポストの記者は「日本のメディアの数があまりにも少ないことに驚きました。日本のメディアを締め出したいという意思がおありなんでしょうか」と質問。これに対し、ゴーン被告は「日本のメディアを除外しているつもりはありません」と前置きし、持論を展開する。

「私はこの場所に、客観性を持った記者の方たちに来ていただきたいと考えた。いわゆるプロパガンダをもって、偏った視点を持った記者の方たちが、正しい分析ができるとは思えません。

だからといって、そういった人たちとの接点をまったく持たないように逃避しているわけではありません。あなたたちの前で私は強い追及を受けるかもしれない。厳しい質問を受けるかもしれない。残念ながら、この部屋は限られたスペースです。そうした意味で日本のメディアが少ないという印象を受けられたのかもしれません」

会場に入るのが認められたメディアは、ゴーン被告が自ら選んだという。ネット上には《朝日・テレ東WBS・週刊ポストってどういうチョイス?》《毒にも薬にもならんと判断されたのか単なるチェックミスなのか…》などとさまざまな声が飛び交っていた。

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時事通信・1月9日11:23配信【ゴーン被告会見に検察幹部「想定通り」「茶番」弁護人の弘中氏「いずれ話す」】

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の記者会見から一夜明けた9日、検察幹部は口々に「茶番だ」「想定通り」などと語った。

被告は日本の司法制度批判も繰り返したが、「主張に具体性もない」などと切り捨てた。

ある検察幹部は、ゴーン被告が逃亡方法を明かさなかった理由を「正当性を説明できないから。欧米で擁護してもらうには、日本を批判すれば十分と考えたのだろう」と分析。日本での起訴後の有罪率が極めて高いことへの批判に対しては、有罪の見込みがない起訴こそ問題との認識を示し、「(捜査を尽くしているからこそ)日本は逮捕も起訴も発表する。有罪率50%の国とは異なる」などと反発した。

別の検察幹部は「茶番だ。主張には内容も具体性もない。正直に語っていない」と語った。

ゴーン被告の側近で元日産代表取締役グレッグ・ケリー被告(63)=金融商品取引法違反罪で起訴=の弁護人は「コメントはない」としつつ、「具体的な内容はなくても、本人にとって、自由にしゃべれたというのが大事なんでしょう」と述べた。ゴーン被告の弁護人の弘中惇一郎弁護士は「いずれお話しする」とだけ話し、事務所に入った。 

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産経新聞・1月9日10:33配信【ゴーン被告会見に法相が2度会見で反論 「誤った事実の喧伝、看過できず」】

保釈中に逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が8日にレバノンで会見したことを受け、森雅子法相は9日未明と朝の2度にわたり臨時会見を開き、「わが国の司法制度や運用について誤った事実をことさらに喧伝(けんでん)するもので、到底看過できない」と反論した。日本側の正当な主張を速やかに世界に発信し、国際世論に理解を求めるため、極めて異例の対応となった。

ゴーン被告に対しては「身の潔白を主張するのなら、正々堂々とわが国の司法制度のもとで公正な裁判を受けるべきだ」と指摘。「弁護人とも自由に話し合える保釈中だったのに、旅券を提示せず不法に逃亡したのは子供たちにも説明できない信義にもとる行為だ」と強く非難した。

ゴーン被告が日本の刑事司法制度を批判したことには「刑事司法制度の一部のみを切り取った批判は適切ではない」と語気を強め、「国外逃亡が何ら正当化されるものではない」と強調。「日本では捜査機関から独立した裁判官による審査を経て令状を得なければ捜査機関が逮捕することはできない」と説明した。

ゴーン被告は勾留中や保釈中に妻のキャロル・ナハス容疑者(53)=偽証容疑で逮捕状=との面会を原則禁止されていたことも批判したが、「証拠隠滅の恐れがなければ妻との面会なども認められる」とした。

森氏はゴーン被告の会見終了直後にコメントを発表。英語とフランス語に翻訳され、ホームページに掲載された。森氏は「ただちに、世界中の皆さまに(日本側の主張を)理解してもらうためだ」と述べた。

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時事通信・1月9日13:13配信【「抽象的」「期待外れ」 識者から厳しい声も ゴーン被告記者会見】

日本の司法制度や検察への批判を展開し、自らの潔白を強調した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)の記者会見について、日本の有識者からは「抽象的な話が多い」「一方的な主張だ」と厳しい声が上がった。

元東京高裁部総括判事の三好幹夫上智大教授は「抽象的な話が多かった。逃亡までする理由を納得した人はいるだろうか」と首をかしげる。ゴーン被告は長期にわたる公判手続きへの不満をあらわにしたが、「難しい経済事件で時間がかかるのはある意味、仕方がない。フランスでももっと時間がかかる事案はある」と指摘。逃亡動機の一つに妻キャロル容疑者との接触制限を挙げたことに対しても、「制限された理由は自身が一番分かっているはず。それで法の外に出て行くのは倫理観が欠けているのではないか」と述べた。

「根拠の乏しい期待外れの会見だった」とみるのは元特捜検事の吉開多一国士舘大教授。「記者会見で身の潔白を証明するには説得力のある証拠を示す必要があったが、一方的な主張をしただけだった」と話す。

言語が通じないなどの不満の訴えには「外国人の勾留中の対応には、特に配慮が必要なこともあるだろう」と一定の理解を示した。一方、逮捕は不要だったとの主張に対しては「特捜部は高度の嫌疑が確認できるまで逮捕に踏み切らない。実際に国外逃亡した者が言うのは全く説得力を欠く」と断じ、「諸外国に比べて日本の刑事司法の正確性は高い。外国人を差別することもありえない」と語った。

否認していると長期勾留が続く「人質司法」の問題に詳しい大出良知九州大名誉教授は、「自身の正当性をアピールするあまり、日本の刑事司法の問題性は埋没してしまった」と残念がった。「『1日8時間の取り調べで自白を強要された』といった発言はあったが、リアルに受け止められなかったのでは。批判する場として場違いだった感は拭えないと話した。

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トンズラゴーン記者会見まとめです。

とにかく国外逃亡は愚の骨頂。

レベノンや一部海外では今回の逃亡劇を讃美する声もあるが、日本においては90%以上の国民が呆れているに違いない。

何てったって日本からトンズラですからね。

正々堂々と裁判を戦い抜く自信がなかったってこと。

この一言に尽きます。

トンズラゴーンの珍道中はこの先何年続くのでしょうか?

何度も言いますが、所詮は日本からトンズラしたトンズラゴーンです。

トンズラした時点で法廷での戦いを自ら放棄したということ。

推定無罪の身から犯罪人へとレベルアップし、一生「トンズラ」という十字架を背負って生きていかねばなりません。

数カ国語を駆使し手振り身振りで人生最大のショーを演じましたが、大根役者による茶番劇って感じでした。

記者会見の会場で沸き起こる拍手喝采も「さくら感」満載でした。

アノ記者会見は欧米人にはウケても東洋人にはウケなかったと思いますよ。

とにかく意味なく長かった。

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トンズラゴーンのレバノン珍道中!東京地検がゴーン被告妻キャロル・ナハス容疑者の逮捕状!地裁の証人尋問で偽証疑い・・・ゴーン弁護団がPC差し押さえ拒否!拒絶権行使!・・・ゴーン被告ベイルートで逮捕後初の会見!日本の司法制度を非難

トンズラゴーンのレバノン珍道中!東京地検がゴーン被告妻キャロル・ナハス容疑者の逮捕状!地裁の証人尋問で偽証疑い・・・ゴーン弁護団がPC差し押さえ拒否!拒絶権行使!・・・ゴーン被告ベイルートで逮捕後初の会見!日本の司法制度を非難

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【日テレニュース配信】

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【TBSニュース配信】

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【TBSニュース配信】

Click→→鹿児島暴露クラブ・2020/1/5・トンズラ男!日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が逃げちゃいました!無罪請負人 弘中惇一郎弁護士も真っ青?・トルコの航空会社がトンズラ軍団を「航空機の違法使用」の疑いで刑事告訴!ESCAPE IMPOSSIBLE

共同通信・1月5日18:20配信【荷物のエックス線検査受けず】

カルロス・ゴーン被告が逃亡した事件で、出国に使った可能性があるプライベートジェット機に持ち込まれた荷物が、関西空港でエックス線検査を受けていないことが5日、関係者への取材で分かった。

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共同通信・1月5日18:45配信【ゴーン被告の旅券を差し押さえ レバノンなどの3通、東京地検】

東京地検は5日、令状に基づいて、東京都内の弁護士事務所で保管されていた前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の旅券(パスポート)3通を差し押さえた。関係者が明らかにした。

ゴーン被告はフランス2通、レバノン、ブラジル各1通のパスポート計4通を所持。このうち、フランスのパスポート1通を鍵付きのケースに入れて携帯しており、所持したまま逃亡したとみられる。残る3通は弁護団が保管していた。

弁護団の弘中惇一郎弁護士は4日の報道陣の取材に対し、ゴーン被告が使用していたパソコンなどの提出を東京地検から要請されたと明らかにしていた。

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共同通信・1月5日22:01配信【オランダの統括会社巡り捜査も フランス経財相が言及】

【パリ共同】フランスのルメール経済・財務相は、レバノンに逃亡した前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告について、フランス自動車大手ルノーと日産の企業連合統括会社(本社オランダ)を巡っても捜査の対象となる可能性があると述べた。5日付のフランス紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが発言内容を伝えた。

ルメール氏は「(ゴーン被告は)他の人物同様に裁判の対象となる。日産が同意すれば、オランダでの問題も司法の動きの対象となり得る」と述べた。ルノーは統括会社で被告の個人的利益のための不正支出が計約13億円に上る疑いがある、との調査報告書を昨年、検察当局に提出している。

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【TBSニュース配信】

JNNニュース・1月6日1:30配信【ゴーン被告が隠れた“ケース”か、米紙が写真掲載】

日産前会長のカルロス・ゴーン被告が保釈条件を破って出国し、レバノンに渡った事件で、アメリカの有力紙はゴーン被告が隠れていたとする大型ケースの写真を掲載しました。

アメリカの有力紙・ウォールストリートジャーナルは、ゴーン被告が中に隠れていたとされる大型の黒いケースの写真を掲載しました。

ケースは音響機器を運ぶためなどに使われるもので、日本からトルコ・イスタンブールに向けて運航されたプライベートジェットに残されていたということです。このケースの底には、ゴーン氏が息が出来るように穴が開けられていたと報じられています。

これに先立ちトルコの内務当局は3日、「ゴーン氏はイスタンブールの国際空港の貨物エリアで航空機を乗り継いだ」と発表していて、ゴーン被告はイスタンブールの空港でこのケースから出て、レバノン行きの航空機に乗り換えた可能性があります。

一方、トルコメディアによりますと、ゴーン被告の渡航に関与したとして起訴されたトルコの航空会社の幹部は、トルコ検察の調べに対し「引き受けなければ家族に危害が及ぶことになると脅迫された」「連れてこられた人を別の航空機に乗せた。彼が誰かは知らなかった」と供述しているということです。

トルコ検察はゴーン被告が搭乗したプライベートジェット機2機を押収するなどして、イスタンブールからレバノンに向かった経緯などを調べています。

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【ANNニュース配信】

ANNニュース・1:35配信【ゴーン被告逃亡にトルコ法相「司法によって追及」】

トルコの法相は現地のテレビ番組に出演し、カルロス・ゴーン被告の逃亡に関して「犯罪者は誰であろうと司法によって追及される」と厳しい姿勢を強調しました。

トルコのギュル法相は4日、ニュース番組でゴーン被告の逃亡についてコメントしました。このなかでギュル法相は「日本からの法的な支援の要請はなかった」と明かし、「トルコは法治国家であり、犯罪者は誰であろうと司法によって追及される」と強調しました。また、「トルコはこの事件の捜査をサポートし続ける」と語りました。さらに、「逃亡に2人の外国人が関与した」「捜査を進め、起訴の準備をする」として、この外国人らが捜査対象になっていることを明らかにしました。ゴーン被告の逃亡にはアメリカ軍の特殊部隊の元隊員らが手助けをしたと報じられています。

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NNNニュース・1月6日14:01配信【《独自》ゴーン被告 出国までの足取り判明】

日産の前会長カルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した事件で、ゴーン被告が関西国際空港まで新幹線やタクシーで移動し空港近くのホテルに滞在するなど出国までの詳しい足取りがわかった。

ゴーン被告は保釈の条件となっている「海外への渡航禁止」に違反し、先月、中東・レバノンへ出国し東京地検と警視庁が不法出国の疑いで捜査している。

ゴーン被告は、防犯カメラの解析などから先月29日の昼頃、都内の制限住居から徒歩で外出したことが確認されているが、その後の捜査関係者への取材で、午後4時半ごろに品川駅に姿を現し新幹線に乗っていたことが新たにわかった。

ゴーン被告は新幹線を新大阪駅で降り、午後7時半ごろに駅を出てその後、タクシーに乗り換えて関西国際空港の近くにあるホテルへと移動していたという。

ゴーン被告はこの日の深夜に関西国際空港からプライベートジェットに乗って出国したとみられ、東京地検と警視庁が引き続き詳しい足取りを調べている。

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FNNニュース・1月6日12:08配信【レバノンでゴーン被告への批判も 「彼は英雄ではない!」】

日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン被告について、逃亡先のレバノンでは、エリート層への市民の反発が強まっていて、ゴーン被告に対する批判の声も上がり始めている。

ベイルート市内にあるゴーン被告の自宅前では5日、プラカードを掲げた反政府活動家の男性が批判の声を上げた。

男性は、「日本の人にも言いたい。ゴーン被告は英雄ではない」と話した。

レバノンでは、「汚職や腐敗がまん延している」として、2019年から反政府デモが活発化し、当時のハリリ首相が辞任に追い込まれたほか、「政府と癒着している」として、エリート層への批判が強まっている。

ゴーン被告は、レバノンでは英雄視されていたため、2018年に逮捕された際には日本への反発が強まったが、現在は状況が変わっている。

反政府活動家は、「わたしたちはゴーン被告を英雄として歓迎しない。彼は英雄ではない。逃げ隠れし、どこにいるか誰も知らない」と話した。

レバノン政府は、ICPO(国際刑事警察機構)からゴーン被告の身柄引き渡しを求める手配書を受け取っているが、応じない構えで、反政府派の市民から批判が強まる可能性もある。

フランスメディアは、ゴーン被告が、8日午後にベイルートで記者会見すると伝えている。

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読売新聞オンライン・1月7日11:47配信【ゴーン被告の保釈金、15億円全額没収が決定】

会社法違反(特別背任)などで起訴された日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外に逃亡したことを受け、東京地裁が、ゴーン被告が納めた計15億円の保釈保証金を没収する決定をしていたことがわかった。決定は先月31日付。

同地裁は昨年3月と4月に保釈を認めた際の条件として、ゴーン被告の海外渡航を禁じたが、ゴーン被告は無断で出国し、先月30日にレバノンに入国した。同地裁は同31日に保釈を取り消すとともに、保釈金全額の没収も決定した。没収された保釈金は国庫に入ることになる。

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【NNNニュース配信】

NNNニュース・1月7日10:32配信【ゴーン被告“クーデターで証拠ある”米報道】

アメリカのテレビ局は6日、日産の前会長・カルロス・ゴーン被告が逃亡後、「日産のトップの座を引きずり下ろされたのは日本政府関係者も含むクーデターで証拠もある」と語ったと報じた。

アメリカのテレビ「FOXビジネス」は、番組の有名キャスターが先週末にゴーン被告と接触し、その中でゴーン被告は「経営トップの座を引きずり下ろされたのはクーデターでその実際の証拠もある」と語ったと報じた。

“クーデター”はゴーン被告が日産とルノーを合併しようとしていたためで、関与した人物の中には日本政府関係者も含まれていると語ったという。

ゴーン被告はレバノンに逃亡していて8日に記者会見を予定しているが、そこで“クーデター”に関与した人物の氏名を明らかにするとしている。

また、日本では公正な裁判を受けられないとした上で、日本以外の国で裁判を受ける意思はあると話したという。

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共同通信・1月7日17:05配信【東京地検、ゴーン被告妻に逮捕状 地裁の証人尋問で偽証疑い】

東京地検特捜部は7日、偽証の疑いで、前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)の妻キャロル・ナハス容疑者(53)の逮捕状を取った。

特捜部によると、キャロル容疑者は2019年4月、東京地裁で実施されたゴーン被告の会社法違反(特別背任)事件に関する証人尋問で、虚偽の陳述をして偽証をした疑い。

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ANNニュース・1月8日12:07配信【ゴーン弁護団がPC差し押さえ拒否か 事務所立ち入り】

東京地検はカルロス・ゴーン被告の弁護士の事務所に立ち入りました。ゴーン被告が使用していたパソコンを令状に基づいて差し押さえるためでしたが、弁護士側が拒否したとみられます。

東京地検の係官らは8日午前10時半ごろ、ゴーン被告の弁護人である弘中惇一郎弁護士の事務所に立ち入りました。ゴーン被告を巡っては、保釈の条件で弘中弁護士の事務所で提供されたパソコンしか使用できないと決められていました。東京地検はこのパソコンを任意で提出するよう求めていましたが、弁護団が拒んだということです。東京地検は裁判所の令状に基づいてパソコンを差し押さえるために立ち入りましたが、弁護士側が拒否したとみられます。弁護団によりますと、ゴーン被告はほぼ毎日、弁護士の事務所でパソコンを使っていました。東京地検は不法な出国に加担した人物と連絡していたかなどについて調べているとみられます。

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時事通信・1月8日13:43配信【ゴーン被告弁護団が拒絶権行使 令状でのパソコン差し押さえ】

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が保釈中に使用していたパソコンについて、被告の弁護団は8日、東京地裁の令状に基づいた東京地検の差し押さえを拒否した。

刑事訴訟法で医師や弁護士、宗教職などに認められた押収拒絶権を行使した。

関係者によると、地検は弁護団にパソコンの任意提出を拒否され、地裁の令状を取得。8日午前、弁護人の弘中惇一郎弁護士の事務所を訪問したが、弘中弁護士が拒絶権を行使した。

弁護団は「守秘義務に鑑みて拒絶権を行使し、事務所に立ち入らせることなく帰ってもらった」などとするコメントを出した。 

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ブルームバーグ・1月8日22:04配信【ゴーン被告、日本の司法制度を非難ーベイルートで逮捕後初の会見】

日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告は8日、2018年11月の逮捕以降初めて会見を開き、改めて日本の司法制度を批判した。

ゴーン被告はレバノンの首都ベイルートで開いた会見の冒頭で、東京地検による逮捕により「残忍にも」それまで自分が知っていた世界から連れ去られ、「家族、友人、コミュニティー、ルノー、日産、三菱自動車とその従業員から引き裂かれた」と述べた。「逮捕以来、一瞬たりとも自由はなかった」とし、改めて日本の司法制度の下での扱いがいかにひどかったかを訴えた。

会社法違反(特別背任)などの罪で逮捕、起訴されたゴーン被告は先月、保釈条件で海外渡航が禁止されていたにもかかわらずプライベート・ジェット機に乗ってひそかに日本を脱出。同氏は出国後の声明で、「私は正義から逃れたわけではない」とした上で、「不公正と政治的迫害から逃れたのだ」と表明していた。

会見に先立ちゴーン被告の弁護団は日本時間8日朝に声明文を発表。フランスのルノーとの統合推進を阻止するため、日産が同氏をスケープゴートにしたと非難した。さらに日産が数カ月前に完了した内部調査については、「事実を解明しようとするものでは全くなかった」と主張した。

FOXビジネスは7日、ゴーン被告が会見で日本政府関係者を含め同氏を失脚させるクーデターに関与した人物らの氏名を明らかにする予定だと伝えていた。さらに同被告はクーデターの証拠や文書が手元にあると同社の取材に語ったという。

ゴーン被告の弁護団が昨年4月に公開した動画の中で、同被告は自身に対する「陰謀」の首謀者として日産幹部の名前を挙げたが、弁護団の判断で削除されていた。この動画で同被告は、仏ルノーとのアライアンスが合併に向けて進むことで日産の独立性が脅かされると感じた一部の幹部が、自分たちの利益のために会社の価値を毀損(きそん)していると主張した。

一方、ゴーン被告の逃亡により検察の動きも活発下している。ゴーン被告の弁護人を務める弘中惇一郎弁護士の事務所は8日、東京地検によるゴーン被告が使用していたパソコンの差し押さえを拒否したと発表。前日には、地検は偽証容疑でゴーン被告の妻キャロル容疑者の逮捕状を取ったことを明らかにしていた。

(c)2020 Bloomberg L.P.

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読売新聞オンライン・1月8日22:10配信【ゴーン被告会見、出国手段「話さない」…司法制度を改めて批判】

会社法違反(特別背任)などで起訴され、保釈中に逃亡した日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が8日午後10時(日本時間)過ぎ、レバノンの首都ベイルートで、逃亡後、初めて記者会見した。ゴーン被告は「基本的な人権も守られない」などと日本の刑事司法制度を改めて批判したが、不法に日本を出国した手段については、「話さない」と口をつぐんだ。

米CNNの中継映像などによると、会見場に現れたゴーン被告は黒っぽいスーツにピンクのネクタイ姿。「私にとって重要な日だ。この日を楽しみにしていた」。気合のみなぎった表情で集まった報道陣前に立つと、大きな身ぶり手ぶりで、まくし立てるように持論を展開した。

ゴーン被告は2018年11月19日、役員報酬の過少記載事件で東京地検特捜部に逮捕され、19年3月の最初の保釈まで勾留は108日間に及んだ。「検察官に『自白しなければもっとひどいことになる。家族も追及する』と言われ、絶望的な気持ちだった」とし、「日本の刑事司法は公平ではなく、私は逮捕、勾留されるべきではなかった。私の家族も想像を絶する苦しみを味わった」と批判した。

ゴーン被告の批判に対し、日本の法務・検察当局はこれまで、捜査の「正当性」を訴えることに腐心してきた。ゴーン被告の逮捕当初は海外メディアも、「勾留期間が長い」「人質司法」などと批判したが、「裁判所の審査を受けた適正なもの」との説明を繰り返した。

ゴーン被告が逃亡した後の今月5日には、東京地検の斎藤隆博・次席検事が▽公判では検察官が高度な立証責任を負う▽裁判所は証拠に基づき有罪か無罪かを厳密に判断する――といった日本の司法制度の原則を説明。その上で、ゴーン被告も弁護人と自由に連絡を取り合うなど、被告としての権利が十分に保障されていたと主張した。

ゴーン被告は、東京地検特捜部が今月7日に特別背任事件を巡る偽証容疑で逮捕状を取った妻のキャロル・ナハス容疑者(53)と面会できないことにも強い不満を示してきた。このため、キャロル容疑者の逮捕状を取った際には、特捜部の市川宏副部長が報道陣に対し、キャロル容疑者には証拠隠滅の疑いがあり、接触禁止には正当な理由があったとする異例の説明を行っていた。

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朝日新聞デジタル・1月8日曜日22:44配信【ゴーン被告、日本の司法制度を批判 熱弁続く】

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)は、レバノンの首都ベイルートで現地時間8日午後3時(日本時間午後10時)から記者会見に臨んだ。レバノンへの逃亡後、公の場で説明するのは初めて。

12カ国から朝日新聞など約60社の報道各社が入ることを許可された会見場。ゴーン被告は予定時刻より10分ほど早く、赤系のネクタイを締めた黒っぽいスーツで姿を現した。会見の冒頭では逮捕・勾留により「家族や友人から遠ざけられた」として、日本の司法制度への不満を訴えた。

前会長は昨年12月29日午後2時ごろ、帽子とマスク姿で保釈中の住居として定められた東京都港区の住宅から1人で外出。六本木のホテルで男2人と合流後、新幹線で大阪へ。関西空港そばのホテルに3人で入り、その後、米国籍の男2人だけが箱を1個ずつ載せた台車2台をそれぞれ押して、ワンボックス型のタクシーに積んで乗車した。同日午後11時すぎに関西空港からプライベートジェットで出国し、トルコ経由で翌30日にレバノンに着いたとみられる。

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読売新聞オンライン・1月8日23:01配信【[深層NEWS]ゴーン被告会見、「主張が事実として弱い部分ある」】

元東京地検特捜部検事で弁護士の中村信雄氏と経済ジャーナリストの町田徹氏が8日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告が逃亡先のレバノンで開いた記者会見について議論した。

中村氏はテレビ中継されたゴーン被告の記者会見での主張を聞き、「日本の司法を批判していたが、裁判で無罪になってから言ってほしかった」と語った。町田氏は「感情的になっているように見えた。主張が事実として弱い部分もある」と指摘した。

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ゴーン被告はレバノンで発表した声明で「有罪が前提で、差別がはびこり、基本的人権が否定されている不正な日本の司法制度の人質ではなくなる」「私は裁きから逃れたのではなく、不正と政治的迫害から逃れた」と日本の司法制度を批判した。

特別背任などの罪を犯していないとでも言いたいのでしょうか?

そうであれば無罪請負人である超有名弁護士に大金払って弁護させているのだから、おとなしく裁判を受け無罪を勝ち取ればいいだけのこと。

嫁さんと離れ離れになったことがショックだったのか分かりませんが、機材ケースに隠れ国外逃亡しちゃまずいと思わなかったのでしょうか?

いくら綺麗事を並べ立ても所詮は「国外逃亡犯」であり「トンズラゴーン」。

その辺りのオレオレ詐欺の親玉と同じレベルに成り下がったということ。

どうせレバノンから離れることはないでしょうから、お暇な時間を見繕ってハリウッド映画でも自費制作し自己の正当性を主張して下さい。

タイトルは「トンズラゴーンのレバノン珍道中」で決まりですね。

あと、検察が弁護人の弘中惇一郎弁護士の事務所を訪問しパソコンの提出を求めましたが、弘中弁護士が拒絶権を行使したとか。

悪いことしていないなら提出すりゃ〜よかったのにね。

弁護士さんは当然の権利を行使しただけなんでしょうが、何てのかなぁ〜理屈は分かってはいるがイメージが悪いよね。

トンズラゴーンを庇っているやり手の無罪請負人って感じ。

トンズラゴーンが一番優れていたことは経営能力ではなく弁護士を選ぶ「人を見る目」だったということでしょう。

記者会見のライブ放送見てましたが冤罪についての具体的な証拠が示されなかったからつまらなかった。

逃亡犯が記者会見開いて悲劇のヒーローになれるのであれば、逃亡犯はみんな記者会見を開くのではないでしょうか?

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トンズラ男!日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が逃げちゃいました!無罪請負人 弘中惇一郎弁護士も真っ青?・トルコの航空会社がトンズラ軍団を「航空機の違法使用」の疑いで刑事告訴!ESCAPE IMPOSSIBLE

トンズラ男!日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告が逃げちゃいました!無罪請負人 弘中惇一郎弁護士も真っ青?・トルコの航空会社がトンズラ軍団を「航空機の違法使用」の疑いで刑事告訴!【ESCAPE IMPOSSIBLE】

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【トンズラ・ゴーン】

産経新聞・12月31日配信【「世界に恥さらした」…出国のゴーン被告、検察の懸念的中 裁判所も動揺】

保釈中の日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)が大みそかの前日、レバノンに出国したことが31日、明らかとなり、公判準備を進めていた東京地裁、弁護側、検察側に衝撃が走った。厳格な条件を提案してゴーン被告の保釈を得た弁護側が「寝耳に水」と言えば、裁判所側も「ショックだ」と驚きを隠せない。証拠隠滅や逃亡の恐れを理由に保釈に強く反対してきた検察側からは「いつか逃亡すると思っていた」との本音も漏れた。

「それは、どのくらい確度の高い話なの?」。ある検察幹部は31日早朝、ゴーン被告出国の一報に驚くあまり、海外メディアの報道をいぶかしんだ。

東京地検特捜部は一昨年6月ごろ、日産からの内部情報を得てゴーン被告に対する内偵捜査を開始。約半年後の11月19日、前代表取締役のグレゴリー・ケリー被告(63)と同時来日のタイミングを図り、金融商品取引法違反容疑での逮捕に踏み切った。

続いて立件した会社法違反(特別背任)事件の舞台は捜査権の及ばない国外の中東にもおよび、特捜部は過去最大規模の捜査態勢を組んで昨年4月22日に一連の事件の捜査を終結させた。

ゴーン被告側はただちに保釈を請求したが、捜査の過程でゴーン被告の妻、キャロルさんが事件関係者と接触していたことが発覚するなどしたため、特捜部は証拠隠滅の恐れが高いなどとして強く反対。だが4月25日、東京地裁の島田一裁判官は証拠隠滅の恐れを認めながらも「弁護人らの指導監督が徹底している」などとして保釈を許可した。

ある検察幹部は「弁護人の責任は十分ある。あの手この手を尽くして細かい条件と引き換えに得た保釈の結果が逃亡だ」と憤る。別の幹部は「いつか逃げると思っていた。日本の刑事司法の恥を世界にさらした裁判所と弁護人の責任は重い」と痛烈に批判する。

弁護人の弘中惇一郎弁護士の事務所には31日朝から報道陣が詰めかけた。取材に応じた弘中氏は「寝耳に水で大変当惑している。報道以上に知っていることはない」と憔悴(しょうすい)した様子。ただ「保釈条件に違反する裏切り行為だが、気持ちが理解できないかといえば別問題」とも述べた。

一方、保釈を許可した東京地裁側にも動揺が広がった。ある裁判所関係者は「裁判期日に被告が出頭しない事態はあり、制度上やむを得ないとはいえ、あまりに象徴的な事件で起きたのが残念。正々堂々と戦う人への背信行為であり、極めて残念としか言いようがない」と話した。

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JIJI.COM・1月2日配信【トルコ、ゴーン被告のフライトめぐり7人拘束 現地報道】

(Carlos Ghosn)被告が、日本からトルコを経由してレバノンへ入国した問題に絡み、トルコ当局が操縦士4人を含む7人を拘束したと、トルコの民営デミルオレン通信(DHA)が2日、報じた。

ゴーン被告は12月30日、トルコの主要都市イスタンブールの空港でプライベートジェットを乗り継いだとみられており、トルコ内務省が捜査を開始している。

厳しい保釈条件にもかかわらず日本から劇的な逃亡を遂げたゴーン被告は、近く予定されていた会計上の不正行為をめぐる裁判は仕組まれたものだと訴えていた。

ゴーン被告の逃亡の経緯は依然不明だが、同被告は12月29日に関西空港からプライベートジェットでトルコのイスタンブールに向かい、同市からさらに空路でレバノンの首都ベイルートに入ったと考えられている。【翻訳編集】 AFPBB News

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時事通信・1月2日配信【ゴーン被告は「汚職の筆頭格」 無断帰国に怒りの声 レバノン】

【ベイルート時事】日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告は昨年12月30日に国籍を持つレバノンに無断帰国した。

代理人を通じ「日本の不当な処置や政治的迫害から逃れた」と訴える声明を出した後、レバノン国内で雲隠れしている。レバノンでは被告の主張に理解を示す意見もあるが、首都ベイルートの街頭では1、2の両日、ゴーン被告を「汚職の筆頭格だ」と批判する怒りの声が聞かれた。

腐敗撲滅を求める反政府デモに参加するモハマド・ユーセフさん(30)は、ゴーン被告について「無罪を主張するなら、日本から逃げる必要はないのではないか」と述べ、逃亡は汚職の罪を認めたに等しいと強調。ゴーン被告について「汚職まみれの人が多いレバノンの中でも、筆頭格だ」と怒りをあらわにした。

ゴーン被告の自宅近くで商店を営むハリル・イシュライムさん(65)は「レバノンでは不正がはびこっていて、違法にお金を得た人間が戻って来るのは当たり前のことだ」と現状を嘆いた。日本では難しくても「レバノンで法の裁きが必要だ」と訴えた。

ただ、レバノン当局はゴーン被告が「合法的に入国した」と見なし、法的措置を取らない姿勢。日本はレバノンと犯罪人引き渡し条約を結んでおらず、今後の刑事責任追及は極めて困難な情勢だ。 

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毎日新聞・1月3日1:45配信【ゴーン被告 海外逃亡「私一人で準備」 妻キャロルさんの関与否定】

金融商品取引法違反などで起訴され、保釈中にレバノンへ逃亡した日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告は2日(日本時間3日)、逃亡は「私が一人で準備した」などとする声明を米国の代理人を通じて発表した。

ゴーン前会長の逃亡を巡っては、妻キャロルさんが計画に関わったと海外メディアが報道。前会長は「そのような臆測はすべて不正確で、間違っている。家族はいかなる役割も果たしていない」と強調した。

ロイター通信によると、前会長は8日に記者会見を予定しているが、日本で逃亡を支援した関係者に迷惑がかかることを恐れ、日本を出国した際の詳細を明らかにすることに消極的だという。【ニューヨーク隅俊之】



ゴーン前会長が米国の代理人を通じて発表した声明全文は次の通り。

私が日本を離れるのに際し、妻キャロルや他の家族が何らかの役割を果たしたのではないかという臆測がメディアで流れている。そのような臆測はすべて不正確で、間違っている。私の出国は私が一人で準備した。家族はいかなる役割も果たしていない。

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JNNニュース・1月3日6:31配信【レバノン法相、ゴーン被告を“日本に引き渡さない”】

ゴーン被告について、レバノンの法相はICPO=国際刑事警察機構から身柄拘束を求める「国際逮捕手配書」を受け取ったことを明らかにしました。一方で、ゴーン被告を日本に引き渡すことはないとの意向を示しています。

AP通信によりますと、レバノンのセルハン法相は2日、ICPOからゴーン被告についての「国際逮捕手配書」を受け取ったと明らかにした上で、ゴーン被告から話を聞くなどレバノンの法律に基づき全ての必要な措置を行うと述べました。

一方でゴーン被告のレバノン入国には「合法的なパスポート」が使われたとして、法的違反は認められなかったと主張。「日本とレバノンの間には犯罪人引き渡し条約が結ばれてない」と話し、ゴーン被告を日本に引き渡すことはないとの意向を示したということです。

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【読売新聞オンライン配信】

読売新聞オンライン・1月3日7:14配信【ゴーン被告、トルコで乗り換えか…仏のパスポート所持】

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が国外へ逃亡した事件では、ゴーン被告の逃亡が周到に計画され、組織的に実行された疑いが浮上している。東京地検と警視庁は東京都港区の住宅周辺などの防犯カメラ映像を解析し、出国までの経路の特定を進める。一方、ゴーン被告のレバノンの弁護団は1日、ゴーン被告が8日にも記者会見すると明らかにした。(ベイルート 上地洋実、社会部 竹内駿平)

■プライベート機利用

ゴーン被告は昨年12月29日に関西空港からプライベートジェット(PJ)でトルコのイスタンブールに飛び、そこから別のPJに乗り換え、30日にレバノンのベイルートに入った可能性が指摘されている。

関係者によると、ゴーン被告名の出国記録はなく、出国審査を義務付けた出入国管理・難民認定法に違反した疑いが強い。逃亡の協力者は犯人隠避に問われる可能性もある。

国土交通省などによると、日本からトルコへ向かったPJは、12月29日午後11時10分に関空を出発、約12時間後にイスタンブールに到着したことが確認されている。この便はトルコの航空会社の運航とみられ、乗員を含め20人近くが乗れる大型機だったという。

トルコのヒュリエット紙によると、ゴーン被告が搭乗したPJはいずれもトルコのビジネスマンが所有。関空からイスタンブールまでの機内には米国人2人も搭乗していたという。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は12月31日、ゴーン被告が数週間前から協力者とともにレバノンへの逃亡を準備していたと報道した。逃亡計画には、妻・キャロルさんが「主導的な役割を果たしていた」とする関係者の証言も伝え、先週末には計画実行チームが日本に集結したという。中東メディアのインデペンデント・アラビーヤ(電子版)は、「軍事関連会社」が実行し、「2000万ドル(約22億円)以上の費用がかかった」とも報じた。

ゴーン被告の東京都内の住宅には人の出入りを24時間監視するカメラが設置されていた。レバノンのテレビ局MTVは、ゴーン被告が楽器ケースに隠れて住宅を抜け出したと報じ、レバノンの軍事情報筋も日本出国時のゴーン被告は箱に隠れていたと証言した。トルコにもゴーン被告の協力者がいたとみられており、アナトリア通信によると、トルコ警察は2日、ゴーン被告がトルコ経由でレバノンに逃れたことを巡り、7人を逮捕した。このうち4人がパイロットで、3人は地上での業務に携わっているという。

一方、出入国在留管理庁の関係者によると、ゴーン被告がフランスのパスポートを所持していたことも判明した。東京地裁は保釈を認めた際、ゴーン被告のパスポートを弁護人が保管することを条件としたが、ゴーン被告はフランスから2冊のパスポートの発行を受けていたという。ゴーン被告は昨年5月以降、同地裁の許可を得て、このうち1冊を弁護人が管理する鍵が付いたケースに入れて携帯。レバノン入国時に示したのは、このパスポートだった可能性がある。

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【NNNニュース配信】

NNNニュース・1月3日7:42配信【ゴーン被告“妻らと食事楽しむ”写真報道】

保釈中に無断で日本を出国した日産の前会長、カルロス・ゴーン被告がレバノン入国後に、妻らと食事を楽しむ様子を撮影した写真をフランスのテレビ局が報じた。

フランスのテレビ局「TF1」によると、写真は先月31日、ゴーン被告の親族がレバノンの首都ベイルートで撮影したものだという。くつろいだ様子のゴーン被告の隣には、妻のキャロルさんの姿も見える。

ゴーン被告の広報を担当する会社によると、ゴーン被告は、友人とのディナーを楽しむなどして日々を過ごしているという。

また、欧米メディアなどがゴーン被告の出国について、妻のキャロルさんが主導的な役割を果たしたなどと報じていることについて、ゴーン被告は新たな声明を発表した。「私の妻と、その他の家族が出国を手助けしたという報道は間違いだ。私がひとりで出国の手配をした」などとしている。

そのキャロルさんは2日、ベイルートにあるゴーン被告の家の中にいることがわかった。また依然として行方のわからないゴーン被告もこの家の中にいる可能性が出ている。

この日、ゴーン被告の弁護士とみられる男性がこの家に出入りする姿が確認された。8日に予定されているゴーン被告の記者会見に向け準備が行われた可能性もある。

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ブルームバーグ・1月3日17:34配信【ゴーン被告の海外逃亡劇、外国人による将来の保釈請求に逆風】

東京地方裁判所は昨年3月と4月、会社法違反(特別背任)の罪などで起訴された日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告に逃亡リスクがあるとする検察当局の異議申し立てを退けて保釈金納付を認めたが、この判断は結局のところ誤りだった。日本国内で屈指の著名外国人が24時間監視の目をどのようにくぐり抜け、日本から逃亡できたのか。

今週世間に知れ渡ったゴーン被告の驚がくの海外逃亡劇は、外国人による今後の保釈請求に不吉な影を差すのは必至だ。ただ長期的には、一部で過酷とみなされる日本の司法制度の改革のペースにより広範囲な影響をもたらす可能性がある。

慶応義塾大学法科大学院の笹倉宏紀教授は、日本の司法制度を「人質司法」と批判したゴーン被告が実際に逃亡したため検察の判断が正しかったという皮肉な結果になったと指摘。日本の刑事司法制度、特に近年リベラル気味になっていた日本の裁判所の考え方を逆戻りさせる作用が働くかもしれないとの見方を示した。

ゴーン被告の知名度の高さから、日本の司法制度は既に世界的な監視の目にさらされており、検察当局によるゴーン被告の長期勾留に強い批判の声が上がっている。シドニー大学ロースクール教授でオーストラリアの日本法ネットワーク(ANJeL)の共同ディレクター、ルーク・ノッテージ氏は、公判前の長期勾留や厳格な保釈条件などの面で日本の制度は異例だと指摘した。

日本の刑事司法制度の改革を求めて活動している海渡雄一弁護士はゴーン被告逃亡について、「国際社会が日本の刑事司法に対して厳しい目を向けるようになる」と述べ、死刑のほか、人質司法の在り方も厳しく問われることになるとの考えを示した。

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AFP・1月3日20:31配信【トルコ航空会社、ゴーン被告の航空機違法使用で刑事告訴】

【1月3日 AFP】(更新)日産自動車(Nissan Motor)元会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が、会社法違反などの罪で起訴され、保釈中に日本を出国してレバノン入りした問題で、トルコのプライベートジェット会社MNGは3日、同社の航空機が違法に使用されたとして、刑事告訴したことを明らかにした。

同社は「カルロス・ゴーン被告の日本出国に関連して、ジェットチャーターサービスの違法使用で刑事告訴した」と発表した。

同社は、従業員1人が記録を改ざんしてゴーン被告の氏名を搭乗者名簿から削除し、「個人で」行動したことを認めたとしている。

同社によると、先月異なる利用客から2件の予約があったという。1件はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)発大阪行きと大阪発トルコ・イスタンブール行きで、もう1件はイスタンブール発レバノン・ベイルート行きだったという。

同社はプライベートジェットのこれら2件の利用契約について「一見関連は認められなかった。どちらのフライトの公式文書にもゴーン氏の名前は記載されていなかった。該当のジェット機はMNGの所有機ではないが、MNGが運航した」と説明。

「メディアを通じて、同機の運航が公式に申請された乗客ではなくゴーン氏の利益になったことを知り、MNGは内部調査を開始して刑事告訴した」と明かした。

同社は、ゴーン被告の渡航の便宜を図った者らの訴追を求めている。

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産経新聞・1月4日0:21配信【ゴーン被告、監視中止当日に逃亡 日産手配の業者に告訴警告】

日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(65)=会社法違反罪などで起訴=がレバノンに逃亡したのは、自身を監視していた警備業者について刑事告訴する方針を表明し、これを受け業者が監視を中止した直後だったことが3日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、ゴーン被告が監視をやめさせて逃亡を図りやすくするため刑事告訴を悪用した疑いもあるとみて調べている。

弁護人の弘中惇一郎弁護士は昨年7月、ゴーン被告が同4月に保釈されて以降、保釈条件で指定された東京都内の住宅周辺を何者かに見張られたり、外出先まで尾行されたりしていると明らかにし、「重大な人権問題」と訴えた。

その後、弘中氏は同12月25日、弁護団で調べた結果、行動監視していたのは東京都内の警備会社だと判明したと説明した上、ゴーン被告本人から委任状を受け、警備会社を軽犯罪法違反と探偵業法違反の罪で年内に刑事告訴すると表明。「日産が業者を使って保釈条件違反をしないか見張っている」と主張した。

関係者によると、警備会社は日産が依頼したもので、ゴーン被告が日産社員ら事件関係者に接触して口裏合わせなどの証拠隠滅を図ることを防ぐ目的だったという。日産側は、刑事告訴するとの情報を入手し、24時間に近い形で続けていた行動監視を同月29日にいったん中止。ゴーン被告が逃亡するために、住宅を出たのは監視が外れた直後の同日昼ごろだったという。

日産側が行動監視していた背景には、東京地裁が付けた保釈条件では、ゴーン被告が外出先で事件関係者と会うことを制限できないなど、証拠隠滅防止の実効性の乏しさがあったとみられている。

特捜部は入管難民法違反容疑でゴーン被告の住宅を家宅捜索するなど不法出国の経緯を調べている。

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JIJI.COM・1月4日11:28配信【ゴーン被告、元米特殊部隊員と逃亡か 音響用ケースに潜む?―米紙】

【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は3日、トルコ経由でレバノンに逃亡した日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告が日本から脱出する際、コンサートの音響機器運搬に使われる黒いケースに潜んでプライベートジェット機に乗り込んだと報じた。複数の関係者の話として伝えた。トルコまでは元米陸軍特殊部隊員の米警備会社関係者ら2人が被告に同行したという。

同紙によると、ケースの底には呼吸用に穴が開けられていた。逃亡に使用された2機を貸し出したトルコの民間航空会社MNG航空が、フライト後に機内から二つのケースを発見。うち一つにはスピーカーが入っていた。

MNGは今週、ゴーン被告の名前が記録に残らないよう文書を改ざんしたとして従業員を告発。この従業員はトルコからレバノンまで被告に同行していた。従業員は捜査当局に、ケースが被告の輸送に使われた経緯を説明したという。

トルコの空港で被告は雨の中、車で空港内を移動し、別のジェット機に乗り換えた。

一方、日本~トルコ間の乗客名簿には米警備会社関係者とみられる男性2人の名前のみが記載されていた。2人はトルコからレバノンへは民間旅客機を利用。旅券には日トルコ両国の出国スタンプがあった。

ゴーン被告の日本脱出に先立ち、2人はケースを積んだプライベートジェットでドバイを出発し、昨年12月29日午前10時16分に日本に到着。ゴーン被告は同日夜に日本を出国した。

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共同通信・1月4日12:01配信【ゴーン被告は非合法に入出国 トルコ検察、手助けの5人逮捕】

【イスタンブール共同】前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告がトルコ経由でレバノンに逃亡した事件で、トルコの検察当局は3日、拘束中の容疑者らの手助けで、ゴーン被告が民間機で非合法にトルコに入出国していたことが確認されたと発表した。拘束していた7人のうち5人について裁判所が逮捕を決定し、2人は釈放されたと明らかにした。

逮捕されたのは、ゴーン被告を運んだジェット機2機のパイロット4人とジェット機の運航会社幹部1人。

アナトリア通信によると、運航会社幹部は事情聴取に対して「レバノンの知り合いから頼まれた。『助けなければ家族に被害が及ぶ』と脅された」と説明した。

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時事通信・1月4日19:36配信【ゴーン被告弁護団が辞任検討 「来週にも連絡取りたい」 レバノン逃走】

日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃走した事件で、弁護人の弘中惇一郎弁護士は4日、取材に応じ、弁護団が辞任を検討していることを明らかにした。

来週、被告との接触を図り、被告の意向を踏まえて時期を決める。弘中弁護士は「いずれ辞任しないとしょうがない」などと語った。

同日午後に弁護団会議を開催し、従前からゴーン被告を知るレバノンの弁護士を通じ、被告と接触を試みることを決めた。この弁護士とは連絡が取れる状態といい、弘中弁護士は「来週早いうちに(被告と)連絡を取りたい」と話した。弁護団は、被告との接触状況や、8日に行われる見通しの被告の記者会見内容を踏まえ、弁護団として会見を開く予定。 

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公判準備を進めていた東京地裁、弁護側、検察側に衝撃が走ったとのことですが、弁護人の弘中惇一郎弁護士は「保釈条件に違反する裏切り行為だが、気持ちが理解できないかといえば別問題」とも述べている。

人情味溢れた発言と言う人もいるだろうが、法に携わる者の発言としては如何なものかと思う。

口にせずとも心に留め置けばいいだけのこと。

今回逃亡したのがゴーンではなく貧乏人や前科者でも同様に温情を伺わせる発言が口から出たかはなはだ疑問だ。

弁護側が「寝耳に水」と言えば、裁判所側も「ショックだ」と笑えないコメントの連続。

証拠隠滅や逃亡の恐れを理由に保釈に強く反対してきた検察側こそショックが大きいというべきだろう。

一部報道によると楽器の箱に入って国外逃亡したとありますが本当なのでしょうか?

まるで30年前のスパイ映画のワンシーンのようです。

そのトンズラゴーンが日本の司法制度についていろいろと愚痴っているようですが、これまで日産を食い物にしておきながらよくもまぁ〜日本の根幹ともいえる司法制度を非難できたものだと呆れてものも言えません。

所詮は単なるエゴイスト。

眉毛の濃い赤ちゃんと同じレベル。

いずれにせよトンズラゴーンは推定無罪の立場から完全な犯罪人にレベルアップしたということですね。

それと・・・トンズラゴーンの逃亡を手助けしたとしてトルコ当局に逮捕された運航会社幹部は、事情聴取に対して「レバノンの知り合いから頼まれた。『助けなければ家族に被害が及ぶ』と脅された」と話しているようです。

「助けなければ家族に被害が及ぶ」と脅されたとの話が事実であれば、トンズラゴーンの逃亡劇は脅しの上に成り立った身勝手な行動だったと非難されるでしょう。

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7ドラゴン

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世の中には表に出て来ない話が山ほどあります。
新聞にも週刊誌にも載ることはありません。
そのような見過ごされそうな問題をボクなりの視点で皆さんにお伝えして行こうと思います。
主に鹿児島県内の問題。
情報があれば九州管内の問題についても呟きますのでおヒマな時にはご訪問下さい。
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