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「鹿児島における中国人クルーズ船観光と観光振興 」・・・鹿児島県 奄美大島 大型クルーズ船寄港地関連

「鹿児島における中国人クルーズ船観光と観光振興 」・・・鹿児島県 奄美大島 大型クルーズ船寄港地関連

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数年前に書かれたものですがとても興味深い論文を見つけました。

「鹿児島における中国人クルーズ船観光と観光振興 」(著者 富澤 拓志 氏)

「鹿児島における中国人クルーズ船観光と観光振興 著者 富澤 拓志 氏」もしくは、「中国人観光客 クルーズ船 地域観光政策 鹿児島」のキーワードでネットで検索していただければヒットすると思います。

一度ググって見て下さい。

内容についてですが、ボクのような素人が読んでも理解出来るようデータ等を示し分かりやすく書かれていました。

数年前に書かれたものではありますが、「やっぱそうだよなぁ〜」と頷くところがいくつかありました。

皆さんにも読んでいただきたいなぁ〜と思った部分を検索されない方の為にとりあえずピックアップしてみました。ハイ。

◎クルーズ船が他の類型の観光客とは極めて異質な需要特性を持った客層であること。

◎クルーズ船客の観光は文字通り「弾丸ツアー」であり、ごく短時間に千人規模の観光客が突如現れて消えるから受け入れ施設にとって、そのピークロードは針のように突出している。

◎地場の中小施設では収容能力で対応できないばかりか、駐車場、通訳や接客・販売員の手配、在庫の調達・保持、銀聯カード対応、周辺の保安体制整備などを臨時的に行わねばならないという面で、物理的・経済的に著しい困難を伴う。

◎ツアー管理の面からも観光客の自由な行動はなるべく避けたい。このような事情から、クルーズ船客の市内観光は、バスを連ねて大型施設を巡回し市街との自由な接触を回避する囲い込み型のプランになってしまう。

◎大勢の中国人観光客が来訪しているにもかかわら ず、市街地の観光関連業は彼らとほとんど接触の機会を持たない。

◎クルーズ船が来航してもそれが地場の中小施設や宿泊施設が受け入れ体制を整備する誘因にはならず、もう一つの観光類型である個人客や少人数の団体客にとっては、散策やウィンドウショッピングなどに何かと不自由する状況の改善につながらないということになる。

・・・・・

予想の範疇ではありますが、頷きながら読ませていただきました。

よくよく考えてみると現在奄美市での受け入れ体制は船舶のトン数で言えば8万トンまでじゃなかったっけ?

奄美市で8万トンですよ!
トン数で評価する訳ではないですが瀬戸内町西古見に22万トン級って無謀すぎるって誰が考えても分かりますよね。(注・トン数に関係なく寄港地誘致反対!)

論文に書かれているとおり、クルーズ船が他の類型の観光客とは極めて異質な需要特性を持った客層であることは誰の目から見ても分かります。

そりゃそうですよね。

クルーズ船からの観光客はまさしく「弾丸ツアー」であり、ごく短時間に千人規模の観光客が突如現れ・・・数時間から翌日にかけてクルーズ船に乗って帰っちゃう。

寄港し仮に一泊したとしてもおそらくクルーズ船の客室で寝泊まりするのでは?

また、「地場の中小施設では収容能力で対応できないばかりか、駐車場、通訳や接客・販売員の手配、在庫の調達・保持、銀聯カード対応、周辺の保安体制整備などを臨時的に行わねばならないという面で、物理的・経済的に著しい困難を伴う」とも書かれています。

確かに駐車場の問題・・・さらには目的の場所に行くまでの交通路の問題・・・

鹿児島市に来航する大型クルーズ船からの観光客は大型バスでの移動がメインでしょう。

徒歩で近場のドンキホーテやその他の施設に行く観光客も見かけますが、そのような観光客を相手にどのくらいの経済効果が出ているか皆目検討が付きません。

そもそも鹿児島市内ですら大型バスを数十台収容出来るスペースを確保している商業施設はそう多くないはず。

「ツアー管理の面からも観光客の自由な行動はなるべく避けたい。このような事情から、クルーズ船客の市内観光は、バスを連ねて大型施設を巡回し市街との自由な接触を回避する囲い込み型のプランになってしまう」とありますが、言われて見ると確かに「囲い込み型のプラン」だと言えますね。

その「囲い込み型のプラン」を象徴する光景は大型商業施設での爆買いですが、ボクが見る限り昔のような爆買いを目にすることはほとんどなくなりました。

それと・・・奄美市のイオンは現在もクルーズ船からの観光客はウエルカムのようですが、他県においては既に大型クルーズ船からの観光客は受け入れていない商業施設もあるそうです。

鹿児島の東開町にあるイオンについても、既に大型クルーズ船からの観光客(団体での)はノーサンキューとなったのでは?そのような話も耳にします。

では、仮に奄美大島の瀬戸内町西古見に大型クルーズ船が寄港することになった場合どのようなことが予想されるか?

西古見から歩いて瀬戸内の街に行きますか?
西古見から歩いてマングローブ群を見に行きますか?

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マリンポート鹿児島からドンキホーテまで歩いて行くように、西古見から瀬戸内市街地の商業施設に歩いて行けるなんてことはありません。

バスか小型船舶による移動となるでしょう。

中型の船舶で観光客を送迎するというプランもあるようですが、何艘の船舶を利用することで送迎プランが現実的なものになるかも全く分からない状況。

まぁ〜とにかく問題は山積されています。

◎開発に伴う自然環境の変化(注・あえて環境破壊と書かず自然環境の変化としました)

◎交通路不足

◎立ち寄り先の観光地での駐車場不足

◎地元零細企業の淘汰

◎数千人規模で埋め尽くされる商業施設での混乱(注・混乱しないのであれば、他府県で大型クルーズ船からの観光客お断りの施設が存在するはずがない。様々な要因があるとは思うが、一言で表すならば「混乱」だと言える)

結局のところ・・・瀬戸内町の立地を考えると、受け入れ体制を整えることはほぼほぼ不可能に近い。

それを気合いで乗り越えようとしているのが鎌田町長と三反園知事の御二方。

気合いだけでその理想を手にすることが出来るであろうか?

国土強靱化やPFIを活用することで理想が理想ではなく現実化すると考えているだろうが、世界自然遺産登録が見送りとなり登録実現には数年かかると言われている現状況を考えると、大型クルーズ船寄港地誘致の売りとなる「世界自然遺産である奄美群島」のメインテーマ自体が土台からぐらついてしまったことになる。

特にお気楽コメンテーターの三反園知事は相変わらずノー天気なことばかり言っているが、まともなビジネスマンであれば根本的にプランを練りなおさなくてはならないと危機感を募らせる状況であることは間違いない。

民間による開発なら金融機関がストップをかけるのでは?

税金ジャブジャブの発想しか持たない御二方は何が何でもイケイケモード全開のようですが、これから先が思いやられます・・・どうなることやら。

だからと言ってマリンポート鹿児島が不必要だと言っている訳ではありませんよ!
不必要なのは瀬戸内町の大型クルーズ船寄港地。

奄美においては名瀬に来る8万トン級のクルーズ船で十分。

瀬戸内町の西古見に22万トン級?
マジ笑うよ。

二兎を追う者は一兎をも得ずって諺がありますが、瀬戸内町は二兎どころか四兎をも狙っていた可能性大です。

◎世界自然遺産登録
◎大型クルーズ船寄港地誘致
◎国土強靱化による瀬戸内町管内の大型整備
◎PFI事業

マジで「四兎を追う者は一兎をも得ず」ってなっちゃったら目が点になりますね。

って言うか・・・鎌田町長と三反園知事が次の町長選挙と知事選挙で勝つなんて保証はどこにもない。

特に三反園知事は変化球を多用して当選したようなもんですから、次期選挙においては自民党・公明党推薦の立候補したら落選する確率が高い。

そりゃそうでしょ。

前回の選挙でゲットした革新系の票がある程度逃げることは間違いないでしょうね。

ということで・・・「四兎を追う者は一兎をも得ず」ではなく、「五兎を追う者は一兎をも得ず」と予想しときましょう。

PS・・・次期瀬戸内町長選挙は何が何でも新人を当選させなきゃいけないですね。

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