プレミアム焼酎に求められるものとは・町田酒造「住の江・三十年」発売 かめ仕込み黒糖焼酎、年千本限定・森伊蔵・魔王・村尾
プレミアム焼酎に求められるものとは・町田酒造「住の江・三十年」発売 かめ仕込み黒糖焼酎、年千本限定・森伊蔵・魔王・村尾
プレミアム焼酎と言えば森伊蔵、魔王、村尾の三大銘柄が有名であり鹿児島の酒販店でもなかなかお目にかかることが出来ない希少酒。
この三大銘柄こそが郷土鹿児島を「芋焼酎の生産県」と再度知らしめたことから、県民からも親しまれるプレミアム焼酎の位置を築き上げたことは言うまでもない。
そこで凡人のボクはフト考える。
誰もが思う「売れるのだから量産すれば儲かるのに」という疑問。
以前、森伊蔵本社近くに住む地元の方と話をした際に聞いた話だが、「何故、これだけのプレミアムがついているのに大量生産しないんでしょうね?」と尋ねたところ、「大量生産に走れば味が変わる恐れがあるからこれからも今までどおり何ら変わりなく焼酎造りをするだけだと聞きましたよ」とのことだった。
最近、どこぞかのごま油屋さんのクズっぷりが報じられたばかりだったが、偽物と本物の違いを感じるエピソードですね。(注・鹿北製油)
鹿児島県民としては地元企業の発展は喜ばしいことであり、多くの企業が鹿児島発の日本のブランド企業となることを願っているはずです。
そのような中、今日の南海日日新聞にこれまた有名酒造メーカーの新規製品についての記事が掲載されていました。
Click→→南海日日新聞・2019/7/4・町田酒造「住の江・三十年」発売 かめ仕込み黒糖焼酎、年千本限定
《記事を一部転載》
町田酒造「住の江・三十年」発売 かめ仕込み黒糖焼酎、年千本限定
龍郷町の町田酒造(株)(中村安久代表取締役社長)は8日、新商品「住の江・三十年貯蔵」の販売を始める。平島将営業統括課長は「長期貯蔵の優しい口当たりと、昔ながらのかめ仕込み・直火蒸留で生まれる強い個性が一体となった酒」と魅力をPRした。
同社の前身である石原酒造で製造した最後の原酒で、年千本限定。町田酒造は今後、同シリーズを「住の江・五十年貯蔵」まで5年ごとに販売予定という。
ラベルには奄美で生涯を終えた孤高の日本画家・田中一村の作品を使用し、ボトル裏にはシリアルナンバーを記載。「贈呈用や特別なシーンに」と、高級感あるデザインにもこだわった。
アルコール度数は37度。価格は1本750㍉㍑で税抜き8千円。群島内の小売店などで購入できる。
【転載終了】
年千本限定で価格は税抜き8千円(750㍉㍑)。
結構な値段ですね。
生産本数と価格を見るとまさに希少価値のあるプレミアム黒糖焼酎。
一度は飲んでみたいなと思いつつも、まぁ〜その希少性から考えるとなかなか口にすることは出来ないだろうなと諦めモード。
地元企業の商品ですからブレイクしてもらいたいものです。
今回、町田酒造から販売される新商品は黒糖焼酎とのこと。
ここから先はボクの個人的な思い、個人的な考え方なのでサラリと目を通す程度に読んでいただきたいのですが、黒糖焼酎に対して1つ大きな疑問があります。
そもそも黒糖焼酎の原料となるサトウキビってどこ産?
愛飲家の皆さんは「勿論、奄美群島産サトウキビだろ!」と思っているのではないでしょうか?
ところがどうもそうとは限らないようです。ハイ。
黒糖焼酎メーカーが使用している原料糖の主な入手先は沖縄産、外国産、奄美産となっています。
【参照】
Click→→奄美ニューズレター・2005年5月号・奄美の黒糖焼酎産業について(2)ー原料糖問題ー著者 山本一哉
ボク的には単純に奄美群島の特産品である黒糖焼酎は少なくとも沖縄産か鹿児島産のサトウキビを原料にすべきなんじゃね?という気がするのですが・・・
しかし、現状を見ると外国産の原料を使用し作られた黒糖焼酎が数大きく存在しています。
確かに企業としての経営上の問題。
さらにはお手頃価格で流通させ多くの愛飲家に味わってもらいたいなどの、生産者と消費者の利害が一致することを考えれば誰も損することなく何ら問題ないとも考えられます。
ただ・・・思うんですね。
本当に希少価値のあるプレミアム商品とはどうあるべきか・・・と。
今回、町田酒造から発売される新商品は生産本数と販売価格から見てほぼ100%の確率で沖縄産もしくは鹿児島県産サトウキビを原料にしていることでしょう。
そこで町田酒造ホームページを覗いてみました。
「黒糖焼酎の歴史」と題し、黒糖焼酎について書かれていました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
蒸留酒は、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが蒸留技術を実験したことから始まったと言われています。
やがてこの製法は西洋ではブランデーやウイスキー、ウォッカなどを生み、また東洋ではシルクロードを経てインドでアラック、中国で焼酒、タイでラオ・ロン、琉球に至って泡盛を生み出します。
その後、奄美の島々でサトウキビと出会い、現在の黒糖焼酎が生まれました。
奄美におけるサトウキビ栽培の歴史は、今から400年ほど前にさかのぼります。
1609年に奄美の島々は薩摩の直轄地となりますが、その14年後は焼酎の貢納を命じていることから、このときすでに蒸留技術があったと考えられます。
奄美大島に遠島になった名越左源太が著した『南島雑話』(1850〜1855)には、椎の実、粟、蘇鉄や留汁焼酎(サトウキビを絞った汁を澄まし焼酎に入れる)など、様々な焼酎づくりが紹介されています。
しかし黒糖は藩の専売で、庶民が勝手に扱えないものでした。
明治になると泡盛の製法は沖縄から奄美に伝えられ、自家製造も盛んとなります。第二次世界大戦後の米軍統治では、不足する米の替わりに黒糖を溶かし入れるようになり、現在に至る黒糖焼酎が完成しました。
昭和28年12月、奄美群島が日本に復帰するときにこの実情が配慮され、日本の酒税法の特例通達で黒糖を使っての製造は奄美群島に限り認められました。
【転載終了】
愛飲家なら誰もが「なるほどねぇ〜」と呟くのではないでしょうか。
新製品ですから現時点で確認することは出来ませんが、希少性の高い黒糖焼酎であることから「国産原料100%」と記載されているのでは?と勝手に想像しています。
南海日日の記事によると、営業統括課長が「長期貯蔵の優しい口当たりと、昔ながらのかめ仕込み・直火蒸留で生まれる強い個性が一体となった酒」と魅力をPRしたとありますが、「おい!おい!統括課長さん!国産原料100%使用もアピールしなきゃダメだろ!」と、ついつい言いたくもなりました。
仮に国産原料100%が明記されていないのであれば、絶対に明記すべきだと思います。
【参照・Wikipedia】・・・奄美黒糖焼酎(あまみこくとうしょうちゅう)は、鹿児島県の奄美群島で造られている、米麹とサトウキビからとれた純黒砂糖を原料に醸造し、単式蒸留した本格焼酎。奄美大島酒造協同組合の地域団体商標である[1]。一般名詞は黒糖焼酎(こくとうしょうちゅう、こくとうじょうちゅう)である。
奄美黒糖焼酎は、サトウキビ栽培が盛んな奄美群島に20世紀から伝わるもろみ取り焼酎で、酒税法第3条の用語では「単式蒸留しようちゆう」(旧「しようちゆう乙類」)に属し、一般には焼酎乙類と表記されている。水色は明澄(透明)で、多くは無色であるが、オーク(コナラ属)の木樽熟成により淡い琥珀色を呈し、洋酒のような樽香を持つものもある。2016 年現在、奄美群島内の5つの島にある23場の蔵元が16社の納税企業名(共同瓶詰め専門の2社を含む)で製造、出荷を行っている。この他に、鹿児島県鹿屋市[2]、京都府京都市[3]などの酒販業者や宮内庁からの委託で奄美群島内で作られ、独自銘柄で販売されている黒糖焼酎がある。
サトウキビの絞り汁から作る純黒砂糖と米麹が主原料であり、1回だけ行われる蒸留の際に黒砂糖と米由来の芳醇な風味は加わるが、糖分は加えない[4]ので、糖分ゼロの辛口焼酎である。糖分以外の他の微量成分による甘味が感じられる銘柄もある。黒砂糖は奄美群島の奄美大島、徳之島、加計呂麻島、喜界島産の他、沖縄県産のものが使われる場合が多い。沖縄県産の方が「離島振興法」に基づく産業振興補助金や格差補給金があり、価格が安いためであるが、風土や製法の違いで風味に違いがある。
酒税法に関連した国税庁の通達によって、含糖物質(砂糖、蜂蜜、メープルシロップなど)を使って「焼酎」が作れるのは熊本国税局大島税務署が所管する奄美群島に限られる。愛知県に米麹と黒砂糖を使って蒸留酒を製造していた例[5]やタイに米麹と黒糖で作る蒸留酒の例もあるが、酒税法上はいずれもスピリッツと扱われ、アルコール度数37度未満では、酒税が割高となる。
奄美群島内での消費の他、日本全国に流通している。平成25醸造年度(2013年7月から1年間)の鹿児島県外への出荷比率は約6割に達しているが、黒糖焼酎の知名度はまだ芋焼酎、麦焼酎、米焼酎や泡盛よりも低く、全国で消費される焼酎の中に占める割合は2%程度にとどまっており、県外の飲食店では提供している例が少数派であるのが実情である。県外の地域別では、以前は奄美出身者が多い大阪府や兵庫県などの関西地方への出荷が最も多かったが、1990年代以降は東京都などの関東地方向けが最も多くなった。関東、関西のスーパーマーケットなどで買える銘柄は大手数社のものに限られており、それ以外は専門の酒販店に行くか通信販売の利用でないと希望の銘柄が買えない場合が多い。百貨店の鹿児島物産展などの催事で売られる場合がある。
【転載終了】
国税庁ホームページで確認したところ、「焼酎に関するもの」とあり以下のとおりでした。
Click→→国税庁ホームページ
【黒糖焼酎】(こくとうしょうちゅう)
鹿児島県の奄美諸島のみで生産されている焼酎で、黒糖を主原料にした焼酎です。黒糖の甘い香りがします。常圧蒸留したものが主流ですが、減圧蒸留したものや長期貯蔵したものもあります。
・・・・・・・・・・
今回の新製品が奄美初のプレミアム黒糖焼酎になる日は近いかもしれませんね。
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プレミアム焼酎と言えば森伊蔵、魔王、村尾の三大銘柄が有名であり鹿児島の酒販店でもなかなかお目にかかることが出来ない希少酒。
この三大銘柄こそが郷土鹿児島を「芋焼酎の生産県」と再度知らしめたことから、県民からも親しまれるプレミアム焼酎の位置を築き上げたことは言うまでもない。
そこで凡人のボクはフト考える。
誰もが思う「売れるのだから量産すれば儲かるのに」という疑問。
以前、森伊蔵本社近くに住む地元の方と話をした際に聞いた話だが、「何故、これだけのプレミアムがついているのに大量生産しないんでしょうね?」と尋ねたところ、「大量生産に走れば味が変わる恐れがあるからこれからも今までどおり何ら変わりなく焼酎造りをするだけだと聞きましたよ」とのことだった。
最近、どこぞかのごま油屋さんのクズっぷりが報じられたばかりだったが、偽物と本物の違いを感じるエピソードですね。(注・鹿北製油)
鹿児島県民としては地元企業の発展は喜ばしいことであり、多くの企業が鹿児島発の日本のブランド企業となることを願っているはずです。
そのような中、今日の南海日日新聞にこれまた有名酒造メーカーの新規製品についての記事が掲載されていました。
Click→→南海日日新聞・2019/7/4・町田酒造「住の江・三十年」発売 かめ仕込み黒糖焼酎、年千本限定
《記事を一部転載》
町田酒造「住の江・三十年」発売 かめ仕込み黒糖焼酎、年千本限定
龍郷町の町田酒造(株)(中村安久代表取締役社長)は8日、新商品「住の江・三十年貯蔵」の販売を始める。平島将営業統括課長は「長期貯蔵の優しい口当たりと、昔ながらのかめ仕込み・直火蒸留で生まれる強い個性が一体となった酒」と魅力をPRした。
同社の前身である石原酒造で製造した最後の原酒で、年千本限定。町田酒造は今後、同シリーズを「住の江・五十年貯蔵」まで5年ごとに販売予定という。
ラベルには奄美で生涯を終えた孤高の日本画家・田中一村の作品を使用し、ボトル裏にはシリアルナンバーを記載。「贈呈用や特別なシーンに」と、高級感あるデザインにもこだわった。
アルコール度数は37度。価格は1本750㍉㍑で税抜き8千円。群島内の小売店などで購入できる。
【転載終了】
年千本限定で価格は税抜き8千円(750㍉㍑)。
結構な値段ですね。
生産本数と価格を見るとまさに希少価値のあるプレミアム黒糖焼酎。
一度は飲んでみたいなと思いつつも、まぁ〜その希少性から考えるとなかなか口にすることは出来ないだろうなと諦めモード。
地元企業の商品ですからブレイクしてもらいたいものです。
今回、町田酒造から販売される新商品は黒糖焼酎とのこと。
ここから先はボクの個人的な思い、個人的な考え方なのでサラリと目を通す程度に読んでいただきたいのですが、黒糖焼酎に対して1つ大きな疑問があります。
そもそも黒糖焼酎の原料となるサトウキビってどこ産?
愛飲家の皆さんは「勿論、奄美群島産サトウキビだろ!」と思っているのではないでしょうか?
ところがどうもそうとは限らないようです。ハイ。
黒糖焼酎メーカーが使用している原料糖の主な入手先は沖縄産、外国産、奄美産となっています。
【参照】
Click→→奄美ニューズレター・2005年5月号・奄美の黒糖焼酎産業について(2)ー原料糖問題ー著者 山本一哉
ボク的には単純に奄美群島の特産品である黒糖焼酎は少なくとも沖縄産か鹿児島産のサトウキビを原料にすべきなんじゃね?という気がするのですが・・・
しかし、現状を見ると外国産の原料を使用し作られた黒糖焼酎が数大きく存在しています。
確かに企業としての経営上の問題。
さらにはお手頃価格で流通させ多くの愛飲家に味わってもらいたいなどの、生産者と消費者の利害が一致することを考えれば誰も損することなく何ら問題ないとも考えられます。
ただ・・・思うんですね。
本当に希少価値のあるプレミアム商品とはどうあるべきか・・・と。
今回、町田酒造から発売される新商品は生産本数と販売価格から見てほぼ100%の確率で沖縄産もしくは鹿児島県産サトウキビを原料にしていることでしょう。
そこで町田酒造ホームページを覗いてみました。
「黒糖焼酎の歴史」と題し、黒糖焼酎について書かれていました。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
蒸留酒は、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが蒸留技術を実験したことから始まったと言われています。
やがてこの製法は西洋ではブランデーやウイスキー、ウォッカなどを生み、また東洋ではシルクロードを経てインドでアラック、中国で焼酒、タイでラオ・ロン、琉球に至って泡盛を生み出します。
その後、奄美の島々でサトウキビと出会い、現在の黒糖焼酎が生まれました。
奄美におけるサトウキビ栽培の歴史は、今から400年ほど前にさかのぼります。
1609年に奄美の島々は薩摩の直轄地となりますが、その14年後は焼酎の貢納を命じていることから、このときすでに蒸留技術があったと考えられます。
奄美大島に遠島になった名越左源太が著した『南島雑話』(1850〜1855)には、椎の実、粟、蘇鉄や留汁焼酎(サトウキビを絞った汁を澄まし焼酎に入れる)など、様々な焼酎づくりが紹介されています。
しかし黒糖は藩の専売で、庶民が勝手に扱えないものでした。
明治になると泡盛の製法は沖縄から奄美に伝えられ、自家製造も盛んとなります。第二次世界大戦後の米軍統治では、不足する米の替わりに黒糖を溶かし入れるようになり、現在に至る黒糖焼酎が完成しました。
昭和28年12月、奄美群島が日本に復帰するときにこの実情が配慮され、日本の酒税法の特例通達で黒糖を使っての製造は奄美群島に限り認められました。
【転載終了】
愛飲家なら誰もが「なるほどねぇ〜」と呟くのではないでしょうか。
新製品ですから現時点で確認することは出来ませんが、希少性の高い黒糖焼酎であることから「国産原料100%」と記載されているのでは?と勝手に想像しています。
南海日日の記事によると、営業統括課長が「長期貯蔵の優しい口当たりと、昔ながらのかめ仕込み・直火蒸留で生まれる強い個性が一体となった酒」と魅力をPRしたとありますが、「おい!おい!統括課長さん!国産原料100%使用もアピールしなきゃダメだろ!」と、ついつい言いたくもなりました。
仮に国産原料100%が明記されていないのであれば、絶対に明記すべきだと思います。
【参照・Wikipedia】・・・奄美黒糖焼酎(あまみこくとうしょうちゅう)は、鹿児島県の奄美群島で造られている、米麹とサトウキビからとれた純黒砂糖を原料に醸造し、単式蒸留した本格焼酎。奄美大島酒造協同組合の地域団体商標である[1]。一般名詞は黒糖焼酎(こくとうしょうちゅう、こくとうじょうちゅう)である。
奄美黒糖焼酎は、サトウキビ栽培が盛んな奄美群島に20世紀から伝わるもろみ取り焼酎で、酒税法第3条の用語では「単式蒸留しようちゆう」(旧「しようちゆう乙類」)に属し、一般には焼酎乙類と表記されている。水色は明澄(透明)で、多くは無色であるが、オーク(コナラ属)の木樽熟成により淡い琥珀色を呈し、洋酒のような樽香を持つものもある。2016 年現在、奄美群島内の5つの島にある23場の蔵元が16社の納税企業名(共同瓶詰め専門の2社を含む)で製造、出荷を行っている。この他に、鹿児島県鹿屋市[2]、京都府京都市[3]などの酒販業者や宮内庁からの委託で奄美群島内で作られ、独自銘柄で販売されている黒糖焼酎がある。
サトウキビの絞り汁から作る純黒砂糖と米麹が主原料であり、1回だけ行われる蒸留の際に黒砂糖と米由来の芳醇な風味は加わるが、糖分は加えない[4]ので、糖分ゼロの辛口焼酎である。糖分以外の他の微量成分による甘味が感じられる銘柄もある。黒砂糖は奄美群島の奄美大島、徳之島、加計呂麻島、喜界島産の他、沖縄県産のものが使われる場合が多い。沖縄県産の方が「離島振興法」に基づく産業振興補助金や格差補給金があり、価格が安いためであるが、風土や製法の違いで風味に違いがある。
酒税法に関連した国税庁の通達によって、含糖物質(砂糖、蜂蜜、メープルシロップなど)を使って「焼酎」が作れるのは熊本国税局大島税務署が所管する奄美群島に限られる。愛知県に米麹と黒砂糖を使って蒸留酒を製造していた例[5]やタイに米麹と黒糖で作る蒸留酒の例もあるが、酒税法上はいずれもスピリッツと扱われ、アルコール度数37度未満では、酒税が割高となる。
奄美群島内での消費の他、日本全国に流通している。平成25醸造年度(2013年7月から1年間)の鹿児島県外への出荷比率は約6割に達しているが、黒糖焼酎の知名度はまだ芋焼酎、麦焼酎、米焼酎や泡盛よりも低く、全国で消費される焼酎の中に占める割合は2%程度にとどまっており、県外の飲食店では提供している例が少数派であるのが実情である。県外の地域別では、以前は奄美出身者が多い大阪府や兵庫県などの関西地方への出荷が最も多かったが、1990年代以降は東京都などの関東地方向けが最も多くなった。関東、関西のスーパーマーケットなどで買える銘柄は大手数社のものに限られており、それ以外は専門の酒販店に行くか通信販売の利用でないと希望の銘柄が買えない場合が多い。百貨店の鹿児島物産展などの催事で売られる場合がある。
【転載終了】
国税庁ホームページで確認したところ、「焼酎に関するもの」とあり以下のとおりでした。
Click→→国税庁ホームページ
【黒糖焼酎】(こくとうしょうちゅう)
鹿児島県の奄美諸島のみで生産されている焼酎で、黒糖を主原料にした焼酎です。黒糖の甘い香りがします。常圧蒸留したものが主流ですが、減圧蒸留したものや長期貯蔵したものもあります。
・・・・・・・・・・
今回の新製品が奄美初のプレミアム黒糖焼酎になる日は近いかもしれませんね。
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