【続編NO2・11月28日版 まとめ】神戸山口組 古川組古川総裁 至近距離から自動小銃で頭や腹などを銃撃され死亡!現場の路上からは実弾の空の薬きょう15発と、不発弾13発が発見された模様
【続編NO2・11月28日版 まとめ】神戸山口組 古川組古川総裁 至近距離から自動小銃で頭や腹などを銃撃され死亡!現場の路上からは実弾の空の薬きょう15発と、不発弾13発が発見された模様
《鹿児島暴露クラブ 山口組VS神戸山口組 関連過去記事一覧》
Click→→2019/11/28・神戸山口組 古川組古川総裁が10発ほど撃たれ死亡!ライフル銃と拳銃持った男を京都で逮捕!警察は山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団」に指定にすることも検討
Click→→2019/11/20・鹿児島県の隣県熊本で暴力団組長襲撃事件発生!指定暴力団六代目山口組系組員2名が対立する暴力団組長を殺害しようとしたとして逮捕!・・・札幌市の神戸山口組系五龍会の会長宅に車が突っ込む事件発生!北は北海道から南は熊本!
Click→→2019/11/1・神戸山口組系2人射殺、山口組系幹部を起訴 神戸地検・・・任侠山口系組事務所使用禁止 神戸地裁に仮処分申し立て
Click→→2019/10/25・山口組総本部11月にも使用制限本命令!鹿児島市内も鹿児島県警による厳戒態勢は継続中!
Click→→2019/10/15・大阪府警と兵庫県警が暴力団事務所に使用制限の仮命令 集合や凶器の保管などが禁止に
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《事件から一夜明けて、昨夜から今日にかけての報道各社の配信記事は以下のとおり》
週刊朝日・11月27日20:51配信【神戸山口組幹部が機関銃で10発、撃たれ死亡 ヒットマン確保 激化する神戸戦争】
兵庫県尼崎市神田南通1丁目の路上で、27日午後5時8分、すさまじい発砲音が鳴り響いた。
機関銃とみられる銃で10発ほど撃たれた男性が救急搬送されたが、死亡が確認された。
亡くなったのは、神戸山口組の幹部で傘下組織「三代目古川組」の古川恵一総裁(59)。現場を見た人はこう言う。
「バンバンと音がして、車が急発進していった。イレズミの男性が、倒れてすごい血が流れていた」
捜査関係者がこう話す。
「犯人は複数いたようで、古川組長は約10発、撃たれ即死のようだ」(捜査関係者)
現場からは男2人組が車で逃走していたが、同日午後、京都府内で1人の身柄が確保された。
「京都南インターチェンジ出口付近で不審な車を見つけて、職務質問。すると拳銃を出そうとして揉み合いになり緊急逮捕。容疑は銃刀法違反と公務執行妨害だ」(捜査関係者)
逃走した車から銃も発見されたという。
10月10日には神戸市で六代目山口組のヒットマン、丸山俊夫被告が神戸山口組の中核、山健組の組員2人を射殺した事件があったばかり。そして同月18日には、服役していた六代目山口組のナンバー2、高山清司若頭が出所。
六代目山口組の幹部が人事異動するなど、指導力を発揮していた。
「高山若頭は『原点に立ち返れ』『やるときはやらねば』というメッセージを、出所後に発していた。六代目山口組の関係者が関与した可能性が高いと見ている。さらに抗争が激化しそうだ」(捜査関係者)
10月の丸山被告の犯行後、六代目山口組や神戸山口組の本部は使用制限を命令が出され、より取り締まりが強化される中での犯行だった。
元山口組顧問弁護士の山之内幸夫氏は、こう話す。
「丸山被告の犯行は偶発的なところもあった。だが、今回は何者かが神戸山口組の幹部を狙って、ヒットマンを送り込んでいる。高山若頭が出所したことで、抗争は収束すると思っていたのだが…」
神戸戦争の行方は今後、どうなるのだろうか。
(本誌取材班)
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毎日新聞・11月27日22:47配信【分裂山口組、対立が激化 射殺事件は今回で4件目】
27日午後、兵庫県尼崎市神田南通1の路上で指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が頭や胸などを銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡した事件。指定暴力団・山口組(総本部・神戸市灘区)が分裂した2015年以降、離脱した幹部らが結成した神戸山口組(本部・同市中央区)系の幹部らが襲撃される事件が相次いでいる。射殺事件は今回で4件目で、警察当局は山口組と神戸山口組の対立が激化しているとみて警戒を強めている。
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【共同通信配信】
共同通信・11月28日9:32配信【射殺直前に居酒屋で同席か 容疑者と神戸山口組幹部】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、銃刀法違反容疑で京都府警に逮捕された男が事件直前に現場近くの居酒屋で古川幹部と同席し、飲食していたとの目撃情報があることが28日、捜査関係者への取材で分かった。
兵庫県警などによると、男は愛知県江南市の朝比奈久徳容疑者(52)で、指定暴力団山口組の関係者とみられる。
捜査関係者によると、山口組と神戸山口組は対立関係にあるが、2人は山口組分裂以前から顔見知りだった可能性があり、朝比奈容疑者側から連絡を取って呼び出した疑いがある。居酒屋は古川幹部の息子が経営しているという。
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【京都新聞配信】
京都新聞・11月28日7:00配信【暴力団幹部銃撃事件「自分がやった」 京都で逮捕された男が関与認める供述】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が銃撃され、死亡した事件で、自動小銃や拳銃を所持していたとして銃刀法違反容疑などで京都府警に逮捕された愛知県江南市古知野町花霞、朝比奈久徳容疑者(52)が「(発砲事件は)自分がやった」と事件への関与を認める供述をしていることが27日、捜査関係者への取材で分かった。
府警によると、発砲事件を受けて警戒していた南署員が27日、名神高速京都南インターチェンジ付近で逃走車両とナンバーが合致する軽乗用車を発見。署員2人が運転していた朝比奈容疑者に職務質問しようとしたところ、いきなり拳銃を突きつけるなどしたことから、銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。
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【FNN.jpプライムオンライン配信】
FNN.jpプライムオンライン・11月28日11:43配信【神戸山口組幹部銃撃 男(52)逮捕 拳銃と自動小銃を所持】
兵庫・尼崎市で暴力団の幹部が死亡した発砲事件で、逃走していたとみられる男が現行犯逮捕された。
尼崎市で27日、神戸山口組の幹部で、傘下組織「三代目古川組」の古川恵一総裁(59)が、銃で撃たれ死亡した。
警察によると、古川総裁は、10発ほど撃たれたという。
現場近くにいた人は、「パンパンパンって、ちょっと間空けて5回か6回か、すごく響いていた」と話した。
警察は、京都市南区の路上で、現場から逃走したとみられる軽自動車を発見し、職務質問したところ、朝比奈久徳容疑者(52)が、拳銃を突きつけてきたため、銃刀法違反などで現行犯逮捕した。
警察によると、朝比奈容疑者は、暴力団関係者とみられ、拳銃と自動小銃を持っていたという。
警察は、事件の経緯などについてくわしく調べている。
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【TBS配信】
TBS・11月28日11:12配信【尼崎銃撃直前に飲食店で会話】
27日、兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団・神戸山口組の幹部が対立する六代目山口組系の元組員の男に射殺された事件で、事件直前に男は飲食店で射殺した幹部と会話をしていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
27日夕方、兵庫県尼崎市の路上で、指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が男に自動小銃などで頭や首などを撃たれて死亡しました。事件直後に撮影された映像には、路上に横たわる古川幹部の傍らに複数の薬きょうが残されています。
事件からおよそ1時間後に京都市内で、六代目山口組系の元組員、朝比奈久徳容疑者(52)が逮捕されていますが、捜査関係者によりますと、古川幹部は事件直前に親族が経営する飲食店に立ち寄った際に、客を装った朝比奈容疑者と店内で会話をしていたということです。朝比奈容疑者は店から出てきた古川幹部を襲っていて、犯行が計画的に行われたとみられています。
先月にも神戸山口組系組員2人が山口組系組員に射殺される事件が起きていて、警察は、2つの組織の活動をさらに制限する「特定抗争指定暴力団」への指定を検討する方針です。
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神戸新聞NEXT・11月28日14:00配信【射殺逮捕の男「京都で別の組員殺す計画」 尼崎・神戸山口組幹部銃撃】
兵庫県尼崎市の路上で27日夕、指定暴力団神戸山口組(神戸市中央区)の古川恵一幹部(59)=尼崎市=が射殺された事件で、現場から逃走したとみられる車に乗り、京都市内で京都府警に銃刀法違反などの容疑で現行犯逮捕された無職朝比奈久徳容疑者(52)=愛知県江南市=が、「別の神戸山口組の組員を狙うために京都に向かった」などと話していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、朝比奈容疑者は、神戸山口組と対立する全国最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区)の元組員との情報がある。同容疑者は京都府警に確保された際、「(古川幹部への発砲は)自分がやった」と関与を認め、その後、別の神戸山口組系組員を襲う計画についても話したという。警察は、同容疑者が神戸山口組の組員を相次いで襲撃しようとしていた可能性があるとみて背景を調べる。
一方、逮捕時に同容疑者が所持していた自動小銃は、形状から米国製の可能性が高く、「個人で入手できるとは考えにくい」(捜査員)という。警察は発射の形跡などを鑑定するとともに、入手経路や組織的関与の有無を調べている。
山口組は2015年8月に分裂し、離脱派が神戸山口組を結成。17年4月には、さらに神戸山口組から分裂する形で指定暴力団任侠(にんきょう)山口組(尼崎市)が発足。三つどもえ状態となり、兵庫県内をはじめ各地で抗争事件が相次いでいる。
射殺された古川幹部も山口組から神戸山口組に移籍。その後、傘下組員の大半が任侠山口組に移るなど分裂騒動の渦中にいた。
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【産経新聞配信】
産経新聞・11月28日【防犯カメラ映像あり・小銃所持の容疑者「京都の別の組も狙っていた」 神戸山口組幹部射殺事件】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、銃を所持していたとして京都府警に現行犯逮捕された男が調べに対し、「別の神戸山口組系組織を狙い京都に向かった」などと供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。京都市内が拠点の神戸山口組2次団体が次のターゲットだったとみられる。兵庫県警は週内にも、京都府警から男の身柄の移送を受けて殺人容疑で再逮捕する方針で、一連の目的を捜査する。
逮捕された男は愛知県江南市の無職、朝比奈久徳容疑者(52)。事件は27日午後5時5分ごろ、尼崎市内の路上で発生した。
両府県警の調べでは、古川幹部は至近距離から自動小銃で頭や腹などを狙い撃ちにされ、即死状態だったとみられる。現場の路上からは実弾の空薬莢(やっきょう)15個程度が押収された。朝比奈容疑者とみられる犯人は、銃撃後に現場から車で逃走。約1時間後に約40キロ離れた京都市内で京都府警の警察官が、逃走車両とナンバーの下4桁が一致した軽乗用車を発見した。1人でいた朝比奈容疑者が拳銃や自動小銃、実弾を所持し、警察官に拳銃を向けたため銃刀法違反などの疑いで現行犯逮捕した。
捜査関係者によると、警察の調べに対し朝比奈容疑者は「全部1人でやった。古川に30発ぐらい撃った」などと供述。さらに「別の神戸山口組系組織を狙い京都に向かった」などと話しているという。
神戸山口組は平成27年8月に5代目組長(故人)の出身母体である山口組2次団体の山健組組長ら直系組長13人が離脱し結成。警察庁は28年3月、両組織が対立抗争状態にあると認定した。今年4月以降、対立抗争が激化。10月までの間に両組織の本部がある神戸市内で銃撃や刺傷事件が3件発生し組員2人が死亡、2人が重傷を負った。事件を受け、全国4府県にある両組織の組拠点計19カ所の使用が制限されている。
朝比奈容疑者はもともと山口組傘下組織幹部だったが、山口組で取り扱いが禁じられている覚醒剤に手を染めたとして、平成30年12月に「破門処分」を受けたとされる。
警察当局は今回の事件も両組織間の対立抗争の一環だった可能性もあるとみて調べている。
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産経WEST・11月28日配信【犯行の自動小銃、米軍用と酷似 神戸山口組幹部射殺事件】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、犯行に使用された自動小銃が主に米軍や同盟諸国の軍隊に配備されている軍用銃と酷似していることが28日、捜査関係者らへの取材で分かった。兵庫県警は一両日中にも、銃の所持容疑で京都府警に逮捕された男の身柄引き渡しを受け、殺人容疑で再逮捕する方針。識者は海外から密輸された正規品の模造銃が暴力団犯罪に使用されるケースがあると指摘しており、県警は事件の動機や銃の入手ルートなどを調べる。
捜査関係者によると、犯行に使用された自動小銃は米国が開発した軍用銃と酷似しているという。警察が押収した銃器の鑑定を進めている。
自動小銃は戦場で兵士が自らの命を守るために必須の装備で、正規品の軍用銃は米軍や米国と同盟関係にある国の軍隊などに配備。北大西洋条約機構(NATO)の加盟諸国や日本の自衛隊などが有事の際に相互提供を可能とするため、「5・56ミリNATO弾」と呼ばれる統一基準の実弾が使用されている。拳銃に比べて殺傷能力が高いことでも知られ、特殊な加工を施していない防弾チョッキだと貫通する恐れもあるとされる。
逮捕された男は愛知県江南市の朝比奈久徳容疑者(52)。27日午後5時すぎに尼崎市内で古川幹部を射殺した後、車で京都市内に逃走したとされる。約1時間後にパトロール中だった京都府警の警察官に所持していた拳銃を向けるなどしたため、銃刀法違反容疑などで現行犯逮捕された。
兵庫県警の調べでは、古川幹部は尼崎市内の路上で至近距離から頭や腹などに少なくとも十数発の実弾を受けたとみられ、ほぼ即死状態だった。
県警は今後、自動小銃の入手ルートの解明も進めるとみられるが、反社会的勢力に詳しいノンフィクション作家、溝口敦さんは、暴力団が銃器を海外から密輸するケースがあると指摘。「組員が闇ルートをたどって直接海外に買い付けに行くこともある。抗争を念頭に海外で大量の銃器を買い付け、貨物船で国内に運び込むことがある」という。
かつては拳銃「トカレフ」や自動小銃「AK47」(通称カラシニコフ)といった旧ソ連を中心とした共産圏諸国の銃器が国内に密輸され犯行に用いられた。だが、近年は米軍が駐留するなど米国と結びつきの強いアフガニスタンやフィリピンの闇組織が暴力団の買い付け先とされる。溝口さんは「現地では米軍の自動小銃の模造品が製造されている。連射機能や命中率の高さが暴力団の間で重宝されている」と説明する。
朝比奈容疑者は山口組直系「竹中組」の幹部だったが、山口組で取り扱いが禁じられている覚醒剤に手を染めたとして、平成30年12月に「破門処分」を受けたとされる。
竹中組は山口組4代目組長の出身母体。28年9月には兵庫県姫路市内の「武器庫」に拳銃5丁や散弾銃1丁などを隠し持っていたとして、組長らが銃刀法違反などで逮捕されている。
朝比奈容疑者は調べに対し「全部1人でやった。古川に30発ぐらい撃った」などと供述しているが、兵庫県警は今後、組側が組織的に関与した可能性も含めて捜査する。
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【日刊ゲンダイDIGITAL配信】
日刊ゲンダイDIGITAL・11月28日16:40配信【神戸山口組幹部で「三代目古川組」総裁の古川恵一氏が死亡 兵庫県尼崎市で射殺される】
《始まった“血の粛清”…神戸山口組幹部が機関銃で蜂の巣射殺》
指定暴力団6代目山口組ナンバー2の高山清司若頭(72)が10月18日に出所してから1カ月以上が経過した。この間、対立する神戸山口組の二次団体組長が立て続けに襲われる事件が起きたが、ついに一般市民も巻き込まれかねない“血の粛清”が始まった。11月27日、神戸山口組の幹部で傘下組織「三代目古川組」総裁の古川恵一氏が、兵庫県尼崎市で何者かに射殺されたのだ。
「古川氏は神戸山口組の幹部と言われていますが、しばらく前に実質的にヤクザ稼業は引退し、阪神尼崎駅の近くで居酒屋を細々と営んでいました。開店前の人気の少ない時間帯を狙らわれ、機関銃の弾を10発ほど被弾したようです」(捜査関係者)
恐ろしいのは、流血事件が起きたのが一般人が普通に暮らす場所だったことだ。尼崎市神田南通の事件現場の近くにはアーケード街があり、八百屋、自転車屋、惣菜屋など市民が集う店が所狭しと並んでいる。関西圏の番組などでも頻繁に登場する“市民の憩いの場”だ。実は古川氏は、今年7月にも何者かに殴られて負傷している。
古川氏が射殺された居酒屋の近所に住む住民が、日刊ゲンダイDIGITALの取材にこう語った。
「17時くらい前ですかね。ドン、ドン、ドンとタイヤをバットで思い切り立叩いたような大きな音がしました。驚いて外に出てみると警察の規制線が張られて野次馬が群がっていました。その筋と見られる方々もおりました」
例年、6代目山口組では12月13日に暴力団の正月に当たる「事始め式」が開催される。ナンバー2の出所によって分裂騒動終結に向けた動きかもしれないが、一般人は年の瀬の買い出しでも警戒しなければならないようだ。
・・・・・・・・・・
【神戸新聞NEXT配信】
神戸新聞NEXT・11月28日22:32配信【逮捕の男は山口組を偽装破門か 神戸山口組幹部射殺、現場には実弾28発】
兵庫県尼崎市の路上で27日夕、指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)=尼崎市=が射殺された事件で、現場から発砲後の空の薬きょう15発と、不発だった実弾13発が見つかったことが28日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は、現場から逃走した車に乗っているところを確保され、京都府警に銃刀法違反容疑などで現行犯逮捕された無職朝比奈久徳容疑者(52)=愛知県江南市=の身柄を29日にも府警から引き受け、殺人容疑で再逮捕する方針。
捜査関係者によると、朝比奈容疑者は、神戸山口組と対立する全国最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区)系の元組員とみられる。昨年12月に破門されていたが、破門は偽装だったとの見方もあり、警察当局は組同士の対立抗争事件の可能性があるとみている。
古川幹部は27日午後5時すぎ、尼崎市神田南通1の路上で顔や首、胸などを撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。損傷が激しく、県警は28日、司法解剖の結果、死因は脳挫滅と心臓挫滅と発表した。
朝比奈容疑者とみられる男は古川幹部が倒れた後も執拗に撃ち続け、発射が計約30発にも上った状況から、県警は強い殺意があったとみている。約1時間後、現場から逃げた車が京都市内で見つかり、乗っていた朝比奈容疑者が自動小銃と拳銃を持っていたなどとして現行犯逮捕された。
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《この記事は週刊実話11月22日配信》
週刊実話・11月22日配信【神戸山口組 清崎幹部が刺傷 犯行に秘められた六代目山口組の“警告”
六代目山口組(司忍組長)・髙山清司若頭の出所から、ちょうど1カ月経った11月18日、神戸山口組(井上邦雄組長)の直系組長が襲撃される事件が起きた。被害に遭ったのは清崎達也幹部(四代目大門会会長=熊本)で、命に別状はなかったが、犯行には“警告”の意味が込められているとみられ、両山口組の間に漂う不穏さが増したのである。
事件発生の当日、清崎幹部は自身の大門会本部に滞在していた。熊本県が誇る名城・熊本城から約2キロの距離にあり、周辺には住宅や飲食店が建ち並ぶ。本部は片側1車線の通りに面しているため、ビル全体が離れた場所からでも確認できる立地にあった。午前8時50分ごろ、そこへ作業着姿の2人組が訪れ、インターホンを押したという。
「清崎幹部がインターホン越しに応対すると、『工事の件で来ました』などと答えたらしい。周辺でそういった案件があったのか、清崎幹部も不審に思うことなく玄関ドアを開けたようだ。その瞬間、犯人は包丁で切り付けた。本人が出てくることを予想していたのか、誰でもいいから応対に出た人間に危害を加えようとしたのか定かではないが、計画的な犯行であるのは間違いない」(他団体幹部)
刃物を所持していた点や、怪しまれないように工事業者を装った点などからは、周到な計画が練られていたことがうかがえる。しかも、2人組は切り付けた直後に逃走し、大門会本部から約1キロ離れた熊本中央警察署に出頭したのである。
「清崎幹部は左腕にケガを負ったが、縫う程度の傷で救急車も呼ばなかったのだろう。事件が発覚したのは“自首”によるもので、犯行を知らしめる必要があったと思われる」(同)
なぜ、わざわざ出頭して犯行を明らかにしたのか。その理由は、犯人らの素性が自ずと物語っていたのだ。
「出頭したのは、六代目山口組・青山千尋舎弟頭率いる二代目伊豆組(福岡)系組幹部と組員だった。県警は殺人未遂事件として事情を聞き、逮捕状を請求したそうだ」(九州の組織関係者)
伊豆組の本拠地とは県を跨ぐが、九州に本拠を置く神戸山口組直参は熊本の清崎幹部のみだった。しかも、清崎幹部は発足メンバーで組長秘書を務めていた時期もあり、動機は個人的なものではなく、山口組分裂に関わるものとみられた。
「秘書の頃は常に井上組長のそばにいて、熊本よりも井上組長のいる兵庫県神戸市に滞在していることのほうが多かった。だが、今は頻度が減り、犯人たちも熊本にいることを知っていたのかもしれない」(同)
神戸山口組の直参が直接的な被害を受けたのは、古川恵一幹部(兵庫尼崎)に次いで2人目だった。昨年3月7日、六代目山口組・十一代目平井一家(薄葉政嘉総裁=愛知)系組幹部らによって、古川幹部が自宅近くで“闇討ち”され、全治1カ月のケガを負った。
その後、任侠山口組(織田絆誠組長)も含めた対立とみられる事件が散発的に発生。今年4月18日には五代目山健組(中田浩司組長=兵庫神戸)の與則和若頭が三代目弘道会(竹内照明会長=愛知)系組員に刺され、その報復とみられる弘道会“神戸拠点”での組員銃撃事件が起きた。さらに、髙山若頭の出所直前となる10月10日には、山健組本部近くの路上で組員2名が、週刊誌カメラマンを装った弘道会系組幹部によって射殺されたのである。
★特定抗争指定より前に…
與若頭刺傷事件に端を発した“報復の連鎖”が起き、その最中に髙山若頭が出所。六代目山口組が出所後、初めて出した通達の中には「敵対組織からの組員引き抜きを禁じる」といった内容もあり、今になって、それが“宣戦布告”だったという見方もされているのだ。
「当初は、切り崩しによって火種が増えることを避けるためとも思われた。しかし、今回の清崎幹部への事件を受けて、実は本格的な武力行使を開始するため、これ以上の引き抜きは必要ないと判断していた可能性もある。しかも、ターゲットを端から直参に絞っていたとしたら、今後、抗争拡大は免れないだろう」(業界ジャーナリスト)
九州では、宮崎県で昨年6月から六代目側・四代目石井一家(生野靖道総長=大分)と神戸側・池田組(池田孝志組長=岡山)の対立事件が断続的に起きており、11月7日には池田組系組長が襲撃され、その10日後となる17日、今度は石井一家系組長らが池田組系組員によって襲われた。
「清崎幹部の事件で神戸山口組側が報復に動くとしたら、次は福岡でも事件が起きかねない。互いに攻撃を仕掛ける“動機”がある以上、さらに血が流れることさえ考えられるだろう。しかし、神戸で報復の連鎖が起き、九州でも始まったら収拾がつかなくなる。ましてや、事務所の使用制限はもちろん、組員5人以上が集まることで逮捕も可能となるなど、厳しい規制が掛けられる『特定抗争指定』の可能性が囁かれている。犯行に及ぶリスクは以前よりも確実に増した」(同)
ただ、六代目山口組総本部や神戸山口組本部などに使用制限の仮命令が出た時点で、すでに両組織とも特定抗争指定を意識しているとの意見もある。
「仮命令が出たことで、本命令も出るのは予想されとったはずや。分裂が終わるまで使用制限が続くやろうし、次に事件が起きれば特定抗争指定の可能性が高まるのも承知の上やろ。せやから、身動きが取れなくなる前に『やってまえ』となるんやないか。小競り合いレベルやなく、六代目側は分裂終結に近づくアクションを、神戸側は存続を懸けた攻勢に打って出るかもしれん」(関西の組織関係者)
前号でも触れたが、11月11日には神戸山口組が神戸市内で食事会を開催。極秘で開かれ、直系組長ですら一部にしか場所が知らされていなかったという。
「実質の定例会とみられ、井上組長はもちろん、中田若頭代行も2カ月ぶりに出席しとったようや。通常ならば、ものの数分で終わるんやが、この日は午後2時すぎから約1時間以上に及んだとも聞くで。通達は、神戸山口組の行事に関することや年末年始休みの日程なんかやったようやが、それだけで長時間も顔を合わせとるとは思えんからな。より結束を固め、対六代目山口組への戦略も練られたんやないか。せやから、極秘で集まったんやろ」(同)
髙山若頭の出所によって、分裂抗争は新局面を迎えた。それは、勝敗を分ける最終戦となるのか――。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
極道社会の新年にあたる「事始め」となる12月13日がひとつの山場になるのではないかと言われているようです。
その日までにはそれなりの結果を出そうと両陣営が敵対する組織の幹部級を狙い続けることになるのでしょうか?それともどちらかの組織が消滅するまで抗争は続くのでしょうか?
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《鹿児島暴露クラブ 山口組VS神戸山口組 関連過去記事一覧》
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兵庫県尼崎市神田南通1丁目の路上で、27日午後5時8分、すさまじい発砲音が鳴り響いた。
機関銃とみられる銃で10発ほど撃たれた男性が救急搬送されたが、死亡が確認された。
亡くなったのは、神戸山口組の幹部で傘下組織「三代目古川組」の古川恵一総裁(59)。現場を見た人はこう言う。
「バンバンと音がして、車が急発進していった。イレズミの男性が、倒れてすごい血が流れていた」
捜査関係者がこう話す。
「犯人は複数いたようで、古川組長は約10発、撃たれ即死のようだ」(捜査関係者)
現場からは男2人組が車で逃走していたが、同日午後、京都府内で1人の身柄が確保された。
「京都南インターチェンジ出口付近で不審な車を見つけて、職務質問。すると拳銃を出そうとして揉み合いになり緊急逮捕。容疑は銃刀法違反と公務執行妨害だ」(捜査関係者)
逃走した車から銃も発見されたという。
10月10日には神戸市で六代目山口組のヒットマン、丸山俊夫被告が神戸山口組の中核、山健組の組員2人を射殺した事件があったばかり。そして同月18日には、服役していた六代目山口組のナンバー2、高山清司若頭が出所。
六代目山口組の幹部が人事異動するなど、指導力を発揮していた。
「高山若頭は『原点に立ち返れ』『やるときはやらねば』というメッセージを、出所後に発していた。六代目山口組の関係者が関与した可能性が高いと見ている。さらに抗争が激化しそうだ」(捜査関係者)
10月の丸山被告の犯行後、六代目山口組や神戸山口組の本部は使用制限を命令が出され、より取り締まりが強化される中での犯行だった。
元山口組顧問弁護士の山之内幸夫氏は、こう話す。
「丸山被告の犯行は偶発的なところもあった。だが、今回は何者かが神戸山口組の幹部を狙って、ヒットマンを送り込んでいる。高山若頭が出所したことで、抗争は収束すると思っていたのだが…」
神戸戦争の行方は今後、どうなるのだろうか。
(本誌取材班)
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毎日新聞・11月27日22:47配信【分裂山口組、対立が激化 射殺事件は今回で4件目】
27日午後、兵庫県尼崎市神田南通1の路上で指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が頭や胸などを銃で撃たれ、搬送先の病院で死亡した事件。指定暴力団・山口組(総本部・神戸市灘区)が分裂した2015年以降、離脱した幹部らが結成した神戸山口組(本部・同市中央区)系の幹部らが襲撃される事件が相次いでいる。射殺事件は今回で4件目で、警察当局は山口組と神戸山口組の対立が激化しているとみて警戒を強めている。
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【共同通信配信】
共同通信・11月28日9:32配信【射殺直前に居酒屋で同席か 容疑者と神戸山口組幹部】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、銃刀法違反容疑で京都府警に逮捕された男が事件直前に現場近くの居酒屋で古川幹部と同席し、飲食していたとの目撃情報があることが28日、捜査関係者への取材で分かった。
兵庫県警などによると、男は愛知県江南市の朝比奈久徳容疑者(52)で、指定暴力団山口組の関係者とみられる。
捜査関係者によると、山口組と神戸山口組は対立関係にあるが、2人は山口組分裂以前から顔見知りだった可能性があり、朝比奈容疑者側から連絡を取って呼び出した疑いがある。居酒屋は古川幹部の息子が経営しているという。
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【京都新聞配信】
京都新聞・11月28日7:00配信【暴力団幹部銃撃事件「自分がやった」 京都で逮捕された男が関与認める供述】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が銃撃され、死亡した事件で、自動小銃や拳銃を所持していたとして銃刀法違反容疑などで京都府警に逮捕された愛知県江南市古知野町花霞、朝比奈久徳容疑者(52)が「(発砲事件は)自分がやった」と事件への関与を認める供述をしていることが27日、捜査関係者への取材で分かった。
府警によると、発砲事件を受けて警戒していた南署員が27日、名神高速京都南インターチェンジ付近で逃走車両とナンバーが合致する軽乗用車を発見。署員2人が運転していた朝比奈容疑者に職務質問しようとしたところ、いきなり拳銃を突きつけるなどしたことから、銃刀法違反と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。
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【FNN.jpプライムオンライン配信】
FNN.jpプライムオンライン・11月28日11:43配信【神戸山口組幹部銃撃 男(52)逮捕 拳銃と自動小銃を所持】
兵庫・尼崎市で暴力団の幹部が死亡した発砲事件で、逃走していたとみられる男が現行犯逮捕された。
尼崎市で27日、神戸山口組の幹部で、傘下組織「三代目古川組」の古川恵一総裁(59)が、銃で撃たれ死亡した。
警察によると、古川総裁は、10発ほど撃たれたという。
現場近くにいた人は、「パンパンパンって、ちょっと間空けて5回か6回か、すごく響いていた」と話した。
警察は、京都市南区の路上で、現場から逃走したとみられる軽自動車を発見し、職務質問したところ、朝比奈久徳容疑者(52)が、拳銃を突きつけてきたため、銃刀法違反などで現行犯逮捕した。
警察によると、朝比奈容疑者は、暴力団関係者とみられ、拳銃と自動小銃を持っていたという。
警察は、事件の経緯などについてくわしく調べている。
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【TBS配信】
TBS・11月28日11:12配信【尼崎銃撃直前に飲食店で会話】
27日、兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団・神戸山口組の幹部が対立する六代目山口組系の元組員の男に射殺された事件で、事件直前に男は飲食店で射殺した幹部と会話をしていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
27日夕方、兵庫県尼崎市の路上で、指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(59)が男に自動小銃などで頭や首などを撃たれて死亡しました。事件直後に撮影された映像には、路上に横たわる古川幹部の傍らに複数の薬きょうが残されています。
事件からおよそ1時間後に京都市内で、六代目山口組系の元組員、朝比奈久徳容疑者(52)が逮捕されていますが、捜査関係者によりますと、古川幹部は事件直前に親族が経営する飲食店に立ち寄った際に、客を装った朝比奈容疑者と店内で会話をしていたということです。朝比奈容疑者は店から出てきた古川幹部を襲っていて、犯行が計画的に行われたとみられています。
先月にも神戸山口組系組員2人が山口組系組員に射殺される事件が起きていて、警察は、2つの組織の活動をさらに制限する「特定抗争指定暴力団」への指定を検討する方針です。
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神戸新聞NEXT・11月28日14:00配信【射殺逮捕の男「京都で別の組員殺す計画」 尼崎・神戸山口組幹部銃撃】
兵庫県尼崎市の路上で27日夕、指定暴力団神戸山口組(神戸市中央区)の古川恵一幹部(59)=尼崎市=が射殺された事件で、現場から逃走したとみられる車に乗り、京都市内で京都府警に銃刀法違反などの容疑で現行犯逮捕された無職朝比奈久徳容疑者(52)=愛知県江南市=が、「別の神戸山口組の組員を狙うために京都に向かった」などと話していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、朝比奈容疑者は、神戸山口組と対立する全国最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区)の元組員との情報がある。同容疑者は京都府警に確保された際、「(古川幹部への発砲は)自分がやった」と関与を認め、その後、別の神戸山口組系組員を襲う計画についても話したという。警察は、同容疑者が神戸山口組の組員を相次いで襲撃しようとしていた可能性があるとみて背景を調べる。
一方、逮捕時に同容疑者が所持していた自動小銃は、形状から米国製の可能性が高く、「個人で入手できるとは考えにくい」(捜査員)という。警察は発射の形跡などを鑑定するとともに、入手経路や組織的関与の有無を調べている。
山口組は2015年8月に分裂し、離脱派が神戸山口組を結成。17年4月には、さらに神戸山口組から分裂する形で指定暴力団任侠(にんきょう)山口組(尼崎市)が発足。三つどもえ状態となり、兵庫県内をはじめ各地で抗争事件が相次いでいる。
射殺された古川幹部も山口組から神戸山口組に移籍。その後、傘下組員の大半が任侠山口組に移るなど分裂騒動の渦中にいた。
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【産経新聞配信】
産経新聞・11月28日【防犯カメラ映像あり・小銃所持の容疑者「京都の別の組も狙っていた」 神戸山口組幹部射殺事件】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、銃を所持していたとして京都府警に現行犯逮捕された男が調べに対し、「別の神戸山口組系組織を狙い京都に向かった」などと供述していることが28日、捜査関係者への取材で分かった。京都市内が拠点の神戸山口組2次団体が次のターゲットだったとみられる。兵庫県警は週内にも、京都府警から男の身柄の移送を受けて殺人容疑で再逮捕する方針で、一連の目的を捜査する。
逮捕された男は愛知県江南市の無職、朝比奈久徳容疑者(52)。事件は27日午後5時5分ごろ、尼崎市内の路上で発生した。
両府県警の調べでは、古川幹部は至近距離から自動小銃で頭や腹などを狙い撃ちにされ、即死状態だったとみられる。現場の路上からは実弾の空薬莢(やっきょう)15個程度が押収された。朝比奈容疑者とみられる犯人は、銃撃後に現場から車で逃走。約1時間後に約40キロ離れた京都市内で京都府警の警察官が、逃走車両とナンバーの下4桁が一致した軽乗用車を発見した。1人でいた朝比奈容疑者が拳銃や自動小銃、実弾を所持し、警察官に拳銃を向けたため銃刀法違反などの疑いで現行犯逮捕した。
捜査関係者によると、警察の調べに対し朝比奈容疑者は「全部1人でやった。古川に30発ぐらい撃った」などと供述。さらに「別の神戸山口組系組織を狙い京都に向かった」などと話しているという。
神戸山口組は平成27年8月に5代目組長(故人)の出身母体である山口組2次団体の山健組組長ら直系組長13人が離脱し結成。警察庁は28年3月、両組織が対立抗争状態にあると認定した。今年4月以降、対立抗争が激化。10月までの間に両組織の本部がある神戸市内で銃撃や刺傷事件が3件発生し組員2人が死亡、2人が重傷を負った。事件を受け、全国4府県にある両組織の組拠点計19カ所の使用が制限されている。
朝比奈容疑者はもともと山口組傘下組織幹部だったが、山口組で取り扱いが禁じられている覚醒剤に手を染めたとして、平成30年12月に「破門処分」を受けたとされる。
警察当局は今回の事件も両組織間の対立抗争の一環だった可能性もあるとみて調べている。
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産経WEST・11月28日配信【犯行の自動小銃、米軍用と酷似 神戸山口組幹部射殺事件】
兵庫県尼崎市の路上で指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)が射殺された事件で、犯行に使用された自動小銃が主に米軍や同盟諸国の軍隊に配備されている軍用銃と酷似していることが28日、捜査関係者らへの取材で分かった。兵庫県警は一両日中にも、銃の所持容疑で京都府警に逮捕された男の身柄引き渡しを受け、殺人容疑で再逮捕する方針。識者は海外から密輸された正規品の模造銃が暴力団犯罪に使用されるケースがあると指摘しており、県警は事件の動機や銃の入手ルートなどを調べる。
捜査関係者によると、犯行に使用された自動小銃は米国が開発した軍用銃と酷似しているという。警察が押収した銃器の鑑定を進めている。
自動小銃は戦場で兵士が自らの命を守るために必須の装備で、正規品の軍用銃は米軍や米国と同盟関係にある国の軍隊などに配備。北大西洋条約機構(NATO)の加盟諸国や日本の自衛隊などが有事の際に相互提供を可能とするため、「5・56ミリNATO弾」と呼ばれる統一基準の実弾が使用されている。拳銃に比べて殺傷能力が高いことでも知られ、特殊な加工を施していない防弾チョッキだと貫通する恐れもあるとされる。
逮捕された男は愛知県江南市の朝比奈久徳容疑者(52)。27日午後5時すぎに尼崎市内で古川幹部を射殺した後、車で京都市内に逃走したとされる。約1時間後にパトロール中だった京都府警の警察官に所持していた拳銃を向けるなどしたため、銃刀法違反容疑などで現行犯逮捕された。
兵庫県警の調べでは、古川幹部は尼崎市内の路上で至近距離から頭や腹などに少なくとも十数発の実弾を受けたとみられ、ほぼ即死状態だった。
県警は今後、自動小銃の入手ルートの解明も進めるとみられるが、反社会的勢力に詳しいノンフィクション作家、溝口敦さんは、暴力団が銃器を海外から密輸するケースがあると指摘。「組員が闇ルートをたどって直接海外に買い付けに行くこともある。抗争を念頭に海外で大量の銃器を買い付け、貨物船で国内に運び込むことがある」という。
かつては拳銃「トカレフ」や自動小銃「AK47」(通称カラシニコフ)といった旧ソ連を中心とした共産圏諸国の銃器が国内に密輸され犯行に用いられた。だが、近年は米軍が駐留するなど米国と結びつきの強いアフガニスタンやフィリピンの闇組織が暴力団の買い付け先とされる。溝口さんは「現地では米軍の自動小銃の模造品が製造されている。連射機能や命中率の高さが暴力団の間で重宝されている」と説明する。
朝比奈容疑者は山口組直系「竹中組」の幹部だったが、山口組で取り扱いが禁じられている覚醒剤に手を染めたとして、平成30年12月に「破門処分」を受けたとされる。
竹中組は山口組4代目組長の出身母体。28年9月には兵庫県姫路市内の「武器庫」に拳銃5丁や散弾銃1丁などを隠し持っていたとして、組長らが銃刀法違反などで逮捕されている。
朝比奈容疑者は調べに対し「全部1人でやった。古川に30発ぐらい撃った」などと供述しているが、兵庫県警は今後、組側が組織的に関与した可能性も含めて捜査する。
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【日刊ゲンダイDIGITAL配信】
日刊ゲンダイDIGITAL・11月28日16:40配信【神戸山口組幹部で「三代目古川組」総裁の古川恵一氏が死亡 兵庫県尼崎市で射殺される】
《始まった“血の粛清”…神戸山口組幹部が機関銃で蜂の巣射殺》
指定暴力団6代目山口組ナンバー2の高山清司若頭(72)が10月18日に出所してから1カ月以上が経過した。この間、対立する神戸山口組の二次団体組長が立て続けに襲われる事件が起きたが、ついに一般市民も巻き込まれかねない“血の粛清”が始まった。11月27日、神戸山口組の幹部で傘下組織「三代目古川組」総裁の古川恵一氏が、兵庫県尼崎市で何者かに射殺されたのだ。
「古川氏は神戸山口組の幹部と言われていますが、しばらく前に実質的にヤクザ稼業は引退し、阪神尼崎駅の近くで居酒屋を細々と営んでいました。開店前の人気の少ない時間帯を狙らわれ、機関銃の弾を10発ほど被弾したようです」(捜査関係者)
恐ろしいのは、流血事件が起きたのが一般人が普通に暮らす場所だったことだ。尼崎市神田南通の事件現場の近くにはアーケード街があり、八百屋、自転車屋、惣菜屋など市民が集う店が所狭しと並んでいる。関西圏の番組などでも頻繁に登場する“市民の憩いの場”だ。実は古川氏は、今年7月にも何者かに殴られて負傷している。
古川氏が射殺された居酒屋の近所に住む住民が、日刊ゲンダイDIGITALの取材にこう語った。
「17時くらい前ですかね。ドン、ドン、ドンとタイヤをバットで思い切り立叩いたような大きな音がしました。驚いて外に出てみると警察の規制線が張られて野次馬が群がっていました。その筋と見られる方々もおりました」
例年、6代目山口組では12月13日に暴力団の正月に当たる「事始め式」が開催される。ナンバー2の出所によって分裂騒動終結に向けた動きかもしれないが、一般人は年の瀬の買い出しでも警戒しなければならないようだ。
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【神戸新聞NEXT配信】
神戸新聞NEXT・11月28日22:32配信【逮捕の男は山口組を偽装破門か 神戸山口組幹部射殺、現場には実弾28発】
兵庫県尼崎市の路上で27日夕、指定暴力団神戸山口組の古川恵一幹部(59)=尼崎市=が射殺された事件で、現場から発砲後の空の薬きょう15発と、不発だった実弾13発が見つかったことが28日、捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は、現場から逃走した車に乗っているところを確保され、京都府警に銃刀法違反容疑などで現行犯逮捕された無職朝比奈久徳容疑者(52)=愛知県江南市=の身柄を29日にも府警から引き受け、殺人容疑で再逮捕する方針。
捜査関係者によると、朝比奈容疑者は、神戸山口組と対立する全国最大の指定暴力団山口組(神戸市灘区)系の元組員とみられる。昨年12月に破門されていたが、破門は偽装だったとの見方もあり、警察当局は組同士の対立抗争事件の可能性があるとみている。
古川幹部は27日午後5時すぎ、尼崎市神田南通1の路上で顔や首、胸などを撃たれ、搬送先の病院で死亡が確認された。損傷が激しく、県警は28日、司法解剖の結果、死因は脳挫滅と心臓挫滅と発表した。
朝比奈容疑者とみられる男は古川幹部が倒れた後も執拗に撃ち続け、発射が計約30発にも上った状況から、県警は強い殺意があったとみている。約1時間後、現場から逃げた車が京都市内で見つかり、乗っていた朝比奈容疑者が自動小銃と拳銃を持っていたなどとして現行犯逮捕された。
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《この記事は週刊実話11月22日配信》
週刊実話・11月22日配信【神戸山口組 清崎幹部が刺傷 犯行に秘められた六代目山口組の“警告”
六代目山口組(司忍組長)・髙山清司若頭の出所から、ちょうど1カ月経った11月18日、神戸山口組(井上邦雄組長)の直系組長が襲撃される事件が起きた。被害に遭ったのは清崎達也幹部(四代目大門会会長=熊本)で、命に別状はなかったが、犯行には“警告”の意味が込められているとみられ、両山口組の間に漂う不穏さが増したのである。
事件発生の当日、清崎幹部は自身の大門会本部に滞在していた。熊本県が誇る名城・熊本城から約2キロの距離にあり、周辺には住宅や飲食店が建ち並ぶ。本部は片側1車線の通りに面しているため、ビル全体が離れた場所からでも確認できる立地にあった。午前8時50分ごろ、そこへ作業着姿の2人組が訪れ、インターホンを押したという。
「清崎幹部がインターホン越しに応対すると、『工事の件で来ました』などと答えたらしい。周辺でそういった案件があったのか、清崎幹部も不審に思うことなく玄関ドアを開けたようだ。その瞬間、犯人は包丁で切り付けた。本人が出てくることを予想していたのか、誰でもいいから応対に出た人間に危害を加えようとしたのか定かではないが、計画的な犯行であるのは間違いない」(他団体幹部)
刃物を所持していた点や、怪しまれないように工事業者を装った点などからは、周到な計画が練られていたことがうかがえる。しかも、2人組は切り付けた直後に逃走し、大門会本部から約1キロ離れた熊本中央警察署に出頭したのである。
「清崎幹部は左腕にケガを負ったが、縫う程度の傷で救急車も呼ばなかったのだろう。事件が発覚したのは“自首”によるもので、犯行を知らしめる必要があったと思われる」(同)
なぜ、わざわざ出頭して犯行を明らかにしたのか。その理由は、犯人らの素性が自ずと物語っていたのだ。
「出頭したのは、六代目山口組・青山千尋舎弟頭率いる二代目伊豆組(福岡)系組幹部と組員だった。県警は殺人未遂事件として事情を聞き、逮捕状を請求したそうだ」(九州の組織関係者)
伊豆組の本拠地とは県を跨ぐが、九州に本拠を置く神戸山口組直参は熊本の清崎幹部のみだった。しかも、清崎幹部は発足メンバーで組長秘書を務めていた時期もあり、動機は個人的なものではなく、山口組分裂に関わるものとみられた。
「秘書の頃は常に井上組長のそばにいて、熊本よりも井上組長のいる兵庫県神戸市に滞在していることのほうが多かった。だが、今は頻度が減り、犯人たちも熊本にいることを知っていたのかもしれない」(同)
神戸山口組の直参が直接的な被害を受けたのは、古川恵一幹部(兵庫尼崎)に次いで2人目だった。昨年3月7日、六代目山口組・十一代目平井一家(薄葉政嘉総裁=愛知)系組幹部らによって、古川幹部が自宅近くで“闇討ち”され、全治1カ月のケガを負った。
その後、任侠山口組(織田絆誠組長)も含めた対立とみられる事件が散発的に発生。今年4月18日には五代目山健組(中田浩司組長=兵庫神戸)の與則和若頭が三代目弘道会(竹内照明会長=愛知)系組員に刺され、その報復とみられる弘道会“神戸拠点”での組員銃撃事件が起きた。さらに、髙山若頭の出所直前となる10月10日には、山健組本部近くの路上で組員2名が、週刊誌カメラマンを装った弘道会系組幹部によって射殺されたのである。
★特定抗争指定より前に…
與若頭刺傷事件に端を発した“報復の連鎖”が起き、その最中に髙山若頭が出所。六代目山口組が出所後、初めて出した通達の中には「敵対組織からの組員引き抜きを禁じる」といった内容もあり、今になって、それが“宣戦布告”だったという見方もされているのだ。
「当初は、切り崩しによって火種が増えることを避けるためとも思われた。しかし、今回の清崎幹部への事件を受けて、実は本格的な武力行使を開始するため、これ以上の引き抜きは必要ないと判断していた可能性もある。しかも、ターゲットを端から直参に絞っていたとしたら、今後、抗争拡大は免れないだろう」(業界ジャーナリスト)
九州では、宮崎県で昨年6月から六代目側・四代目石井一家(生野靖道総長=大分)と神戸側・池田組(池田孝志組長=岡山)の対立事件が断続的に起きており、11月7日には池田組系組長が襲撃され、その10日後となる17日、今度は石井一家系組長らが池田組系組員によって襲われた。
「清崎幹部の事件で神戸山口組側が報復に動くとしたら、次は福岡でも事件が起きかねない。互いに攻撃を仕掛ける“動機”がある以上、さらに血が流れることさえ考えられるだろう。しかし、神戸で報復の連鎖が起き、九州でも始まったら収拾がつかなくなる。ましてや、事務所の使用制限はもちろん、組員5人以上が集まることで逮捕も可能となるなど、厳しい規制が掛けられる『特定抗争指定』の可能性が囁かれている。犯行に及ぶリスクは以前よりも確実に増した」(同)
ただ、六代目山口組総本部や神戸山口組本部などに使用制限の仮命令が出た時点で、すでに両組織とも特定抗争指定を意識しているとの意見もある。
「仮命令が出たことで、本命令も出るのは予想されとったはずや。分裂が終わるまで使用制限が続くやろうし、次に事件が起きれば特定抗争指定の可能性が高まるのも承知の上やろ。せやから、身動きが取れなくなる前に『やってまえ』となるんやないか。小競り合いレベルやなく、六代目側は分裂終結に近づくアクションを、神戸側は存続を懸けた攻勢に打って出るかもしれん」(関西の組織関係者)
前号でも触れたが、11月11日には神戸山口組が神戸市内で食事会を開催。極秘で開かれ、直系組長ですら一部にしか場所が知らされていなかったという。
「実質の定例会とみられ、井上組長はもちろん、中田若頭代行も2カ月ぶりに出席しとったようや。通常ならば、ものの数分で終わるんやが、この日は午後2時すぎから約1時間以上に及んだとも聞くで。通達は、神戸山口組の行事に関することや年末年始休みの日程なんかやったようやが、それだけで長時間も顔を合わせとるとは思えんからな。より結束を固め、対六代目山口組への戦略も練られたんやないか。せやから、極秘で集まったんやろ」(同)
髙山若頭の出所によって、分裂抗争は新局面を迎えた。それは、勝敗を分ける最終戦となるのか――。
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極道社会の新年にあたる「事始め」となる12月13日がひとつの山場になるのではないかと言われているようです。
その日までにはそれなりの結果を出そうと両陣営が敵対する組織の幹部級を狙い続けることになるのでしょうか?それともどちらかの組織が消滅するまで抗争は続くのでしょうか?
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