第3弾!「入札前に落札社を予想する」ビルメンテナンス業に関する記事を転載しました
新年度の入札シーズンが近付いてきた。
今年はどの様なミラクルが起こるか私なりに予測してみた。
まずは今月中に予定されている鹿児島市役所本庁舎の清掃業務入札についてだが、これまでの経緯を考えると、現在本庁舎の清掃業務を行なっている鹿児島県ビルメンテナンス協会長の会社であるビルメン鹿児島が99,99%の確率で落札すると当ブログは予想している。(※落札額の落札率予想は96,18%〜98,55%)
発注者である鹿児島市の担当課や鹿児島県ビルメンテナンス協会加盟社の大多数の方々も、おそらくビルメン鹿児島が落札するだろうと思っているに違いない。
「指名メンバーで正々堂々と競争入札を行なった!」
「談合だと思うなら証拠を示せ!」
このレベルの反論で疑惑の目をかわそうとするに違いない。
談合が行われるか談合が行われないかまでは現時点で言及する訳にはいかないが、ただ言える事は私の見立て通りに事が進むはずだ。
ビルメン鹿児島が落札するであろうと、ビルメンテナンス業界の方々も私同様そう思っているに違いない。
鹿児島市民、発注者、公正取引委員会、捜査機関の皆さんには是非とも「鹿児島市本庁舎清掃業務入札」に注目していただきたいと思う。
また、鹿児島市役所本庁舎清掃業務入札とは別の物件になるが、鹿児島県庁行政棟の清掃業務入札の行方も気になるところだ。
昨年、鹿児島県ビルメンテナンス協同組合の顧問に鹿児島県ビルメンテナンス協会の会長である野元氏が就任、理事長に井料英明氏が就任した。
井料氏は「定款をもとに、中央会や協会の指導を仰ぎながら、事業活動の中で人手不足を含め、労働者支援の在り方を職業訓練校に近いかたちで、受け皿をつくっていきたい」と、就任の抱負を語った。
ここで気になることは先ずは協同組合の顧問に協会会長が就任したということだ。
井料氏は先の就任抱負の中で「協会の指導を仰ぎながら」と述べている。何故?協同組合の理事長が協会から指導されなければならないのか?
協同組合の存在意義が危ぶまれる発言に聞こえて仕方ない。
言葉は悪いが既に協同組合は協会に飲み込まれてしまっているのではないかとさえ思える。
聞くところによると・・・鹿児島県庁の行政棟の受注に関して数社が幾つかの持論を主張しているようだ。
1つ目は、「元々うちの会社が抱えていた物件だ!」・・・要するに、協同組合は入札に参加すべきではない!大手のみが指名されるべきだ!そのように主張しているように聞こえる。
2つ目は、「鹿児島県庁は県発注の物件の中でも大型物件だ」「業界と企業育成の観点から出来ることなら協同組合で受注し1社でも多くのビルメンテナンス会社に仕事のチャンスを与えるべきだ」・・・大手が大型物件を1社で独占するよりも、多くの会社が公共工事に参加出来る機会を業界全体でお膳立てすべきであると考えているのだろう。
対極的意見である。
どちらの主張が正しいのか・・・既に答えは出ている。
正しいとか正しくないとか議論の余地はない。数の論理でどちらの陣営が過半数の支持を得られるかに尽きる。
今の政治と同じ構図だ。
おそらく鹿児島県庁の行政棟入札については何らかの変更が予測される。
まさか建設業と同様の総合評価方式が採用されることはないと思うが、大手が既得権を得るためには何が起きても不思議ではない。
既得権との表現は失礼極まりないとお叱りを受けそうだが、鹿児島県ビルメンテナンス業界大手数社で執行された入札結果を見るとそう言わざるを得ない。
公共工事を受注する土木、建築、水道、電気、造園、全ての業者に尋ねたとする・・・「あなた方が入札に参加した場合、談合なしで97%、98%、99%で容易に落札出来ますか?」
おそらく多くの企業が「ノーコメント」と答えるはずだ。
匿名を条件に同じ質問をすると次の答えが帰って来る・・・「今の時代で競争せずに97%〜99%で落札出来る筈がない」・・・
発注者も分かってはいるが面倒くさいことには首を突っ込まない。そもそもその手の話は警察もしくは公正取引委員会の仕事だと思っている。
指導は出来ても捜査権がないことからそれもいた仕方ないが、意図的ではないだろうが結果的に一部の大手の思惑に協力するようなことにならぬよう最大限気をつけていただきたい。
過去、鹿児島県の建設業界も談合にまみれていた時代があった。公正取引委員会の立ち入り検査が行われ「膿」は出された。
それまでの97%〜99%の落札率が、立ち入り検査後に87%〜95%まで下がることとなった。
この結果が何を意味するか中学生でも理解出来るはずだ。
鹿児島市役所本庁舎清掃業務入札と同様、鹿児島県庁行政棟の入札が今月執行される。
本年度の入札資格が昨年度と比べ変更されているか見ものである。
変更後に「行政が自身の裁量権に基づき変更したに過ぎず、鹿児島県ビルメンテナンス協会ならびに鹿児島県ビルメンテナンス協同組合がそのことに言及出来ぬし、言及すべきではない」などとほざいた暁には、鹿児島県ビルメンテナンス協会と鹿児島県ビルメンテナンス協同組合の存在意義がないどころか存在価値無しと言える。
今月執行される鹿児島県庁行政棟入札についての当ブログの予想は、第一に「入札参加資格の変更」第二に「落札業者ビルメン鹿児島」この2点である。
鹿児島市役所本庁舎清掃業務入札も含めると3つの予想となるが、果たしてどの様な結果となるか・・・
次号へ続く
[参考] 鹿児島市役所本庁舎清掃業務H26年・H27年度分入札結果。
平成26年3月25日・落札業者・ビルメン鹿児島(落札率96,94%)
平成27年3月25日・落札業者・ビルメン鹿児島
(落札率98,84%)
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今年はどの様なミラクルが起こるか私なりに予測してみた。
まずは今月中に予定されている鹿児島市役所本庁舎の清掃業務入札についてだが、これまでの経緯を考えると、現在本庁舎の清掃業務を行なっている鹿児島県ビルメンテナンス協会長の会社であるビルメン鹿児島が99,99%の確率で落札すると当ブログは予想している。(※落札額の落札率予想は96,18%〜98,55%)
発注者である鹿児島市の担当課や鹿児島県ビルメンテナンス協会加盟社の大多数の方々も、おそらくビルメン鹿児島が落札するだろうと思っているに違いない。
「指名メンバーで正々堂々と競争入札を行なった!」
「談合だと思うなら証拠を示せ!」
このレベルの反論で疑惑の目をかわそうとするに違いない。
談合が行われるか談合が行われないかまでは現時点で言及する訳にはいかないが、ただ言える事は私の見立て通りに事が進むはずだ。
ビルメン鹿児島が落札するであろうと、ビルメンテナンス業界の方々も私同様そう思っているに違いない。
鹿児島市民、発注者、公正取引委員会、捜査機関の皆さんには是非とも「鹿児島市本庁舎清掃業務入札」に注目していただきたいと思う。
また、鹿児島市役所本庁舎清掃業務入札とは別の物件になるが、鹿児島県庁行政棟の清掃業務入札の行方も気になるところだ。
昨年、鹿児島県ビルメンテナンス協同組合の顧問に鹿児島県ビルメンテナンス協会の会長である野元氏が就任、理事長に井料英明氏が就任した。
井料氏は「定款をもとに、中央会や協会の指導を仰ぎながら、事業活動の中で人手不足を含め、労働者支援の在り方を職業訓練校に近いかたちで、受け皿をつくっていきたい」と、就任の抱負を語った。
ここで気になることは先ずは協同組合の顧問に協会会長が就任したということだ。
井料氏は先の就任抱負の中で「協会の指導を仰ぎながら」と述べている。何故?協同組合の理事長が協会から指導されなければならないのか?
協同組合の存在意義が危ぶまれる発言に聞こえて仕方ない。
言葉は悪いが既に協同組合は協会に飲み込まれてしまっているのではないかとさえ思える。
聞くところによると・・・鹿児島県庁の行政棟の受注に関して数社が幾つかの持論を主張しているようだ。
1つ目は、「元々うちの会社が抱えていた物件だ!」・・・要するに、協同組合は入札に参加すべきではない!大手のみが指名されるべきだ!そのように主張しているように聞こえる。
2つ目は、「鹿児島県庁は県発注の物件の中でも大型物件だ」「業界と企業育成の観点から出来ることなら協同組合で受注し1社でも多くのビルメンテナンス会社に仕事のチャンスを与えるべきだ」・・・大手が大型物件を1社で独占するよりも、多くの会社が公共工事に参加出来る機会を業界全体でお膳立てすべきであると考えているのだろう。
対極的意見である。
どちらの主張が正しいのか・・・既に答えは出ている。
正しいとか正しくないとか議論の余地はない。数の論理でどちらの陣営が過半数の支持を得られるかに尽きる。
今の政治と同じ構図だ。
おそらく鹿児島県庁の行政棟入札については何らかの変更が予測される。
まさか建設業と同様の総合評価方式が採用されることはないと思うが、大手が既得権を得るためには何が起きても不思議ではない。
既得権との表現は失礼極まりないとお叱りを受けそうだが、鹿児島県ビルメンテナンス業界大手数社で執行された入札結果を見るとそう言わざるを得ない。
公共工事を受注する土木、建築、水道、電気、造園、全ての業者に尋ねたとする・・・「あなた方が入札に参加した場合、談合なしで97%、98%、99%で容易に落札出来ますか?」
おそらく多くの企業が「ノーコメント」と答えるはずだ。
匿名を条件に同じ質問をすると次の答えが帰って来る・・・「今の時代で競争せずに97%〜99%で落札出来る筈がない」・・・
発注者も分かってはいるが面倒くさいことには首を突っ込まない。そもそもその手の話は警察もしくは公正取引委員会の仕事だと思っている。
指導は出来ても捜査権がないことからそれもいた仕方ないが、意図的ではないだろうが結果的に一部の大手の思惑に協力するようなことにならぬよう最大限気をつけていただきたい。
過去、鹿児島県の建設業界も談合にまみれていた時代があった。公正取引委員会の立ち入り検査が行われ「膿」は出された。
それまでの97%〜99%の落札率が、立ち入り検査後に87%〜95%まで下がることとなった。
この結果が何を意味するか中学生でも理解出来るはずだ。
鹿児島市役所本庁舎清掃業務入札と同様、鹿児島県庁行政棟の入札が今月執行される。
本年度の入札資格が昨年度と比べ変更されているか見ものである。
変更後に「行政が自身の裁量権に基づき変更したに過ぎず、鹿児島県ビルメンテナンス協会ならびに鹿児島県ビルメンテナンス協同組合がそのことに言及出来ぬし、言及すべきではない」などとほざいた暁には、鹿児島県ビルメンテナンス協会と鹿児島県ビルメンテナンス協同組合の存在意義がないどころか存在価値無しと言える。
今月執行される鹿児島県庁行政棟入札についての当ブログの予想は、第一に「入札参加資格の変更」第二に「落札業者ビルメン鹿児島」この2点である。
鹿児島市役所本庁舎清掃業務入札も含めると3つの予想となるが、果たしてどの様な結果となるか・・・
次号へ続く
[参考] 鹿児島市役所本庁舎清掃業務H26年・H27年度分入札結果。
平成26年3月25日・落札業者・ビルメン鹿児島(落札率96,94%)
平成27年3月25日・落札業者・ビルメン鹿児島
(落札率98,84%)
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